表紙&特集は「わたしの隣人 エスニックマイノリティ」、スペシャルは「リリー・ジェームズ」/11月15日発売の『ビッグイシュー日本版』515号

リレーインタビュー 私の分岐点)俳優 弓削智久さん

1999年に「小市民ケーン」で俳優デビューし、2002年には「仮面ライダー龍騎」(テレビ朝日系)の由良五郎役で注目を集め、映画やドラマを中心に活躍を続けている弓削智久(ゆげともひさ)さん。俳優として活躍する傍ら、自身で脚本を描いた作品が映画化されたことが転機となったと語ります。この作品でプロデュースにもかかわった弓削さんが身をもって知ったこととは?

(スペシャルインタビュー)リリー・ジェームズ

今年9月からディズニープラスで配信されているドラマ『スワイプ:マッチングの法則』で、主演と共同プロデューサーを務めたリリー・ジェームズ。映画『シンデレラ』やテレビドラマ『ダウントン・アビー』などの時代劇作品で演じた“純真無垢な若い女性像”で知られる彼女が、現代のテック業界を舞台にした新作で、どのような境地を開いたのでしょうか?ジェームズの素顔に迫ります。

(特集)私の隣人 エスニックマイノリティ

マンガ『半分姉弟(はんぶんきょうだい)』は、さまざまなルーツをもつ若者たちが、日本の社会で日常的に受ける見えにくい差別に対して憤り、抵抗し、悩みながら生きていく姿をリアルに描いています。作者は、スペイン人の父と日本人の母をもつ藤見よいこさん、これまであまり取り上げられてこなかったエスニックマイノリティというテーマを作品にした藤見さんと、『半分姉弟』に共感し、その魅力を語るトミヤマユキコさん(白百合女子大学准教授)の対談が実現しました。
この問題について、当事者や支援者への取材を続けてきたのが雨宮処凛さん(作家)です。「外国人比率わずか3%の日本で、今年5月以降、突如として日本の重大問題となった『外国人問題』。 SNSなどで誤情報が飛び交う中で『外国人問題』をあおる空気が醸成されています。その背景には、社会への人々の不安や不満がある」と言う、雨宮さんからの緊急レポートが届きました。
共に生きる社会をつくるための知恵を出し、できることから始めたいと思います。

(国際)オランダ。ダーウィン200プロジェクト

かつて英国人の自然学者チャールズ・ダーウィンが19世紀にビーグル号で進んだ航路をたどり、新たな野生生物調査のために、南半球を横断する世界一周の航海に出た「ダーウィン200プロジェクト」。乗組員のラリッサ・クラークが、その航海の模様を写真とともにお伝えします。

(滝田明日香のケニア便り)57頭「象の大移動プロジェクト」その4

ケニアのマサイマラ保護区で小型飛行機を操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策や野生動物保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て野生動物治療が可能になりました。今回、総勢50人が参加した「象の大移動プロジェクト」に、マサイマラから見習い参加4人のレンジャーたちの付き添いとして滝田さんも同行。ムエア国立公園からアバディア国立公園まで17日間かけての移動が完了しました。

(ビッグイシューアイ)多様な植物に虫や鳥、広い世代が共生−−−のはらぐみ

 かつては半ば放置されていた横浜市・谷津坂第一公園。7年前からここを、もともと生えている草を活かした美しい「のはら」として育ててきた「のはらぐみ」のみなさんに話を聞きました。

『ビッグイシュー日本版』の購入

『ビッグイシュー日本版』は、全国の路上で販売者からお買い求めいただけます。お近くに販売者がいない場合は、委託販売・定期購読・通信販売でのご購入もご検討ください。