6月15日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は真木よう子さん、特集は「“風”とおる暮らし」です

6月15日発売のビッグイシュー日本版337号の紹介です。

表紙・スペシャルインタビューは真木よう子さん、特集は「“風”とおる暮らし」です。

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リレーインタビュー。私の分岐点:女優 西田尚美さん

モデルとしてファッション誌で活躍後、女優に転身。その後、数々の映画や舞台などに出演してきた西田尚美さん。「人生には“絶対”なんてない」と言い、分岐点はいつも「周囲の言葉に促されていることが多い」と語ります。果たして、そこに込められた思いとは?

スペシャルインタビュー:真木よう子さん

大阪で小さな焼肉店を営む在日韓国人の物語を描き、数々の演劇賞を総なめにした伝説の舞台『焼肉ドラゴン』。この映画化にあたって3姉妹の長女役を演じた真木よう子さんが、映画のテーマともなった家族の絆と自らの女優人生を語ります。

映画『焼肉ドラゴン』 予告編

特集:“風”とおる暮らし

今、人々が集まって社会の縛りから距離をおき、ルールのない、自由で風通しのよい暮らしをつくる動きがあります。

九州の西端、熊本県の宇土半島の真ん中、海を見下ろす1万坪の広大な土地に「三角エコビレッジ サイハテ」はあります。子どもと大人合わせて27人が暮らす、衣食住+文化循環型のエコビレッジです。「お好きにどうぞ」が合言葉。ルールもリーダーもなく、それぞれが「やりたいこと」をやるという自由なコミュニティです。
一方、神奈川県の横浜にある「ウェル洋光台」は、元社員寮を住人たちがリノベーションしたシェアハウス。子どもと大人、海外の人など31人が暮らしています。共用部分の掃除なども“ルールや役割”がなく、運営スタッフもいません。暮らしがメンバーの“贈りあい”で成り立ち、廊下には本、共有棚には住人が仕込んだ味噌樽などの贈り物が並びます。
パーマカルチャーの考え方も参考に“風”とおる暮らしを営む、二つのコミュニティを訪ねました。

国際:分離壁に引き裂かれる、パレスチナ人カップルたち

今年5月、米国・トランプ政権が在イスラエル大使館をエルサレムに移転したことで抗議活動が激化し、多数の死者も出ているパレスチナ。国際社会が目指した中東和平はますます遠のく一方で、結婚して一緒に住むという普通のことが、困難なパレスチナ人カップルたちがいます。

滝田明日香のケニア便り:マサイマラの野生動物を空から保護する

野生動物獣医になりたいと、18年前にケニアに移り住んだ滝田明日香さん。ナイロビ大学で獣医師免許を取得、ジステンパーウイルスの予防接種、ゾウの密猟対策などの仕事を続け、昨年の秋にはケニアで外国人として初めて野生動物の治療ができる許可を得ました。
その喜びもつかの間、突然、腰の激痛が滝田さんを襲います。原因は広大なマサイマラ保護区を車で走りすぎたことでした。もはや車の運転は不可能とドクターストップがかかった滝田さんは、小型飛行機のライセンスを取って野生動物保護の仕事を続けようと決意。寄付を募って集まった資金をもとに、フライトスクールに通い始めた滝田さんから便りが届きました。

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理:特に楽しみがなく一日を長く感じます 

今回のお悩み相談は、73際の男性から。「定年になってからだいぶ経ち、子どもたちもとっくに巣立ち、毎日、テレビを見て、時々誰かと話すぐらいで、特に楽しみがありません。」。これに76歳の販売者と料理研究家の枝元さんが回答します。