2022年2月15日発売のビッグイシュー日本版425号の紹介です。
表紙は「オードリー・タン」、特集は「『でこぼこ』風景 日本列島の不思議」です。

スペシャルインタビュー:オードリー・タン
台湾のデジタル担当大臣として、新型コロナウイルスの感染拡大防止などに大きく貢献。日本のみならず、世界中から注目を集めるオードリー・タン。その仕事はデジタルの力を使って“民主主義をアップデート”し、包摂社会をつくり出そうとするものです。
社会変革、ホームレス問題、AIなどをめぐる、オードリーさんの哲学とは? ビッグイシュー日本版がオンラインでインタビューしました。
▼インタビューサマリー版
▼インタビューサマリー版
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特集:「でこぼこ」風景 日本列島の不思議
1月15日、南太平洋のトンガ諸島で起きた海底火山の大規模噴火は、立ちのぼる噴煙の映像と共に、私たちに衝撃をもたらしました。地形をつくる火山や地震、大雨による山崩れなどを研究してきた鈴木毅彦さん(東京都立大学教授)は、その時の心境をこう語ります。
「人々が暮らす噴煙の下の島々がどうなっているのか、最初に見た映像に最悪のシナリオが頭の中を駆け巡りましたが、その後、復旧作業の様子が放映されてほっとしました……。海底火山とトンガの首都は約65㎞しか離れておらず、日本各地の都市でも同じことがいつ起きてもおかしくない。もし同じ規模の噴火が箱根で起きれば、神奈川県中部の街でも被害を受けます」
一方で、「時間をかけて地形ができたため、地平線が続く米国などと違って、起伏に富む日本列島の“でこぼこ”風景は見応えがある」とも言います。
「たとえば奈良盆地だと、東側と西側にある山の直線的な境目には、断層があります。そのパターンを知っていれば、東北の横手盆地や中部地方の甲府盆地、松本盆地などを見た時に、『この境目には断層があるかもしれない』と応用が利きます」
風景を読めるようになると、初めて訪れた土地でも、その地形の成り立ちが見えてきます。そんな「でこぼこ」風景の秘密を探る旅へ、ようこそ。
映画:テニス界の王者、ウィリアムズ姉妹の成長物語『ドリームプラン』
昨年の全豪オープンで大坂なおみ選手との一戦も記憶に新しい妹セリーナ・ウィリアムズと、白人中心だったテニス界に風穴を開けたといわれる姉ビーナス・ウィリアムズ。ウィル・スミス演じる父リチャードとテニス界のスター姉妹を描いた、2月23日全国公開の伝記映画『ドリームプラン』について、キャスト、監督、ビーナスが語ります。
ビッグイシュー・アイ:シェフは在日アジア女性。神戸アジアン食堂バルSALA
2011年の福島第一原発事故後、被曝への不安を訴える声をうけて、放射性物質の影響が少ない地域で子どもや親を一時的に受け入れる「保養」の取り組みが、市民によって全国で始まりました。そんな保養活動の10年とコロナ禍に置かれた現在について、保養をすすめる関西ネットワーク(ほようかんさい)の宇野田陽子さん、小野洋さんが語ります。
『ビッグイシュー日本版』425号
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ビッグイシューについて

ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)