2023年1月15日発売のビッグイシュー日本版447号の紹介です。
表紙は「コリン・ファレル」、新春スペシャル企画は「南極と人類の未来」です。

リレーインタビュー 私の分岐点:作家 平野啓一郎さん
1999年、大学在学中に投稿した『日蝕』により芥川賞を受賞。その後も数々の話題作やベストセラーを発表してきた平野啓一郎さん。最初の分岐点は1歳の時。父親を突然亡くし、死についても早くから考えるようになったことがものを考える上での土台になっていると言います。そんな平野さんが最新作で描こうとしたものとは?
スペシャルインタビュー:コリン・ファレル
ブラック・ユーモアを交えた作風で知られ、劇作家として才能を発揮してきたマーティン・マクドナーによる映画『イニシェリン島の精霊』。英国領内からの独立をめぐり、多くの分断や対立を招いた1920年代のアイルランド内戦を背景に、二人の親友の仲違いが戦争の発展と重なるかのように深刻化していきます。主演を務めたコリン・ファレルが、同作で再びの共演を果たしたブレンダン・グリーソンと同作を語りました。
『イニシェリン島の精霊』予告編
『イニシェリン島の精霊』予告編
新春スペシャル企画:人類の未来を左右する南極。融け始めた“氷床”
南極で失われる氷が主要因となって、21世紀末までに地球の海水準が2m近く上昇する可能性がある――。2021年、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した報告書は、世界に大きな衝撃を与えました。背景には専門家の予想も上回る、南極氷床の融解があります。今、南極ではどんな異変が起きているのでしょうか? 現地調査を含めた観測と研究を続ける杉山慎さん(北海道大学低温科学研究所教授)に聞きました。
国際・イタリア:フードロス削減・貧困問題。同時に挑むコミュニティ食堂
食欲を刺激する美しい盛りつけ、意表をつくような味のマリアージュ、そして手の込んだ職人技――。一流レストランのグルメに心ひかれつつも、限られた人しか手の届かない世界に距離を感じる人は多いかもしれません。しかし、高級料理の世界で名声を博してきたマッシモ・ボットゥーラは今、食の格差解消に取り組んでいます。
国内:「探査報道」が明らかにした、日本最悪のダイキン「PFOA」公害
「永遠の汚染」を引き起こす化学物質として、ビッグイシューが「PFAS」を特集したのは2021年1月15日号のこと。それから2年。日本での汚染対策は進んだと言えるのでしょうか? 答えはノー。汚染が全国で最も深刻な大阪府摂津市での対策が身過ごされているからです。非営利独立メディア「Tansa」記者、中川七海さんの独自レポートを掲載。
監督インタビュー:『百姓の百の声』柴田昌平 監督
全国の農家の知恵を記録したドキュメンタリー映画『百姓の百の声』が全国で順次公開されています。約4年をかけて全国の農家をめぐる中で、「農業は可能性に満ちた世界だと気づいた」という柴田昌平監督に話を聞きました。

『ビッグイシュー日本版』447号
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https://www.bigissue.jp/2022/09/24354/
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ビッグイシューについて

ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)