ビッグイシュー・オンライン編集部より:「りんりんフェス」などでビッグイシューにご協力いただいているアーティストの寺尾紗穂さんが、路上生活経験者の舞踏グループ「ソケリッサ!」との共演ツアーを実施するため、クラウドファンディングで資金を集めています。寺尾さんのメッセージを掲載いたしましたので、ぜひご一読ください。


寺尾紗穂さんからのメッセージ

3月18日に「楕円の夢」をリリースしました。

このアルバムのリリースツアーをソケリッサという

ダンスグループと一緒に回りたいと思っています。



ソケリッサのメンバーは路上生活の経験者です。

私は彼らのダンスを初めてみたとき

自分自身と向き合っているような不思議な気持ちになって

涙がとまりませんでした。

スクリーンショット 2015 04 21 8 04 38

その理由が自分でもわからなかったのですが

彼らのステージを見たほかの人も

同じようなとまどいと衝撃を受けていることを知りました。


彼らが路上生活者経験者だから、涙が出るのでしょうか。

どうも私には違うように思います。


そこに、鍛え上げられた美しい肉体はありません。

そこに、華麗なジャンプはありません。

ただ、ひたすらに、懸命な人間の姿があります。

人が生きるということを目の前に差し出されたような

人が死んだ後の自由にただよう魂を見せられているような

言葉の表現を超えたものがそこにあるのです。


円の中心は一つですが

楕円には焦点という中心が二つあります。

円は一つの形しかありませんが

楕円はいろいろな形がありえます。

今回、ソケリッサと一緒にいろんな場所で

音とダンスの楕円軌道を描いてみたいというのが

私の願いです。


007601a1 c5a0 4b77 b135 4502b0e0a605

ソケリッサの地方公演はゼロではありませんが

まだ多くなく、東京近郊以外の人が

彼らのダンスを見られる機会は限られています。


Pic01

ソケリッサ!ウェブサイトより)


私の全国ツアーでご一緒することで、

ソケリッサの表現を地方の方にも

体感してもらいたい、との思いから

今回の「楕円の夢」ツアーを企画しました。


しかし、メンバーの宿泊費、交通費などを

まかなえるほどの予算が現状では確保できないため

今回ファンドを募ることになりました。


海外では多くのアーティストが街角で日銭を稼ぎます。

日本ではそれほどポピュラーではありませんが

お金のない人たちも笑いながらその人の表現を続け

人とつながって生きていける社会が

本当の意味で豊かな社会ではないかと思います。


スクリーンショット 2015 04 21 8 10 00

ソケリッサの真摯な表現が伝わってほしいという願いをこめ

私も精一杯の演奏とコラボレーションの準備をするつもりです。

一箇所でも多く、「楕円の夢」の一夜を皆様と共有できますよう

ぜひファンドへのご参加をお願いいたします。


(寺尾紗穂)


プロフィール>

1981年11月7日生まれ。東京出身。

大学時代に結成したバンドThousands Birdies' Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム「御身」が各方面で話題になり,坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」の主題歌を担当した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。2014年11月公開の安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(安藤サクラ主演)に主題歌を提供している。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。10年続けることを目標に取り組んでいる。著書に「評伝 川島芳子」(文春新書)「愛し、日々」(天然文庫)がある。

寺尾紗穂公式サイト


クラウドファンディングの支援はこちらから

スクリーンショット 2015 04 21 8 02 42

寺尾紗穂 『楕円の夢』全国ツアー 舞踏グループ「ソケリッサ!」共演プロジェクト - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)






ビッグイシューをいいね!で応援!



最新情報をお届けします

無料メルマガ登録で「ビッグイシュー日本版」創刊号PDFをプレゼント!






ビッグイシューについて

top_main

ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。