2022年4月15日発売のビッグイシュー日本版429号の紹介です。
表紙は「ユン・ヨジョン」、特集は「恐れない都市『フィアレス・シティ』」です。

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リレーインタビュー。私の分岐点:中村弘峰さん

100年以上続く博多人形師「中村人形」の4代目として生まれ、アスリートをモチーフにした五月人形など、従来の概念に留まらない創作人形を発表する中村弘峰さん。その豊かな発想力を得た分岐点には、息子に贈りたいと考えた人形の制作があったと語ります。

スペシャルインタビュー:ユン・ヨジョン

昨年、米映画『ミナリ』でアカデミー賞助演女優賞に輝き、つい先日行われた今年の授賞式でもプレゼンターとして手話を交えたスピーチが話題になった俳優ユン・ヨジョン。日本統治時代の韓国、生きていくために祖国を離れた一家4世代の道のりを描いたドラマ『Pachinko パチンコ』に出演中。74年にわたる人生を振り返ります。


特集:恐れない都市「フィアレス・シティ」

今、世界では1500以上の都市が、一度民営化された公共サービスを再び公営化させています。岸本聡子さん(トランスナショナル研究所)は「2010年以降、欧州の自治体では水道事業の『再公営化』が加速。エネルギー、教育、医療福祉、住宅、交通など多分野で再公営化や新たな公営化が始まっている」と言います。

その背景には、水道料金の高騰や財政悪化など「新自由主義」による民営化の弊害があります。これら市場優先の政策に反旗を翻す自治体は「フィアレス・シティ」と呼ばれ、現在世界で77を数えます。その根底には「ミュニシパリズム」(地域自治主義)の精神があるといいます。

岸本聡子さんに、このような欧州の新しい民主主義の萌芽とそこにある希望を聞きました。また、世界の潮流とは真逆に、日本で上水道民営化を進める動きがあります。これに反対し、市民が運動を展開し、いったん中止に追いこんだ「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」のみなさんに取材しました。

国際:ウクライナから逃れた母、待ち続けた娘

ロシアのウクライナ侵攻に伴い、国外に逃れた難民は3月末時点で400 万人以上。そのうちの一人72歳のルバ・ビルコは、英国に暮らす娘ラナのところへ急ごうと、2月24日、キーウ(キエフ)に近い自宅を後にしました。しかし、それは2週間に及ぶ苦難の旅路となりました。『ビッグイシュー英国版』が、ルバ、ラナとともにその道のりをたどります。

表現する人:特殊美術。アナログの立体感や微妙な歪み――石井那王貴

映画やドラマなどの映像作品で使われる街の風景のミニチュアなど、特殊美術の制作を仕事にする石井那王貴さん。小1から小3までブラジルに住み、日本ほど玩具やゲームがなかったため、不要になった紙などを使ってアニメに出てくる飛行船やメカを作ったのが原点だといいます。自主製作映画やミニチュアづくりにかける思いを聞きました。

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ビッグイシュー日本版』429号

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**新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急企画第9弾**


2022年3月9日(水)~2022年5月31日(火)まで受付。
販売者からの購入が難しい方は、ぜひご検討ください。
https://www.bigissue.jp/2022/03/22757/








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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)