2016年12月21日(水)、第8回となる大阪ホームレスクリスマスパーティを開催しました。
販売者含む当事者が60人、一般参加者が101人、ボランティア27人、スタッフが19人の計207人が一同に大阪市中央公会堂に会し、段ボールを媒介として普段はなかなか体験できないコミュニケーションを楽しみました。

残念ながら参加できなかった皆様へ、イベントのレポートをお届けします。

 

会場は重要文化財指定の「大阪市中央公会堂」

まず会場ですが、重要文化財指定の「大阪市中央公会堂」で開催ということですでに心躍ります。
ヨーロッパの宮殿を思わせる美しい建物のなかで、年に1度、ホームレスのためのクリスマスパーティが開かれていることはあまり知られていません。

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外観も美しいのですが、建物内部の意匠もひとつひとつがため息をつきたくなるほどの美しさ。
健康な方はエレベーターを使うともったいないです!ぜひ階段を使って様々な意匠をご堪能ください。

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そして会場。ここはヨーロッパの宮殿かしら?と思うような荘厳な空間です。
ここに段ボールを大量に搬入するのは、利用者の中でもビッグイシュー基金くらいではないでしょうか…。

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そして販売者による司会で会が始まりました。
ビッグイシュー基金の水越理事の開会のあいさつののち、怪しいサンタが登場。

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I have a big. I have an issue. mmm… BIG ISSUE!
と力技の替え歌を陽気に歌っていたのはビッグイシューの販売者です。

各テーブルで、皆さんぷぷっと噴き出して場が和みました。
段ボールで作った楽器で、基金スタッフや販売者、飛び入りの参加者で結成されたビッグイシュー楽団がクリスマスソングを奏で、さらに場を温めます。

参加者の方もTweetしてくださっていました。


続いて、今年のゲスト、段ボールアーティストの島津冬樹さんのお話。

島津さんの「不要なものから、大切なものへ」というスライドが印象的でした。

日本中のみならず、世界中を旅して段ボールハンティングをされている島津さんのお話に、一般参加者はもちろんのこと、ふだんから段ボールをヘビーユーズしているホームレス当事者の人もふむふむと感心していました。

お話の後、物販コーナーで興味深そうに島津さんの作品を眺めたり、お買い求めされるお客様が何人もいらっしゃいました。

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また、会場入り口付近では、画家の下田昌克さんがビッグイシュー300号記念プロジェクトで販売者の肖像画を描いてくださった際の写真展と、それらの絵が収まった限定カレンダー2017を販売。

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下田さんの描いた販売者と、カレンダーの絵を感心しながら見比べておられる方もいました。
※記念カレンダーは路上で販売のほか、通信販売もしております。詳しくはこちら


物販スペースではビッグイシューのバックナンバー特別販売はもちろん、KEEN Japan様のご協力による、シューズやブーツのチャリティ物販も。
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KEEN Japan様、毎年いつもあたたかいご協力、ご寄付をありがとうございます。

ほかに物販コーナーでは、ビッグイシュー卒業生のクッキー販売も。



ちなみに各席ではパーティのしおりのほかに
「ビッグイシュー販売者さんに聞きました 段ボールハウス あれこれ手帳」が置かれていました。

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気になって中をめくると・・・
段ボールの集め方、選び方、捨て方がわかりやすくまとめられています!
さらにハウスの種類による、必要な段ボールの量やおススメの時期、メリットデメリットなどが解説されています。

これはレアな解説冊子です。
緊急時の非常持ち出し袋に入れておくとよいかもしれません。

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そしていよいよ、段ボールハウス&デコレーションのワークショップ。
テーブルごとに分かれて、みんなの理想の段ボールハウスの形を話し合いで決めていきます。

制作にあたっては毎日段ボールの新築物件に住んでいる(?)当事者や販売者の皆さんからレクチャーを受けたり、ちびっこの要求を聞きながら作っていきます。
販売者とスタッフと市民の皆さんで、段ボールハウスをつくるというワークショップ。 どうなることかと思いましたが、皆さん和気あいあいと、楽しく、でも真剣に楽しんでおられました!


 
審査員による講評と、それぞれチームの「こだわりポイント」を話してみんなニコニコで終了。


 終わりのあいさつで、佐野理事長からは「冷たい世の中でつらいことが多いですが、人のつながりがあればなんとかなる…」というメッセージをお話させていただきました。
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束の間ですが、段ボールとアートを通じてあたたかい交流の時間を持つことができました。  

最後の集合写真の際は「メリー!」→「クリスマス!」、「段ボール」→「最高!」「BIG」→「ISSUE!」などと掛け声をかけながら撮影し、和やかに解散となりました。

     
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ご参加いただいたみなさま、ご協力、ご寄付いただいた皆様、ありがとうございました!

最後に、ご参加いただいた方の感想Tweetもご紹介します。
今回ご参加いただけなかった方も、また当事者や販売者と交流できるイベントを企画したいと思いますので ぜひ次の機会にはご参加くださいね。



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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。