2024年10月15日発売のビッグイシュー日本版489号の紹介です。
表紙&特集「幸せのアーバンファーミング」、スペシャルインタビューは「ピーター・バラカン」です。
リレーインタビュー 私の分岐点:アイドル 和田彩花さん
2019年にハロー!プロジェクト、アンジュルムを卒業したアイドルの和田彩花さん。
内面的に大きな変化があった22歳の時が、自身の分岐点だったと語ります。10代からアイドルグループに所属していた和田さんが、家族と同じくらい近い距離にいた、グループの後輩である“妹たち”を苦しめないために考え始めたこととは?
特集:幸せのアーバンファーミング
駅前に、ビルの屋上に畑が生まれています。街で農的なライフスタイルを楽しむ「アーバンファーミング」の風景です。
世界を見渡せば、ドイツのクラインガルテン(小さな庭)では約500万人が野菜を育て、2020年、パリでサッカー場2つの広さを持つ屋上農園「ナチュール・ユーベンヌ」が誕生。
日本では20 年4月、緊急事態宣言の発令後、庭やベランダ、市民農園で野菜を育てる人が急増したといいます。
日本では20 年4月、緊急事態宣言の発令後、庭やベランダ、市民農園で野菜を育てる人が急増したといいます。
コロナ禍の中、東京を食べられる森にしよう!と「Tokyo Urban Farming」(近藤ヒデノリさん・博報堂UNIVERSITY of CREATIVITYフィールドディレクター)が発足。小田急線・下北沢駅の南西口付近の「シモキタのはら広場」などを一般社団法人「シモキタ園藝部」(関橋知己さん・代表理事)が運営。神戸市兵庫区・平野展望公園の一角には、誰でも収穫できる果樹や野菜などを育てる「平野コープ農園」(井上磨子さん・代表)。川沿いの遊歩道に「渋谷リバーストリートファーム」など、渋谷で3ヵ所のコミュニティファームを運営するNPO法人「URBAN FARMERS CLUB」(小倉崇さん・代表理事)。アーバンファーミングの実践者、4人の方に話を聞きました。
スペシャルインタビュー:ピーター・バラカン
ブロードキャスターとして、良質の音楽を紹介するDJや、ドキュメンタリー番組の司会などを務めてきたピーター・バラカンさん。来日して50年の今年、自身がキュレーターを務める音楽フェス「LIVE MAGIC!」にかける思いや世界の情勢などを語ります。同じくラジオDJの浅井博章さんがインタビュー。
国際:スーダン。避難民1090万人を生み出した“最悪の危機”
軍事組織間の抗争により発展した内戦から、500日以上が経ったスーダン。これまでに1090万人が国内外で避難を強いられ、今年8月には同国北ダルフール州で戦禍による飢饉の発生を国連が発表しました。世界各地で相次ぐ紛争のニュースにかき消され、スーダン情勢に向けられる国際社会の関心や介入は、十分というにはほど遠く、現地の支援活動家たちは、喫緊の人道的ニーズに対応するために、さらなる援助の必要性を訴えています。
監督インタビュー:『拳と祈り ̶ 袴田巖の生涯 ̶ 』笠井千晶 監督
元プロボクサー袴田巖さんが事件に巻き込まれてから58年。人生の大半を獄中で過ごさざるをえなかった袴田さんの、事件前の若き時代をも紐解いたドキュメンタリー映画『拳と祈り ̶ 袴田巖の生涯 ̶ 』が10月19日に公開されます。再審判決を目前に控えた9月中旬、22年以上にわたって袴田さんを見つめ続けた笠井千晶監督に話を聞きました。