ビッグイシュー日本版 1月15日発売 207号の紹介

1月15日発売のビッグイシュー日本版207号のご紹介です。

特集 「盲ろう者」 二重障害の世界

視覚と聴覚の両方を失っている、またはそれらが不十分な状態の人は「盲ろう者」と呼ばれています。厚労省調査(06年)の推計によると、20歳以上の「盲ろう者」は2.2万人。視覚・聴覚の二重障害によって外界からの情報が絶対的に不足し、周りの状況がつかめなくなったり、他者とのコミュニケーションが極端に困難になってしまいます。
そんな過酷な状態を超えて、門川紳一郎さんは外国の大学で学び、現在は盲ろう者の仕事や憩いの場である「NPO法人視聴覚二重障害者センターすまいる」を立ち上げ、活動しています。
また、森敦史さんは、ルーテル学院大学に入学し、通訳のサポートを受けながら「自分のような盲ろう者の役に立ちたい」と社会福祉を学んでいます。早坂洋子さんは、仙台で盲ろう者の活動を中心的に担っています。
「盲ろう者」が置かれている状況やその世界を知り、共有したいと思い、門川さんと「すまいる」のスタッフ、森さん、早坂さんにそれぞれ取材させていただきました。

スペシャルインタビュー 工藤夕貴さん

複数のハリウッド映画に出演するなど、国際的な活躍を続けてきた女優・工藤夕貴さん。今回、日本・カナダ合作のロードムービー『カラカラ』に主演して感じたこと、人生を変えた農業との出合いなどについて語ってくださいました。

リレーインタビュー 探検家 関野吉晴さん

一橋大学在学中に探検部を創設。アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下り、93年、アフリカに誕生した人類がアメリカ大陸にまで拡散していった行程を遡行する旅「グレートジャーニー」を開始した関野吉晴さん。10年にもわたる長い旅のなかで気づいた自身のターニングポイントは「親から生まれたことだった」と語ります。

今月の人 新春座談会

1月1日号に続き、今回も「今月の人」は番外編。大阪の販売者さん4人による座談会です。鉄道クラブで琵琶湖1周した思い出、寒さ対策、日々感じる生きる喜びを語り合います。

この他にも、「ホームレス人生相談」やオンラインでは掲載していない各種連載などもりだくさんです。

『ビッグイシュー日本版』の購入

『ビッグイシュー日本版』は、全国の路上で販売者からお買い求めいただけます。お近くに販売者がいない場合は、委託販売・定期購読・通信販売でのご購入もご検討ください。