2020年10月15日発売のビッグイシュー日本版393号の紹介です。
表紙は「レディオヘッド」、特集は「変われ、スポーツと社会」です。
リレーインタビュー。私の分岐点:ブックデザイナー 祖父江慎さん
日本のブックデザインの最前線で、小説、漫画、絵本など、幅広いジャンルを手がけている祖父江慎さん。人生の分岐点は小学生の時、同じクラスにいた本好きの木村くんに「みんなと遊ばないの?」と尋ねたこと。それをきっかけに本のおもしろさを語り始めた木村くんに誘われ、祖父江さんは本という不思議な存在にどんどん魅了されたと語ります。
スペシャルインタビュー:エド・オブライエン fromレディオヘッド
1990年代からUKロックを率いてきた「レディオヘッド」。その音楽スタイルは新譜が発売されるたびにファンや音楽界の予想を裏切り、常に実験的な試みに挑戦してきました。約30年間、派手さやスキャンダルを好まず、真摯に音楽と向き合ってきた彼らの中からギタリストのエド・オブライエンが若き日の自分を振り返ります。
特集:変われ、スポーツと社会
今、スポーツの世界は激動しています。
たとえば「データ革命」。勝利のため選手やチームの膨大なデータを収集、AIなどで分析、予測。その結果に個性的なプレーが縛られてしまいます。また「アスリートである前に人間」と、米国警官の黒人射殺に対し抗議の声を上げる選手が登場。加えてコロナ禍で、スポーツの魅力でもある「密」や「集」が否定される状況もあります。
そんな動きのなか社会学者の山本敦久さん(成城大学教授)に「スポーツの今と未来」について聞きました。環境との両立をめざすプロスノーボーダーの中山二郎さん(GREEN.LAB 代表)、渡辺尚幸さん(PRANA PUNKS代表)には「間伐材を使った“森を守る”スノーボード」について取材。ドイツ在住ジャーナリストの高松平藏さんからは「社会と連帯するドイツのスポーツクラブ文化」についてレポートが届きました。
スポーツは社会を映す鏡。この秋、変わるスポーツから人間と社会の未来を考えてみませんか?
国際:迫る大統領選挙を前に、オリバー・ストーン語る
“もうひとつの米国史”を語る、怒れる映画監督オリバー・ストーン。『プラトーン』『7月4日に生まれて』で二度アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した一方、米国の原爆投下正当化論に異を唱える人物としても知られ、2013年の来日時は沖縄や広島、長崎へ訪問し話題となりました。7月に発売された自叙伝、11月の米大統領選について語ります。
監督インタビュー:『わたしは金正男を殺してない』ライアン・ホワイト監督
2017年2月、衝撃的なニュースが世界を駆けめぐりました。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男の暗殺です。場所は北朝鮮と親しい関係にあるマレーシアのクアラルンプール国際空港。数日後、容疑者として逮捕されたのは二人の20代女性。しかし、映画監督のライアン・ホワイトが時間をかけて取材し、事実を掘り起こしていくと、そこには“異なる真実があった”と語ります。
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