健康・福祉・保健・水・衛生などに関わる記事です。
健康・衛生
-
健康・衛生
16歳未満のSNS利用を法律で禁止したオーストラリア。各国で進む同様の検討
オーストラリア政府が16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案を通過させた。アルバニージー首相は「ソーシャルメディアが及ぼす弊害の責任を、若者やその保護者ではなく、ソーシャルメディア・プラットフォームに負わせる」法 […] -
健康・衛生
飲み水に含まれるPFAS対策、煮沸と浄水のどちらが有効か:英国と中国の調査結果より
飲料水源から危険レベルのPFASが検出されたとのニュースを受け、英国では水道水やペットボトルの水の安全性に関する不安が広がっている。飲料水に含まれる有害化学物質の濃度を大幅に下げる方法について、英バーミンガム大学環境化学 […] -
健康・衛生
ナチスがユダヤ人家族にした仕打ちとはーナチスによる虐殺からのサバイバーが語る
ナチスに家を追い出された時、ルース・グローネは8歳だった。彼女の家族だけでなく、ハノーファー市内のユダヤ人家族が「ユダヤ人の家(Jew’s houses)」に連行された。ナチスによるユダヤ人の強制収容所への移 […] -
健康・衛生
中年期で深まる孤独感、国レベルの対応が必要な理由
孤独感を感じている層といえば高齢者を思い浮かべがちだが、内閣官房孤独・孤立対策担当室が行った「人々のつながりに関する基礎調査(令和4年)*1」では、60歳以上の高齢者よりも20〜59歳のいわゆる働き盛りといわれる世代で大 […] -
健康・衛生
1日1杯の飲酒で乳がんリスクが5〜9%高まることの周知徹底を
飲み会や晩酌を楽しんでいる女性にはつらいお知らせだが、「飲酒は乳がんのリスクを高める」という調査結果が出ている。世界保健機関(WHO)と米国国立アルコール摂取障害・依存症研究所(NIAAA)によると、1日1杯の飲酒でも乳 […] -
健康・衛生
「ナノプラスチック」問題–マイクロプラスチックより小さく、飲料水にも混入?
「マイクロプラスチック」の問題は義務教育でも取り上げられるなど、ずいぶんと社会に浸透してきた。そして昨今は、マイクロプラスチックよりもさらに小さく、あらゆる場所に行き渡りやすい「ナノプラスチック」問題に注目が集まりつつあ […] -
健康・衛生
ジェンダー・ペイン・ギャップ調査の必要性
「ジェンダー・ペイン・ギャップ」という言葉をご存じだろうか。女性の痛みへの理解不足により、男性の痛みと比べて医療上の不具合が起きやすいという格差の問題だ。女性にとっては今さらと感じられるかもしれないが、オーストラリアでは […] -
健康・衛生
認知症の人との会話の糸口に「スポーツの思い出話」ー孤立防ぎ、感情面で自信をつける活動
それは小さなテレビで観た1970年のW杯メキシコ大会かもしれないし、96年に英国で開催された欧州選手権の伝説的ストライカー、アラン・シアラーが決めたゴールかもしれない。はたまたサッカー選手のステッカーを集めていた子どもの […] -
健康・衛生
映画『東京カウボーイ』井浦新インタビュー。5月15日発売の『ビッグイシュー日本版』479号、表紙は「井浦新」、特集は「『認知症』を更新する」
2024年5月15日発売のビッグイシュー日本版479号の紹介です。表紙は「井浦新」、特集は「『認知症』を更新する」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:髙田春奈さん 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ) […] -
健康・衛生
庶民の娯楽のパチンコから、依存症を生むために技術を駆使するパチンコ産業へ。
世界で最も多いギャンブル依存症者、536万人(有病率4.8%/2014年発表)を抱える日本。これへの何の対策もないまま、2016年12月、国会は「IR推進法」を成立させました。ビッグイシュー日本版309号で帚木蓬生さん( […] -
健康・衛生
“依存”より強い“嗜癖(しへき)”(アディクション)。ギャンブル障害、自分の意志が発動しないーーゲスト編集長 帚木 蓬生さん
日本でいち早くギャンブル障害(いわゆる、ギャンブル依存症)の治療にかかわり、ギャンブル障害の現状を発信してきた精神科医で作家の帚木蓬生さん。ギャンブル障害の歴史、症状、診断、回復への道を語る。 下記は2017-04-15 […] -
健康・衛生
スポーツ賭博の合法化でギャンブル問題にさらされる米国の大学生ー迫られる各大学の依存症対策
ギャンブル問題に関する全米評議会(National Council on Problem Gambling)によると、米国成人の2〜3%がギャンブル依存症にあり、大学生に限ってみると、その割合は2倍(最大で6%)になる可 […] -
健康・衛生
日本、536万人の「ギャンブル障害」者。ギャンブル機器、世界の64%が日本に――帚木蓬生さんに聞く
国内に536万人いるといわれる「ギャンブル障害(依存症)」者。ギャンブルの繰り返しにより、彼らの脳はどのように変わってしまうのか。日本がこれだけのギャンブル症者を生んだ背景に何があるのか。10年にわたってギャンブル障害の […] -
健康・衛生
「タバコ同様、ギャンブル広告は禁止されるべき」人々を不幸に誘い込み、サンタのふりをするのはひどい-デンマーク
充実した社会福祉制度で知られるデンマーク。近年、高利息の消費者金融の借金返済に苦しむ人が増え、その原因のひとつはギャンブル障害だとみられる。デンマークの政治家セーレン・ゲイド氏は「莫大な借金や依存のリスクをもつギャンブル […] -
健康・衛生
ギャンブル依存症の夫に振り回されています [ホームレス人生相談]
結婚18年目で、子どもが2人。夫は上場企業に勤め、はたからみれば何不自由のない暮らしですが、結婚前から夫がパチンコとスロットにはまる、ギャンブル依存症。お金を使い果たしてしまうと、家にこもり私にべったりの「妻依存症」に。 […] -
健康・衛生
疑似カジノ化している日本 ギャンブル依存症はどういうかたちの社会問題か?
