日本人の平均寿命は男性で81.0歳、女性で87.2歳と最高齢を更新。しかし、平均寿命の高齢化に伴い、骨粗しょう症を患う人は今や1280万人と言われる。
人生100年時代に向けて、年を取ってからも健康に過ごすために必要なこととは?



ロコモティブシンドローム(運動器症候群)という言葉をご存じだろうか。
これは、日本整形外科学会が提唱している筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板などの運動器の機能低下が、日常の動作に支障をきたす状態のこと。
運動不足が常態化している昨今では、高齢者だけでなく子どもにも増えているという。

まずは、この動作ができるかをご確認いただきたい。
「40cmの高さの台から、反動を付けずに立ち上がり、3秒間静止。」

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この動作に自信がない人は、2018年12月15日発売の『ビッグイシュー日本版』349号の特集「からだの声を聞く」をご覧いただきたい。

車にはねられて大けがを負い、交通事故で思うように動かせない体になったことをきっかけに、人生100年時代の体の基本動作に思いを馳せ、様々な情報を収集し体をつくりなおしたノンフィクション作家のかじやますみこさん。

坐るという動作は実は体には負担が大きいなどの目ウロコな情報をはじめ、かじやまさんが立つ・歩く・坐るという日常の動作で気を付けたいことをレクチャー。

特集内では、「なぜ鼻の穴は二つあるのか」などの身近な疑問をテーマに、順天堂大学教授の坂井建雄さんが人体の神秘について語る。
自身の体と末永く仲良く付き合うコツをつかみたい。

関連・参考図書
人生100年、自分の足で歩く』かじやますみこ/プレジデント社
健康長寿は靴で決まる』かじやますみこ/文春新書
面白くて眠れなくなる人体』坂井建雄/PHP文庫
世界一美しい人体の教科書』坂井建雄/ちくまプリマー新書


・スペシャル企画:ボブから学んだ5つの人生哲学
・リレーインタビュー。私の分岐点:小島慶子さん
・国際:生きる希望を生む「キベラスラム」。先進国の思惑からむ開発と強制撤去
・国際:格安ジーンズ、9ヵ国を旅してドイツに届く。他国に押しつける本当のコスト
・ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理:「両親の介護でほぼ毎日が終わります」に、介護離職を機にホームレスになった販売者が回答 
など、盛りだくさんです。ぜひ、路上にてお買い求めください。









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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。