こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部のイケダです。現在発売中の243号より読みどころをピックアップいたします。


「家にあるマンガを回収され、校庭で燃やされたこともありました」

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最新号のなかでもっとも印象的だったのは、冒頭に掲載されている「リレーインタビュー 私の分岐点」。今回は「ガラスの仮面」などの著作で知られる漫画家の美内すずえさんがお話くださいました。

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驚くべきことに、美内さんが幼い頃、マンガは「禁止」の対象だったそうです。

当時、漫画は"悪書"とされていたんですよ。小学校から「家にある漫画本を持ってきなさい」と言われ、回収された本を校庭で燃やすということもありました。今では考えられないけれど、漫画は子どもに悪い影響を与えると多くの大人が思っていた時代だったんです。

それでも漫画が大好きな美内さん、貸本屋で漫画をレンタルしていたところ、母にツケが回ってきて「漫画禁止令」を出されます。運命は不思議なもので、これが彼女を漫画家の道に向かわせるきっかけとなります。

「漫画を読むならお小遣いを上げない!」。"漫画禁止令"が出たわけです。いったいどうやったら大好きな漫画を読むことができるんだろうって幼心に真剣に考えるうち、ぱっとひらめいたんです。

「そうだ。自分で描いて自分で読めばいいんだ!」って。結局それが漫画を描き始めるきっかけになりました。自分が読みたい漫画は自分で描く。これならお金もいらないし誰にも文句を言われない。"自給自足"ですね。

10歳の頃に描いた漫画を自由研究として提出したところ、先生から「漫画家になるのか?」と聞かれ、漫画家になる決心をした美内さん。

心配する親には「高校2年生の12月31日までにデビューできなかったら進学か就職をする」と伝え、本気で漫画家の道を目指します。覚悟と努力のかいあって、私たちが知る漫画家・美内すずえが誕生します。

高校2年生の夏に投稿作が受賞して、デビューが決まった時は飛び上がって喜びました。親との賭けに勝って自由に漫画が描けるんだ、ってそれがうれしかったですね。


「ガラスの仮面」は39年にわたって連載を続ける長寿漫画。美内さんはインタビューのなかで「『ガラスの仮面』も終盤ですが」とも語っています。「ガラスの仮面」がどのような完結を迎えるのか、楽しみでなりませんね。


243号では他にも、特集「鳥になった恐竜 大人の恐竜物語」、アンジェリーナ・ジョリーさんのスペシャルインタビュー、ダブリンの「若者と野性馬の共存プロジェクト」、NPO「ビーンズふくしま」の若者支援活動、ホームレス人生相談などなどのコンテンツが掲載されております。ぜひ路上にてお買い求めください!


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