健康・福祉・保健・水・衛生などに関わる記事です。
健康・衛生
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オピオイド服用の注意点ー腸や呼吸の異常、思考の変化
『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で知られる俳優マシュー・ペリーは、2022年に発表した自伝『Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing: A Memoir』の中で、鎮痛剤オ […] -
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処方薬が原因で依存症に― 数十万人が死に至ったアメリカのオピオイド危機とは
「強い副作用がある」「使用にあたり厳格な注意が必要」とされた薬は、医師が処方箋を書き、薬剤師が調剤する。その薬のせいで、何十年の間にもわたって数十万人が死亡、というようなことはあってはならない。 しかしアメリカでは「正規 […] -
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嗅覚の重要性ー生き残る確率を高め、人生を豊かにする感覚
「匂い」は五感の中でもあまり重要視されにくいが、実は記憶や感情と密接に関連し、アイデンティティ形成にも深く関与している。子どもの頃によく行っていた場所ーーそこでしょっちゅう会っていた人たちの顔や名前はよく思い出せないのに […] -
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表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」/2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号
2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号の表紙・裏表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)タレント 戸島 花さん 2005年「AKB48オープ […] -
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オンライン授業で教師が気を付けるべきこと:聴覚障害のある学生を取りこぼさない対応を
すっかり一般的になったオンライン授業だが、すべての学生・聴講者が授業についていけるよう教師の側が心に留めておくべきことがあるーケープ半島工科大学(南アフリカ)の研究者ダイアン・ベルが解説する。 学生の中には、聴覚障害があ […] -
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自殺は集団として長期的に予防すべき問題
ひどく悲劇的な出来事にもかかわらず、世界中では40秒に1度の割合で自殺が発生している現実がある*1。人命の早過ぎる喪失はもちろんのこと、自殺が起きるたびに、家族や友人、まわりの人々を含めて100人以上もの人々が何らかの負 […] -
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介護者による高齢者虐待は世界的な課題。家族へのサポート、高齢者用シェルターなど、認知症フレンドリーな社会に向けた取り組み
高齢者への身体的・心理的虐待、その多くは自宅で起きており、痛ましいことに加害者は身内の人であることも多い。ある日を境に、年老いた親類を介護しなければならない日々が始まる。心づもりがあったとしても、日々の生活にかかる想像以 […] -
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統合失調症の人の脳は急速なスピードで加齢している?
統合失調症は幻覚や妄想を繰り返す疾患で、世界で2千万人以上が罹患しているとされる。思春期から成人期初期にかけて発症する場合が多く、生活のあらゆる面に影響をおよぼす複雑かつ深刻な精神疾患だ。現在の学説では、その発症には成人 […] -
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「何度も薬物にハマる人は意志が弱い」の誤解。治療の対象として表現に配慮を
第46代大統領ジョー・バイデンの息子ハンター・バイデン(51)がABCニュースのインタビューを受けたときのこと。ハンターが過去に薬物依存に陥ったことについて、インタビュアーが「何回も更生施設に出たり入ったりされたんですっ […] -
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デンタル・デバイド:歯の治療における格差問題
歯の治療が裕福な人だけのものであってはならない。歯の治療が遅れると、身体全体の不調、自信喪失、幸福度の低下など大きな代償がともなう。歯科治療における格差問題「デンタル・デバイド」について、『ビッグイシュー・オーストラリア […] -
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わずか8分ほどの視聴でも危険。TikTokの「痩せインスピレーション(thinspiration)」コンテンツが若者に与える問題
オーストラリアの若者の約半数が「自分の見た目に満足していない」という調査結果がある。ソーシャルメディアが、他者との比較や、およそ現実的でない不健康な美の追求を助長するなど、ボディ・イメージの問題を悪化させているのだ。だれ […] -
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スポーツジムがインフルエンサーによる撮影を禁止する動き
セルフィー(自撮り)で日常生活のログを残すことが一般的となってきた。ただし、神聖な場所での撮影やモラルに反するなど、非難の対象になる事例も起きている。では、スポーツジムではどうだろうか。近年、利用者がけがを負う危険性など […] -
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医療現場における困窮者・ホームレスの人々の支援の形とは
ビッグイシューの出張講義の際、ある大学の学生さんから「医療分野でできる困窮者・ホームレス支援について調べていこうと思う」といった感想をいただきました。時間がなくてその日は紹介ができませんでしたが、この記事で医療現場での困 […] -
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自分の体を慈しむ気持ち「ボディ・アプリシエーション」を育む重要性
近年、「ボディ・ポジティブ」という言葉がよく聞かれるようになった。身体の特徴を肯定的にとらえるムーブメントが起きているのだ。ただし、身体を慈しみ、尊ぶという考え方は決して西洋社会が考え出した、ここ最近のものではない。英国 […] -
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「普通の体型」とは何か? 体型の捉え方の健全性を維持するために
何を「普通の」体型と考えるかは身近に見える体型に影響される――これは大人だけでなく子どもにも当てはまることが、今回筆者たちが行った研究*1 から明らかとなった。英ダラム大学心理学教授リンダ・ブースロイドが『The Con […] -
