「ビッグイシューの販売者って、立ってるだけ?」と思われがちなのですが、もちろん人によって販売方法は異なりますし、販売時間以外は一人ひとりの過ごし方は異なります。


今回はTwitterでのTweetやビッグイシューの「My Opinion」に掲載されたお客様の声から、販売者の横顔をご紹介します。

*道案内





※編集部補足:人通りが多くよく道を聞かれる場所の販売者は、オリジナル周辺地図を持っていることもあります。

*お掃除


駅前公園でのできごと

“いつも、阪急武庫之荘駅で販売されている方から買っています。
4月4日、駅前の公園のゴミ箱がカラスのせいで、それとも人がきちんとフタをしなかったためかわかりませんが、それはひどい状態でごみが散乱していました。
ちょうどビッグイシューを買う予定だったので、販売者さんが「ごみひどいでしょ。袋があったら掃除したい」と声をかけてくれたので家から持参しお願いしました。販売者さん、ありがとうございました。
常々、公共の場所にごみが捨てられているのを見て拾いたいと思いつつなかなか実行できない私ですが、少しずつでもやりたい!!ですね。”
(匿名/65歳/無職/兵庫県/313号)
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(c)photo-ac

*歌

ひとりぼっちの誕生日…

“6~7年前から『ビッグイシュー』を購入しています。
いつも違う場所で不定期購入ですが、販売者さんを見かけたら、最新号と、バックナンバーからどれか1冊を買うようにしています。雑誌のコンセプトが好きですし、記事は読み応えがあります。

今日は私の誕生日で、新宿に行く用事があったので「今日はビッグイシューを買おう」と思っていました。寒い日が続いたためか、いつも買う場所に販売者さんの姿が見えず、諦めていましたが、用事が終わった帰りがけにHALの前で見かけて、すぐに購入しました。その方は普段はいないけど、前日に休んだから今日来ていた、とのことでした。私が去り際に「今日誕生日なんです」と言ったら、なんとハッピーバースデーを歌ってくれました。
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名前のところは「ディア ナイスレディ」と歌ってくれました(なんと小粋な!)。
一人暮らしの誕生日で寂しかったのですが、とても嬉しかったです。 偶然通りかかった道でこんな素敵なことがあり、これが一期一会かと感動しました。人に温かい気持ちを与えることができる販売者さんはすごい人だと思います。与えることが幸せなんだ、と改めて教えてもらいました。販売者さんにもう一度お礼を言いたいです。ありがとうございました。これから幸せなことがたくさんありますように。”
(ペンネーム:雪/40代/東京都/331号より)

▼あなたが販売者の人となりに触れたエピソードを募集しています▼

買ったことのない人、よく知らない人には「立ってるだけ」と思われがちなビッグイシューの販売者。読者の皆さまと交流されたときの印象的なエピソードがあれば教えていただけませんか。
本誌の「My Opinion」に掲載された場合は、図書カード500円分と掲載誌をプレゼントします。

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(匿名・ペンネームでもOKです!)







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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。