4月1日発売の『ビッグイシュー日本版』404号、表紙は「大坂なおみ」、特集は「にぎわう!空き家いちば」。

2021年4月1日発売のビッグイシュー日本版404号の紹介です。

表紙は「大坂なおみ」、特集は「にぎわう!空き家いちば」です。

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リレーインタビュー 私の分岐点:グラフィックデザイナ― 福岡南央子さん

2010年、株式会社woolenを設立。グラフィックデザインを基軸に制作を行い、日本パッケージデザイン大賞金賞など、数々の賞に輝いてきた福岡南央子さん。子どもの頃から印刷物が好きで、新聞や本を真似事で作る楽しい日々を送る中、大人になるにつれ周りの同調圧力やルールに縛られていくのが苦しい思春期だったといいます。そんな福岡さんが自由と創造性を取り戻せた、ある人生の分岐点とは?

スペシャルインタビュー:大坂なおみ

2019年には女子テニス世界ランキングで1位の座に就き、今年2月の全豪オープン優勝も記憶に新しい大坂なおみ。その性格はシャイだと言われる一方で、今や自身の立場を活かして社会へメッセージを発信する人物としても支持を集めています。両親のこと、自身のアイデンティティや女性の活躍を語ります。

特集:にぎわう!空き家いちば

 今、“1戸建て”の8軒に1軒は空き家。しかも、全国に放置されている空き家は400万戸を超えます。どうすれば、これを社会の資産として活かせるのでしょうか?

藤木哲也さん(家いちば株式会社代表)は、不動産売買の常識を覆す「空き家の流通市場」の仕組みをつくりました。ボロボロの空き家をメインターゲットに、不動産を直接売りたい人のための「掲示板サイト」を開設。売り物件の修繕やリフォームは一切行わず、ありのまま売り出します。売買は「セルフセル方式」とし、売り手は“空き家のストーリー”をサイトに掲載。それに共感した買い手がメールで連絡を取り交渉が始まります。商談成立後、「家いちば」は契約に向け物件調査を行い取引条件の問題を洗い出します。

その結果、どんな空き家にもニーズがあることがわかった、と藤木さんは言います。「家いちば」が何を目指すのかをインタビュー。また、実際に契約が成立した売主、買主の4人の方に、それぞれの経験を聞きました。

滝田明日香のケニア便り:仕事を引き継ぐ子犬を探し出し、訓練開始!

ケニアのマサイマラ保護区で小型飛行機を自ら操縦し、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。象牙・銃器探知犬のゲージが天国に旅立った後、新しい探知犬を育てあげることにした滝田さんからレポートが届きました。

国際:スイス、非正規滞在者10万人。世間から隠れて暮らす

母国の政治腐敗や経済的不平等により出稼ぎ労働者とならざるをえない人の中には、滞在許可証をもたずに働く人も多い。スイスでは労働人口の2%を占めるといわれ、家事労働や建設業、外食産業などで社会を支えていますが、日常生活は摘発の恐怖に怯えながら身を潜めて暮らしているのが実態です。

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ビッグイシュー日本版404号