2021年10月15日発売のビッグイシュー日本版417号の紹介です。
表紙は「デヴィッド・ボウイ」、特集は「土と微生物と」です。

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スペシャル企画:デヴィッド・ボウイ(インタビュー ジョニー・フリン)

次々と自身の姿を変えながらも愛され続けてきた英国のロックスター、デヴィッド・ボウイ。その名を世に知らしめた別人格「ジギー・スターダスト」が誕生するまでを描いた映画『スターダスト』が10月8日から公開されています。ボウイ役を演じた俳優・歌手のジョニー・フリンが、奇才の伝記映画に挑んだ思いを語ります。



特集:土と微生物と

「水の惑星」地球は、「土の惑星」でもあります。土があるからこそ地球は命を育む星になりました。地球上の12種類の土を探し求め研究してきた藤井一至さん(森林総合研究所)は、食卓の食べ物の95%が土に由来すると言います。たとえば「朝食は“チェルノーゼム”で育てた小麦パンに、北欧の“ポドゾル”でとれたブルーベリー・ジャム。お昼はアジア熱帯雨林と“強風化赤黄色土”が育む香辛料(ウコン)を使ったカレーライスと“黒ぼく土”でとれた野菜サラダ……」というように。

一方、土の中には植物の生育を助け、医療薬ともなる無数の微生物が棲んでいます。土壌微生物研究者の染谷孝さん(佐賀大学名誉教授)は、「蛍光顕微鏡で観察できるようになって、土壌1g 中に100億個もの細菌の存在が判明。しかし、その99%は未知」だと言います。
枝元なほみさんからは“土と微生物”についてのエッセイと料理が届きました。


国際:ドイツ、元路上生活者、無料シャワー付きバスを走らせる

元路上生活者のドミニク・ブローは自身が身体を洗えず苦しんだ経験から、友人たちと約2200 万円を調達し、シャワー付きのバスを開発しました。現在、ハンブルク市内をほぼ毎日走らせ、行政に代わって誰でも利用しやすい衛生施設を提供しています。

国際:米国、コロナ禍で銃の売上急増、600 万人の母親たちの願い

米国ではコロナ禍により人々の不安や恐怖心が増大し、銃の売り上げが急増したという報告があります。“開拓者精神”やハンティングの伝統、憲法などにより「銃所持の禁止」までは厳しい道のりですが、まずは銃犯罪や子どもの被害を減らすべく、母親たちによる団体「Moms Demand Action」の活動が存在感をみせています。オレゴン州のストリート誌がレポートします。

表現する人:その時、存在するものすべてを描く「都市鳥瞰図」

その時点で存在するものをすべて遠近感なく描く、都市鳥瞰図。神戸市で生まれ育った青山大介さんは、建物の窓、屋上にある室外機、街路樹の本数……正確さにこだわって街の風景を描きます。「県立兵庫津ミュージアム」の22年の開館に向け、古くから港町として栄えた神戸・兵庫津地域の、153年前を描く鳥瞰図の作成にも取りかかりました。

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ビッグイシュー日本版』417号

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)