2020年7月15日発売のビッグイシュー日本版387号の紹介です。
表紙は「少女時代 ユナ」、特集は「平和を照らす」
リレーインタビュー。私の分岐点:詩人 伊藤比呂美さん
1978年『草木の空』でデビュー。80年代の女性詩ブームをリードし、数々の作品を発表してきた詩人の伊藤比呂美さん。人生の分岐点となったのは17、18歳の頃「摂食障害」になったことだと語ります。果たして、伊藤さんが摂食障害から抜け出したきっかけとは?
スペシャルインタビュー:少女時代 ユナ
日本では2010年にデビューし、「Gee」などのヒット曲でK–POPの火付け役となったガールズグループ「少女時代」。そのセンターを務めたユナは今年5月に30歳になりました。韓国では著名人が社会奉仕する「才能寄付」が一般的ですが、ユナは20代の頃からユニセフの広報大使や難病支援など積極的な活動を展開。つい先日も新型コロナ関連で寄付をしたばかりでした。7月に創刊10周年を迎えた『ビッグイシュー韓国版』のインタビューを掲載します。
映画『Girls’ Generation 少女時代 ‘Gee’ MV (JPN Ver.)
特集:平和を照らす
アフガニスタン、イラク、シリア、北朝鮮、沖縄。日本の敗戦から75年目に、世界で戦争の爪痕と人々を写真に撮り続ける新世代の写真家を紹介したいと思います。
鈴木雄介さんは、シリアをはじめ戦場という最前線に立ち続けます。林典子さんは、北朝鮮で暮らす「日本人妻」に寄り添い、その思いを記録しています。豊里友行さんは、沖縄戦や辺野古の基地建設に向き合い、いま平和を求める人々を写真に収めます。
3人の写真家たちの作品とエッセイに目と心を凝らせば、戦争や争いの残酷さ、哀しみという鏡に、平和への祈りが写ります。
国際:依存症の回復見守る、希望のリサイクルショップ
北マケドニア首都近郊に、一風変わったリサイクルショップがあります。使われなくなった家具や家電に再び命を吹き込むのは、薬物やアルコール依存症の克服に奮闘している人たちです。依存症を抱える人に修理技術を習得してもらい、廃棄物を減らして環境問題にも寄与する回復施設「レト・ホープ」を訪ねました。
監督インタビュー:『パブリック 図書館の奇跡』エミリオ・エステベス
『ブレックファスト・クラブ』(’86)などのヒット作で俳優として知られるエミリオ・エステベスが、監督として最新作をリリース。自ら脚本を書き、主演を演じた『パブリック 図書館の奇跡』は、事実上ホームレスのシェルターと化している公共図書館を舞台に繰り広げられる笑いと感動の物語です。エステベスに映画に込めた思いを聞きました。
ワンダフルライフ:子どもの頃から生きもの好き…生物教師から海女へ
福岡県宗像市の鐘崎漁港で、海女の練習を始めて3年目。高校の生物教師を経て、海に潜り始めた本田藍さんは「海の中には雄大な景色が広がっている」と話します。本田さんを魅了した海女の生活とは?