「Jupiter」でデビューの平原綾香、2度の震災を経て30代で「平原綾香Jupiter基金」を立ち上げた想い

ビッグイシュー298号から、スペシャルインタビューの読みどころのご紹介その1です。

2003年に「Jupiter」でデビューしてはや13年、32歳になった平原綾香さん。彼女の想いと、彼女が楽曲を提供した11月18日公開の映画「マイ・ベスト・フレンド」の予告動画の紹介です。

“支えてくれていつもありがとう。ちゃんと叱ってくれていつもありがとう。”の感謝の曲が映画のテーマ曲に

もともと平原綾香さんが家族、友人、ファンなど、自分を支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを込めて作った歌「STAR」。この歌詞が、「マイ・ベスト・フレンド」で描かれている“友情”のテーマにぴったり合っているということで映画のテーマ曲として選ばれたという。
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「マイ・ベスト・フレンド」2016年11月18日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国にてロードショー 配給:ショウゲート。トニ・コレット、ドリュー・バリモアが演じる二人の友情を描いた物語。

平原さんは『マイ・ベスト・フレンド』は30代で観た映画の中で、一番好き、と語る。
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年を重ねると主人公になりきったり、物語にのめりこんだりすることって少なくなるように思います。でもこの映画の中で繰り広げられる二人の話は、私にとってものすごくリアリティがあって、観終わった後涙が止まりませんでした。

「STAR」はアルバム「LOVE」に収録。(下記サイトで視聴も可能)
  LOVE

デビュー後起こった中越地震で「Jupiter」が被災者の応援歌に。
東日本大震災で言葉の限界を感じて話せなくなるが…

 19歳でデビュー以来、一気にスターダムに押し上げられた平原さん。
うれしい反面、「曲が独り歩きしている感じ」で自信が持てなかったという。

しかし起こった中越地震で「Jupiter」がラジオで繰り返し流され、その歌詞が人々を励まし、被災者の応援歌になっていき、覚悟を決めたという。
長岡花火大会では今も「Jupiter」をBGMに花火が打ち上げられて今も復興祈願花火として毎年続けられている。


その後もぶれない想いで歌い続けたが、東日本大震災が発生し、その心は折れかける。

歌うことで人の役に立ちたい」という小さな決意をすべて吹き飛ばすような出来事で、(中略)言葉の限界を感じ、しゃべれなくなってしまいました

この状態から、彼女がどう気持ちを立て直していったのでしょうか・・・!
続きは、298号の「スペシャルインタビュー」をご覧ください。

現在の彼女は、「平原綾香Jupiter基金」を立ち上げ、その時最も困っている人を助けたいという思いから、毎年支援先を決めていくそう。チャリティコンサートも精力的に開催されています。