2024年6月15日発売のビッグイシュー日本版481号の紹介です。
表紙&特集は「まちに座る」、スペシャルは「エイミー・ワインハウスが遺したもの」です。
リレーインタビュー 私の分岐点:山口香さん
第1回全日本女子体重別選手権大会で最年少優勝し、以後10連覇を達成。世界選手権では4個の銀メダルと、日本女子初の金メダルを獲得し、引退後は日本オリンピック委員会(JOC)理事などを歴任、現在は筑波大学で教授を務める山口香さん。コロナ禍は、山口さんにとってもスポーツ界にとっても一つの分岐点になったと語ります。コロナ禍の真っ只中で開催か否かで論争があった2020年の東京五輪の際、当時JOCの理事を務めていた山口さんが、日常もままならない状況でのオリンピック開催に感じた大きな違和感とは?
スペシャル企画:エイミー・ワインハウスが遺したもの
ソウルミュージック屈指の名盤として知られる『Back to Black』を2006年に発表、世界中で大反響を巻き起こしながら、11年に27歳の若さで急逝した英国のシンガーソングライター、エイミー・ワインハウス。彼女は生前、依存症であることを公表し、その闘いを歌詞にも綴ったことで知られています。
そんな彼女の思いを引き継ぎ、16年に設立された「エイミーズ・プレイス」は、薬物依存症と闘う若い女性たちに支援付き住宅を提供、エイミーの“特別な遺産”として存在しています。
特集:まちに座る
まち歩きで疲れたら、少し休んだり、風景や道行く人を眺めたり、どこかに座りたくなりませんか? すると、目線が低くなり、まちと世界の景色が一変します。そんな“まちに座る”ことを楽しむ人たちが増えつつあります。
ビールケースを使った「置きベン」で、立ち寄った人と対話する「対話之町京都ヲ目指ス上京」、高齢者がまちを歩く時の“歩き継ぎ”のため、自作のベンチを設置する「とまり木休憩所・おでかけベンチ協働プロジェクト」(京都)、人々の思い出のある椅子をワークショップで赤色に塗り、まちに配置する「赤い椅子プロジェクト」(東京・吉祥寺)、大阪の「赤いベンチプロジェクト」、モバイルこたつを片手に、まちのすき間でこたつを楽しむ「流しのこたつ」(大阪)。そして、元は室内用の椅子を野外に置いて活用する「野良イス」をウォッチする人Mr.tsubakingさん。
公共空間の楽しみ方を追求している笹尾和宏さんからは、“まちに座る”を楽しむエッセイが届きました。
ふくしまから:ALPS処理汚染水の海洋放出から9ヵ月
東京電力福島第一原発のALPS処理汚染水の海洋放出が2023年8月、福島県漁業協同組合連合会が反対する中で強行されました。その中で、相馬郡新地町の漁民、小野春雄さん(72歳)は、今年3月の放出差し止め訴訟の原告となり、意見陳述も行いました。
第1回の海洋放出から9ヵ月経った今年5月、小野さんは差し止めに向けて1ミリもあきらめてはいませんでした。
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https://www.bigissue.jp/2022/09/24354/
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ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)