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経済・産業
ハイパーインフレのリアル–アルゼンチン、前例のない貧困への恐怖
インフレの真っただ中にあるアルゼンチンでは、貧困やホームレス状態に陥る人が急増している。自国通貨の価値が暴落した社会での暮らしとはどのようなものか、ドイツのストリート紙『トロット・ヴァー』が伝えている。 -
ジェンダー
中絶禁止から、合法化・無料化へ。より安全な処置が可能になったアルゼンチン
首都ブエノスアイレスの総合病院で働くヴィヴィアナ・マズル医師は、女性がまっとうな権利を手にするまでの変化を目の当たりにしてきた。2020年まで大きな制約があった人口妊娠中絶が、現在は妊娠14週目までなら、本人の要望に応じ […] -
まちづくり
困窮者を排除する限り、環境問題は解決しないーごみをエネルギーや堆肥にすることで、生活の質を向上させるサーキュラー・エコノミーの取り組み
モノがあふれかえる現代。「廃棄」という考え方を捨て、廃棄物を再資源化させる産業政策を「サーキュラー・エコノミー」といい、今、各国がその対応を問われている。 アルゼンチンのスラム街で実践されている事例をご紹介し […] -
まちづくり
オーガニックはちみつを採取・流通させるローカルベンチャー。数家族が始めた「甘い」フェアトレード
アルゼンチンのラルグエロ地域(※)に暮らす先住民族のウィチ族は、野生のはちみつ採取の名人だ。彼らにとって、はちみつ採取は先祖代々受け継がれてきた伝統技術。そんなウィチ族の家族らが協力し合い、彼らの言葉で「ミツバチ」を意味 […] -
まちづくり
政府が壁で隠した街の空き地にオーガニック菜園。女性たちが育てる持続可能プロジェクト
ブエノスアイレスの「隠された街」に緑が芽吹き、ぐんぐんと成長している。 ビジャ・ルガーノ地区(*1)の住民たちが、廃墟となった病院の裏手に、有機野菜の菜園を立ち上げたのだ。 「菜園の運営」という持続可能な取り […] -
ジェンダー
少女たちが頻繁に誘拐される街で取られた自衛策:地元住民によるスクールバス運行
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内「バホ・フローレス地区」では、学校帰りに女子児童が行方不明になる事件が頻発している。これを受け、地元住民らが自主的にスクールバスの運行を始めた。関係者たちは少女たちが「迷 […] -
健康・衛生
約400万人がヒ素が含まれている水で暮らしている…「いのちの源」である水をめぐる環境抗争が社会ムーブメントに
水を守るべく、背景の異なる数百万もの人々が立ち上がる動きが広がっている。スローガンは「Water is Life(水は生命)」。「水に生かされ、関心が水を生む」を意味するスペイン語の標語が書かれたポスター、壁 […] -
平和・協同
アルゼンチン 軍政期の「乳児誘拐」を裁く [世界短信]
1976年〜83年の軍事政権下、軍が「反体制分子」を秘密裏に監禁していた「収容所」で生まれた赤ん坊ら、500人近い乳児は、親から引き離され、養子に出されたり、売られたり、捨てられたりした。 この「軍政による組織的な乳児誘 […]