アフリカのマラウイ視察と活動10年目の思い(知花くらら)

現在路上で発売中の296号(2016/10/1発売)から、読みどころをピックアップいたします。

スペシャルインタビュー:知花くらら

296_01s


296号(10/1号)の表紙は、知花くららさん。

2006年にミス・ユニバース世界大会に入賞した経験が有名ですが、現在モデルとして活躍するかたわら、飢餓のない世界を目指す「WFP国連世界食糧計画」の日本大使としてアフリカや東南アジアなど食糧難の地域への現地視察を行い、日本国内で積極的に現地の声を伝える活動を10年前から行っています。そんな彼女がアフリカのマラウイ視察と活動10年目の思いを語っています。

スペシャルインタビュー


世界最貧国を襲った洪水と干ばつ、そのなかにあっても大きな希望

国民一人あたりの年間所得が350ドルと世界でも最下位から数えて3番目のマラウイ。
5歳未満の子どもの4割は慢性的な栄養不足、15歳から49歳の人口の10人に1人がHIVに感染している国を、昨年から洪水と大干ばつが襲っているといいます。

被害地域の惨状のなかにも、自立支援の現場に大きな希望を感じたという知花さん。
「未来への種まき」が着実に行われていると感じたというその取り組み、また「給食プログラム」と恋に落ちた理由を紹介しています。
また、モデルをしながらの活動には、世間の辛辣なバッシングを受け、葛藤もあったそうで、「自分の身を100%捧げて現地で活動しない自分は中途半端ではないのか」と最初の数年間は悩んだそう。そんな時に彼女の気持ちをすっと軽くした言葉がグッときます。

100%やらなくても10でも1でもいい。

それは0よりずっといいから。
 

途方もない問題に対して、自分に何ができるか?と考えた時に、自分にもできることがきっとある、と思わせてくれるすてきな言葉です。

たとえばスマートフォンでこの記事をご覧の方は、WFPのスマートフォンアプリ「FOODeliver」(ダウンロード無料)をチェックしてみてください。
WFPの活動や現状の状況を手軽に読むことができるほか、紛争や災害などの緊急時には、緊急支援活動の開始をいち早く通知でお知らせしてくれます。そして、FOODeliverの支援にもなります!
 
header-logo
 

「10年の活動の中で、3・11の後手ごたえを感じる」

日本で飢餓を想像するのは難しいことですが、私自身はまずは世界で今何が起こっているのかを知るところからだと思っているんです。

マラウイで見た現実もそうですが、何が起こっているかを知れば、それを自分はどう感じ、何ができるのかを考えていくことができる。

今はWebやSNSで様々な情報を手に入れることができますから、関心のある情報を手繰り寄せていただいて、“知る”というところから一緒に始めていきたいなと思っています。

と語る知花さん。
知花さんが現地で実際に出会った人たちの言葉やエピソードが掲載されていますので、ぜひ販売者さんから購入のうえ、チェックしてみてください。

知花くららさんのインタビューは本誌で!

知花さんのインタビューは誌面でご覧ください。「ビッグイシュー日本版」は日本全国の路上で販売しています。

『ビッグイシュー日本版』の購入

『ビッグイシュー日本版』は、全国の路上で販売者からお買い求めいただけます。お近くに販売者がいない場合は、委託販売・定期購読・通信販売でのご購入もご検討ください。