8月15日発売の『ビッグイシュー日本版』509号、表紙は「ピアース・ブロスナン」、特集は「走れ!ローカル鉄道」です。

(リレーインタビュー 私の分岐点)囲碁棋士 飛田早紀さん
2011年、20歳の時に関西棋院でプロ入りを果たし、20年には第39期女流本因坊戦準々決勝進出。同年「女流棋士・飛田早紀の囲碁チャンネル」を開設すると半年でチャンネル登録者数が1万人を突破したという飛田早紀さん。そんな飛田さんの人生最初の分岐点は、8歳の時、碁会所に行き囲碁を始めたことだと語ります。プロデビュー後、試合の勝敗が生活すべてに直結する毎日に、心身ともに疲弊してしまった飛田さんを変えた出会いとは?

(スペシャルインタビュー)ピアース・ブロスナン
アイルランド出身、5代目“ジェームズ・ボンド”として名を馳せ、さまざまな映画やドラマに出演を続ける俳優のピアース・ブロスナン。最新出演作となるドラマ『モブランド』や、現代社会の気になる動向について語ります。

(特集)走れ!ローカル鉄道
いま、全国の地域鉄道98社の8割は赤字だといいます(2023年度)。その背景には、人口が減り、高齢化などによる利用客の減少と変化、また鉄道施設の維持補修費の増大があります。
そんな中、滋賀県東部地域の10市町、33駅を走る「近江鉄道(ガチャコン電車)」は16年6月にギブアップ宣言の後、関係者の努力が実り、今年4月には31年ぶりの黒字化を果たしました。鍵となったのは、鉄道の運行を鉄道会社(民間)が担い、線路や駅舎という鉄道インフラを沿線自治体(公共)が保有し、負担を軽くする「上下分離方式」の採用でした。
また、沿線の自治体などが出資した第3セクターが運営する「北条鉄道」は現行のまま、知恵を出し合うことで、確実に利用者を増やしています。ボランティア駅長の公募やイベント列車の走行、20年には全線単線の中間駅に、無人の行き違い交差設備を日本で初めて導入、平日の朝と夜に増便しました。
近江鉄道の存続にかかわった土井勉さん(一般社団法人グローカル交流推進機構)と、深江克尚さん(北条鉄道株式会社)に話を聞きました。

(国際)英国。環境保護や貧困廃絶を呼びかける、キャサリン・ハムネット
環境、政治、ジェンダー、平和、反戦……40年以上、メッセージ性の高いコレクションを発表し続ける、社会派デザイナーのキャサリン・ハムネット。スローガンTシャツの考案者でもある彼女は、2024年9月、国際NGO「オックスファム」とタッグを組み、〝ファストファッションではなく古着を選んで環境を守ろう〟という意欲的なキャンペーンも展開しています。

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(東アジア)日中韓で共同編集した歴史教材第三弾『新・未来をひらく歴史』、刊行へ
日本と中国、韓国の大学の研究者や教師らが共同して共通の高校生向け歴史教材を制作し、相互理解を深めようというプロジェクトが、戦後80年となる今年9月初旬、05年の初版に続く第三弾『新・未来をひらく歴史』を刊行します。その取り組みを大日方(おびなた)純夫さん(早稲田大学名誉教授)に聞きました。

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