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AI生成による児童ポルノ取り締まり強化の必要性
英国は世界で初めて、AI(人工知能)で生成された児童ポルノ画像への対策に乗り出すことを発表した。この新しい法律は、ネット上の子どもの性的虐待表現物(CSAM:Child Sexual Abuse Material )の生 […] -
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深刻なトラウマや困難を抱えた子どもには、家族を含めた周囲環境全体を捉えたセラピーが必要
かつてと比べると、ひとり親、里親、再婚家庭、同性婚など、様々な家族の形に光が当たるようになった。これまでの「父親・母親と、血のつながった子ども」のような固定観念にとらわれる必要はない、自分にぴったりの家族の形を見つけるこ […] -
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街のSafer Space「はなそう」は、医師が医療行為を行わない、ただ「話をする」場
茨城県水戸市南町のスクランブル交差点の角に、その場所はある。大きなガラス張りの建物は、一見するとカフェにも、美容院にも、アートギャラリーのようにも見えるが、そのような看板は出ておらず、「はなそう」の文字とロゴが見えるだけ […] -
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おぞましい連続レイプ事件から考える、女性への暴力が起こる理由
ジゼル・ペリコが夫であるドミニクと50人以上の男から長年にわたりおぞましい性暴力を受けていたニュースは、フランス社会を、そして世界を震撼させた。夫が妻を薬物で昏睡状態に陥れ、ネットで募った大勢の男たちにレイプさせていたの […] -
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表紙は「モニカ・バルバロ」、特集は「対話から回復へ」/2月15日発売の『ビッグイシュー日本版』497号
2025年2月15日発売の『ビッグイシュー日本版』497号のご紹介です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)アーティスト 新城大地郎さん 禅や仏教文化に親しみながら幼少期より書道を始め、現代的で型に縛られない自由なスタイ […] -
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16歳未満のSNS利用を法律で禁止したオーストラリア。各国で進む同様の検討
オーストラリア政府が16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案を通過させた。アルバニージー首相は「ソーシャルメディアが及ぼす弊害の責任を、若者やその保護者ではなく、ソーシャルメディア・プラットフォームに負わせる」法 […] -
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飲み水に含まれるPFAS対策、煮沸と浄水のどちらが有効か:英国と中国の調査結果より
飲料水源から危険レベルのPFASが検出されたとのニュースを受け、英国では水道水やペットボトルの水の安全性に関する不安が広がっている。飲料水に含まれる有害化学物質の濃度を大幅に下げる方法について、英バーミンガム大学環境化学 […] -
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ナチスがユダヤ人家族にした仕打ちとはーナチスによる虐殺からのサバイバーが語る
ナチスに家を追い出された時、ルース・グローネは8歳だった。彼女の家族だけでなく、ハノーファー市内のユダヤ人家族が「ユダヤ人の家(Jew’s houses)」に連行された。ナチスによるユダヤ人の強制収容所への移 […] -
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中年期で深まる孤独感、国レベルの対応が必要な理由
孤独感を感じている層といえば高齢者を思い浮かべがちだが、内閣官房孤独・孤立対策担当室が行った「人々のつながりに関する基礎調査(令和4年)1」では、60歳以上の高齢者よりも20〜59歳のいわゆる働き盛りといわれる世代で大き […] -
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1日1杯の飲酒で乳がんリスクが5〜9%高まることの周知徹底を
飲み会や晩酌を楽しんでいる女性にはつらいお知らせだが、「飲酒は乳がんのリスクを高める」という調査結果が出ている。世界保健機関(WHO)と米国国立アルコール摂取障害・依存症研究所(NIAAA)によると、1日1杯の飲酒でも乳 […] -
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「ナノプラスチック」問題–マイクロプラスチックより小さく、飲料水にも混入?
「マイクロプラスチック」の問題は義務教育でも取り上げられるなど、ずいぶんと社会に浸透してきた。そして昨今は、マイクロプラスチックよりもさらに小さく、あらゆる場所に行き渡りやすい「ナノプラスチック」問題に注目が集まりつつあ […] -
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ジェンダー・ペイン・ギャップ調査の必要性
「ジェンダー・ペイン・ギャップ」という言葉をご存じだろうか。女性の痛みへの理解不足により、男性の痛みと比べて医療上の不具合が起きやすいという格差の問題だ。女性にとっては今さらと感じられるかもしれないが、オーストラリアでは […] -
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認知症の人との会話の糸口に「スポーツの思い出話」ー孤立防ぎ、感情面で自信をつける活動
それは小さなテレビで観た1970年のW杯メキシコ大会かもしれないし、96年に英国で開催された欧州選手権の伝説的ストライカー、アラン・シアラーが決めたゴールかもしれない。はたまたサッカー選手のステッカーを集めていた子どもの […] -
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映画『東京カウボーイ』井浦新インタビュー。5月15日発売の『ビッグイシュー日本版』479号、表紙は「井浦新」、特集は「『認知症』を更新する」
2024年5月15日発売のビッグイシュー日本版479号の紹介です。表紙は「井浦新」、特集は「『認知症』を更新する」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:髙田春奈さん 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ) […] -
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庶民の娯楽のパチンコから、依存症を生むために技術を駆使するパチンコ産業へ。
世界で最も多いギャンブル依存症者、536万人(有病率4.8%/2014年発表)を抱える日本。これへの何の対策もないまま、2016年12月、国会は「IR推進法」を成立させました。ビッグイシュー日本版309号で帚木蓬生さん( […]