YA(ヤングアダルト)文学を大人が読む意味とは?

現在路上で発売中の296号(2016/10/1発売)から、読みどころをピックアップいたします。

特集:率直と希望―いま、YA(ヤングアダルト)文学

図書館や書店で見かける「YA」(ヤングアダルト)コーナー。
そこに並んだ書籍を手に取ってみたことはありますか?社会の激変にさらされる若者たちに向けて書かれた文学で、自分自身、家族、友達、恋、冒険、仕事、社会、戦争、歴史、未来、異世界、自然科学など、その広く深い世界は、若者向けにとどまらず、時に大人も救われるような率直と希望があります。

金原瑞人さん(翻訳家)に「世界と日本のYA文学」、赤木かん子さん(児童文学評論家)に「YA文学クラシック」、土居安子さん(児童文学研究者)に「YA文学ニューウェイブ」の視点からそれぞれエッセイが、また、子どもの本屋ハックルベリーブックスを営む奥山恵さん、NPO法人「ガリレオ工房」滝川洋二さんと土井美香子さんへのインタビューで、おススメのYA文学がずらりと紹介されています。

高校の国語教師を22年勤めた後、6年前に児童書専門店「ハックルベリーブックス」を開いた奥山恵さんの言葉は説得力があります。

(略)
YA文学と聞くと、対象年齢より上の自分たち大人が読む本ではないと思う人も多いようです。

YA文学は大人が読むに堪える文学。
魅力的な大人が描かれているので、大人が若者にどんな言葉をかけたらいいのか迷うときにも参考になると思います。

296_特集

若者とのコミュニケーションに悩む大人は、ぜひ本誌をチェックして、とっておきの1冊と出会っていただければと思います。

この特集に反応してくださった方を一部ご紹介。

ヤングアダルト文学に詳しい皆さんの関連本のご紹介

特集にご登場いただいたみなさんの著作や監修された本を一部ご紹介します。

金原瑞人さん(翻訳家)

赤木かん子さん(児童文学評論家)

土居安子さん(児童文学研究者)

奥山恵さん

NPO法人「ガリレオ工房」滝川洋二さんと土井美香子さん

お子さまのいらっしゃる方や子どもと接するお仕事の方など、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

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