2021年11月1日発売のビッグイシュー日本版418号の紹介です。
表紙は「ABBA」、特集は「公共“遊”間――ステイ・アウトサイド」です。
スペシャルインタビュー:ABBA(アバ)
1974年のデビューから82年の活動休止まで、およそ8年間にわたる活動で約4億万枚のアルバムを売り上げ、史上最大級の成功を収めたポップ・グループの一つ「ABBA」。その輝きは色褪せることなく、今も年間200〜300万枚のシングル・アルバムが世界中で売れ続けています。そんなABBAが40年ぶりに再結成し、完全新作のスタジオ・アルバムをリリース。ABBAの歴史を振り返る、メンバーのアグネタ・フォルツコグとベニー・アンダーソンのインタビューを掲載します。
※表紙について:来年5月にはロンドンでのコンサートも予定しているABBA。しかしコンサートの舞台に上がるのは、モーションキャプチャの撮影など、デジタル技術を使って製作された4人のアバター(分身)とのこと。表紙にもCG技術で再現された4人の“ABBAター”を使用しています。
特集:公共“遊”間――ステイ・アウトサイド
木漏れ日が心地よい日、公園や広場に腰を下ろし、ぼーっとしたい気分になりませんか。
「用がないなら、外に出よう」と誘うのは、笹尾和宏さん(水辺のまち再生プロジェクト)。笹尾さんは「私的に自由にまちを使う」PUBLIC HACK(パブリックハック)を呼びかけます。そぞろ歩き、外朝ごはん、公園でディナー……。公共空間の「独り占め」はダメですが「勝手に使うことは何も悪くない。まずやってみることが大事、一度やってみれば、適切な形にチューニングできる」と話します。
ステイ・アウトサイドの達人たち。くにたち0円ショップ(鶴見済さん・はらだゆきこさん)、東京ピクニッククラブ(太田浩史さん・伊藤香織さん)、日本チェアリング協会(伊藤雄一さん)にも取材。野宿を楽しむ、かとうちあきさん、広場「グランドプラザ」について山下裕子さんから、それぞれエッセイが届きました。
外気や自然を感じながら、あなた自身の自由を楽しみませんか。
国際:英国、心を踏みにじる「入国者収容施設」
入管施設に収容されている移民・難民が不当に扱われたり、仮放免時の人権が保障されず、心身が蝕まれるケースは日本だけではありません。たとえば、母国ガンビアの経済状況では生活が厳しく、英国へやって来たラミン・ジョーフ。彼が入国者収容施設で受けた経験を語ります。
国際:対テロ戦争のコスト。米国史上最長の戦争が残した爪痕
死者93万人、総額8兆ドル(約900兆円)……この数字は、米ブラウン大学のプロジェクト「コスト・オブ・ウォー(戦争のコスト)」が発表した対テロ戦争のコストです。2001年の米国同時多発テロをきっかけに始まった米国史上最長の戦争は、米国社会にどんな爪痕を残したのか。米国在住ジャーナリストの大矢英代さんが、対テロ戦争に参戦した元海兵隊員を取材しました。
師範の腕前の販売者が書道で418号をご紹介!