11月1日発売のビッグイシュー日本版250号のご紹介です。
スペシャルインタビュー アーシュラ・K・ル=グウィン
『ゲド戦記』の作者として知られるル=グウィン。5歳から小説を書き始め、女性のSF・ファンタジー作家の草分けとして、複雑で魅力的な数多くの世界をつくり出してきました。米国のストリート誌のインタビューに応え、自然への畏怖、自らの表現のルーツ、書くことについて語ります。『ゲド戦記』の翻訳者、清水真砂子さんのエッセイも掲載します。
リレーインタビュー 私の分岐点 レキシさん
97年、SUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしてメジャーデビュー。07年からは、ソロとして活躍を続ける、ミュージシャンのレキシさん。振り返ってみれば、原点は幼稚園の時、親戚の結婚式で歌った「関白宣言」にあると、ユニークな分岐点を語ります。
国際 自分がホームレスになったところを思い描ければ、きっと何かしたくなるはず―スーザン・サランドン語る
米国のオスカー女優、スーザン・サランドンは、ホームレス支援はじめ様々な活動に熱心に取り組む熱心な社会運動家でもあります。米国議会の公聴会の場で、深刻化するホームレスの人々へのヘイトクライムに関して、熱い証言を行いました。
特集 生きのびるための野生術
今、自然を支配する人工物に囲まれて、私たちの暮らしや社会的生活は息苦しさの限界を迎えていないでしょうか。人類の歴史の99パーセントは、狩猟採集生活。何万年もの間、私たちの身体は自然環境に適応して進化し、自然の恩恵とともに生活を続けてきました。
そんな知恵や、ヒトに秘められた力、しなやかな「野生の力」を使って生きようとする人々がいます。
どんな植物、火山土でも、身を飾るアクセサリーに変えてしまう「野生のファッション」。
現地調達できる自然素材と簡単な技術から生まれた、新しい建築「野生の空間」。
松などの単一林でなく、広葉林が混交した“森の防潮堤”による「野生の減災」。
さらに、糖尿病患者を下肢切断の危機から救う、ウジ虫を利用した「野生の医療」。
東日本大震災から3年半。今、自然の支配ではなく、「生きのびるための野生術」を紹介します。
この他にも、「ホームレス人生相談」やオンラインでは掲載していない各種連載などもりだくさんです。