9月15日発売のビッグイシュー日本版319号の紹介です。
表紙はシャーリーズ・セロン、特集は「笑う。」です。
スペシャルインタビュー:シャーリーズ・セロン
『ヤング≒アダルト』(’11)の大人になりきれない悩める小説家、『ダーク・プレイス』(’15)の残酷なトラウマを抱えた女性、『マッドマックス 怒りのデスロード』(’16)では隻腕の戦闘隊長…。どんな役柄もこなすシャーリーズ・セロンが、最新作『アトミック・ブロンド』で、そのたぐいまれな美貌とアクション能力を存分に披露しています。
<映画・アトミック・ブロンド 予告編>
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人間の暴力性と可能性—「ドメスティック・バイオレンス(DV)」を描く映画たち で、シャーリーズ・セロンの『スタンド・アップ』をご紹介しています。
リレーインタビュー:Teach For Japan創設者 松田悠介さん
東日本大震災の被災地や過疎地域などに、独自に採用した人材に研修を行った上で、少なくとも2年間、学校の教師として派遣するプログラムを実施してきた「Teach For Japan」創設者の松田悠介さん。人生最初の分岐点は、中学時代にいじめを受けた時、苦しい状況に気がついて手を差し伸べてくれた“恩師”との出会いだったと語ります。
特集:笑う。
いつの時代も、どんな人も暮らしの中でストレスをためていて、笑うことでそれらを解放してきました。笑うことは感情を表に出して人々をリラックスさせ、自他が互いに理解しあえる場をつくってきたのではないでしょうか。
「新潟お笑い集団NAMARA」は全国初の地方発信型のお笑いプロダクション。高齢者や障害者、摂食障害やうつなどの経験を持ち、自ら“こわれ者”と称する人たちも、表現者として舞台に立ちます。
「劇団・笑劇派」(愛知)は、社会問題をテーマにした笑劇にも取り組み、地元密着ながら、北海道から沖縄までの公演をこなします。
落語家ダイアン吉日さん(大阪)は英国出身。英語落語の先駆者、桂枝雀の「お茶子」として落語と出合ってから19年。今や、世界中に落語で笑うことを広めています。
今、近隣社会に密着しながら国内や海外にも活動を広げる笑いのグループと落語家の、笑いを生む活動を紹介したい。
国際:米国の都市で進む「高級化」、その帰結とは?
フィラデルフィア在住の若手ジャーナリスト、ピーター・モスコヴィッツは、著書『HOW TO KILL A CITY(都市を死に至らせる方法、未邦訳)』で、米国の諸都市で起きている「高級化(ジェントリフィケーション)」の歴史的背景を明らかにしています。「高級化」の原因、ニューオリンズで起きたこと、低所得者への影響を軽減するために、市民ができることなどを、米国のストリート誌が聞きました。
ワンダフルライフ:まちを歩き、昔と今の違いを想像して楽しむ―陸奥賢さん
江戸時代の大阪にあったという不思議な祭礼「大阪七墓巡り」を復活させた観光家の陸奥賢さん。7年目を迎える同プロジェクトに同行して、その思いを聞きました。