世界で最も多いギャンブル依存症者、536万人(有病率4.8%/2014年発表)を抱える日本。これへの何の対策もないまま、2016年12月、国会は「IR推進法」を成立させました。ビッグイシュー日本版309号で帚木蓬生さん( […] -
健康・衛生
人とギャンブル-<ギャンブル依存症からの生還 回復者12人の記録>より 帚木蓬生
世界で最も多いギャンブル依存症者、536万人(有病率4.8%/2014年発表)を抱える日本。これへの何の対策もないまま、2016年12月、国会は「IR推進法」を成立させました。ビッグイシュー日本版309号では、帚木蓬生さ […] -
健康・衛生
家具を再生させ、人々の人生も回復させる。依存症の回復見守る、希望のリサイクルショップ
一風変わったリサイクルショップがある。使われなくなった家具や家電に再び命を吹き込むのは、薬物やアルコール依存症の克服に奮闘している人たちだ。依存症を抱える人に修理技術を習得してもらい、廃棄物を減らして環境問題にも寄与する […] -
健康・衛生
大学生の自殺防止対策に必要なものとは―イタリアの取り組み
イタリアではこの3年間で、計11人の学生(19〜30歳、男性9人と女性2人)が自ら命を絶った。試験に合格したと嘘をつく、学位を取得できていないのに卒業パーティーを計画する等、学生を取り巻く成功へのプレッシャーが高まってい […] -
健康・衛生
水資源の枯渇に立ち向かえ!国を挙げて雨水採取・利用を進めるメキシコの取り組み
メキシコでは水問題が深刻だ。特に、ラテンアメリカ最大の都市メキシコシティの状況は深刻で、都市から水資源が枯渇する日「デイ・ゼロ」が近いと予測する団体もある*1。2030年に危機が本格化すると専門家たちが予測し […] -
健康・衛生
エコトイレのプロジェクト!持続可能なトイレを通して衛生環境向上をめざす社会的企業ゴルデイマー
持続可能なトイレを通して、不衛生になりがちな夏のフェスティバルや、途上国での衛生環境向上をめざす社会的企業ゴルデイマー。ドイツの大学生たちが始めたエコトイレのプロジェクトを紹介。 -
健康・衛生
移動式無料洗濯サービス-洗いたての服で、新しい人生をつくる。
改造した車で路上を移動しながら、ホームレスの人々に無料で洗濯サービスを提供する「オレンジスカイ・ランドリー」。この活動をオーストラリアで始めたルーカス・パチェットさんに、メールインタビュー。 -
健康・衛生
甲状腺がん患った若者たち、原告となって東電を提訴──井戸謙一弁護士(弁護団長)に聞く
2011年3月の東京電力福島第一原発事故後に甲状腺がんになったのは、原発事故による被曝が原因だとして、事故当時、福島県内在住だった当時6歳から16歳の6人が今年1月、東京電力に総額6億1600万円の支払いを求める訴えを東 […] -
健康・衛生
飲食店業界に蔓延する肉体的・心理的・性的な暴力
2023年4月、有名シェフ、バーバラ・リンチ*1のもとで働く従業員による告発記事が『ニューヨーク・タイムズ』紙と『ボストン・グローブ』紙に掲載された。職場で暴力が常態化しているとの内容だが、飲食店業界で働いたことのある人 […] -
健康・衛生
新型コロナウイルスで保護者を亡くした子どもは1千万人以上、コロナ遺児に継続的支援を
新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」となり、日本では「コロナ禍は収束した」と考える人も多いが、世界には新型コロナウイルス感染症で保護者を亡くした「新型コロナ遺児」が大勢いて、緊急支援を必要としている。 -
健康・衛生
無料低額診療事業の関係者がホームレス状態に至る背景とその生活を知る/京都保健会オンライン講義レポート
有限会社ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や貧困問題、ビッグイシューの活動への理解を深めるため、企業や学校から依頼を受け、講義をさせていただくことがあります。今回オンライン講義を企画してくださったのは、公益社団法人京 […] -
健康・衛生
イタリアでは拘置所や刑務所での自殺が2日に1回のペースで発生
イタリアの刑事施設(拘置所や刑務所)では、2022年の1年間だけで84件もの自殺が発生している*1。なかでも8月は14人が命を絶ち、2日に1件のペースという衝撃的な数字が記録された。イタリアの全人口にあてはめるなら、同期 […] -
健康・衛生
バイオソリッドで「永遠の化学物質」PFASが農場に入り込むおそれ
料理が焦げつかないフライパン、汚れにくい衣服やカーペット、泡消火剤……さまざまな用途に使われてきた「永遠の化学物質」は、その便利さゆえに危険を広めてきた。 PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合 […] -
健康・衛生
“女性であること”で健康リスクが大きい現状
世界保健機関(WHO)によると、女性であること、あるいは女性としてのアイデンティティを持つことは、その人の健康に大きな影響を与える。これには、生物学的な要因もあれば、社会的な性差に起因するものもあるが、とりわけ懸念される […] -
健康・衛生
男性被害者からのDV相談窓口の必要性ーコロナ禍で相談件数が倍増
DV(ドメスティックバイオレンス)被害者といえば女性を想像してしまいがちだが、近年は男性が被害者となるケースへのサポート体制も必要性が高まっている。実際、ドイツで男性のためのDV被害ホットラインを設けたところ、相談件数が […]