こんにちは、ビッグイシューオンライン編集部のイケダです。現在路上で発売中の239号より、読みどころをピックアップいたします。
ラッセル・クロウがツイッターにハマった理由
最新号のスペシャルインタビューは、世界的大ヒット映画「ノア 約束の舟」に出演中の名優ラッセル・クロウ。『グラディエーター(’00)』『ロビンフッド(’10)』『レ・ミゼラブル(’12)』などの出演作が有名ですね。
紙面では『ノア 約束の舟』出演に込めた想いや制作秘話が語られているのですが、なかでも個人的に興味深かったのが、ラッセル・クロウが語るメディア論。彼は今、ツイッターにハマっているそうで。
以前に「批判は起きるだろうし、この映画で試練を受けると思っている」と話していたが、作品の高い評価に、今はかなり満足しているのではないだろうか。
「まあいいや、とはなかなか思えないものでね。特に聖書の物語を長編映画にするとなると、受ける批判のことも頭をよぎってしまう。驚いたのはその批判の数だった。特に、映画をまだ観てもいないのに自分の想像だけで決めつけ、監督を非難する人たちが多くてね。でもうれしかったのは、映画が公開されてから評価が変わってきたことだ。信仰をもつ人ともたない人、どちらもが映画を観に行って、同じように圧倒的な経験をしている。」
ツイッターが好きな理由については、このように語っています。
「ツイッターが楽しいのは、関心がある人たちに何かのことで直接意見を言えること。たとえば、僕のことを誰かが『○○で○○してた』とかツイートしても、すぐに『悪いけど僕は地球の裏側にいる。誰か他の人と間違ってるんだよ』と指摘できる。話が広がりすぎる前に、いろんなくだらないことを握りつぶすことができるんだ。」
「メディアがこれほど傍若無人な状態じゃなくて、僕自身もメディアのそういった最悪な面の影響を直接被る人間じゃなければ、ここまでツイッターに魅力を感じることはなかったかもしれないなぁ」
彼は「30 Odd Food Of Grums」というバンドも組んでおり、その宣伝にもツイッターを活用しているそうです。
「最近すごく好きな音楽とか新人バンドなんかは、ツイッターを通して知ったんだ。それから、オーストラリアで僕らは宣伝に1ドルも使わずに4回コンサートをやった。ライブのチケットは、僕のツイッターを通して僕ら自身が売り込んでソールドアウトになったんだよ。」
確かに、公開されている彼のアカウントを見ると、ほぼ毎日ツイートを投稿し、RT機能、ハッシュタグ機能なども使いこなしていることがわかります。フォロワーは約150万人。さすがの影響力ですね。メッセージを飛ばしたら、もしかしたらお返事も来るかもしれません。
Sunshine in Pittsburgh pic.twitter.com/GV2EsFMQ7W
— Russell Crowe (@russellcrowe) 2014, 5月 7
239号では、他にも特集「世界は香る。においの不思議」、詩人の桑原滝弥さんのインタビュー、エジプトの巨大ダム計画をめぐる報道記事などが掲載されています。ぜひ路上にてお買い求めください!