2020年5月15日発売のビッグイシュー日本版383号の紹介です。
表紙は「BABYMETAL」、特集は「コロナ補償とベーシック・インカム」。
リレーインタビュー。私の分岐点:落語家 柳亭小痴楽さん
昨年9月に真打に昇進。押しも押されぬ若手人気落語家として活躍を続ける柳亭小痴楽さん。人生の分岐点は、高校1年の時「落語の世界に入ろうと決めたこと」だと言います。しかし、正式に入門をお願いした2週間後、父親(五代目 柳亭痴楽)が脳幹出血で倒れました。その時、小痴楽さんは父親へのある思いに初めて気づいたと語ります。
スペシャルインタビュー:BABYMETAL
デビューアルバム発売から6年、ヘヴィーメタル界をざわつかせてきた異端児「BABYMETAL」。近年は英国でアルバムを発売すれば10位台にランクインするなど、海外展開する邦楽アーティストとして世界的に成功を収めています。英国『ビッグイシュー・ノース』によるインタビューが届きました。
特集:コロナ補償とベーシック・インカム
いま、急激に世界へと広がった新型コロナウイルスによるパンデミック。この間、特に欧州の各国は都市封鎖(ロックダウン)を行い、積極的な「休業補償」や「現金給付」を実行しています。事業者や労働者に大規模なコロナ補償を行なうドイツや、スペインのベーシック・インカム(BI)導入宣言などです。
国がすべての市民に対し、たとえば月8万円といった最低限の所得を無条件に給付するという、新しい社会保障の考えがBI。いまはまさに緊急時において“BI的な政策”が取られているとも言えます。
波頭亮さん(ソシオエコノミスト・経営コンサルタント)に、BIの可能性を聞きながら、私たちがこの危機へどのように向き合い、ともに生きのびることができるのかを考えたい。352号(19.02.01)に続く「BI」特集第二弾。
ビッグイシュー・アイ:都内のネットカフェ閉鎖、住まい失くす4000人――雨宮処凛さん
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京都内のネットカフェは休業要請を受けて閉鎖。ネットカフェを住まいとしていた人は居場所を失いました。雨宮処凛さん(作家)が、そんな境遇に置かれた人たちの現場を取材しました。
国際:100万種類以上のタネ冷凍保存「スヴァールバル全地球種子庫」
コロナ禍のもと、各国による食糧輸出規制などで世界的な食糧不足が懸念されています。こうした中、永久凍土に囲まれたノルウェーの「スヴァールバル全地球種子庫」が人類を救う“最後の砦”になるかもしれません。『ビッグイシュー英国版』が潜入取材しました。
新企画。手しごと ことはじめ:“背守り”つけてみませんか?
麻の葉、独楽、折鶴など、縁起のよい文様の刺繍を服の背中に縫いつけ、健やかな日々を願う「背守り」。在宅のちょっとした合間にできる“手しごと”、始めてみませんか。