11月15日発売『ビッグイシュー日本版』395号、表紙は「アリシア・キーズ」、特集は「感染症と共生する未来」

2020年11月15日発売のビッグイシュー日本版395号の紹介です。

表紙は「アリシア・キーズ」、特集は「感染症と共生する未来」です。

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リレーインタビュー。私の分岐点:作家 朝吹真理子さん

2009 年「流跡」を『新潮』(10 月号)に発表して作家デビュー。11 年「きことわ」で第144 回芥川賞を受賞し、その後も魅力的な作品を世に送り出してきた朝吹真理子さん。小説を書き始めるきっかけになったという、ある“場違いな失敗”とは?


スペシャルインタビュー:アリシア・キーズ

2001 年にリリースされたデビューアルバム『ソングス・イン・A・マイナー』が全世界で1200万枚を売り上げ、これまでのグラミー賞受賞は15冠。エイズ患児の支援や音楽界の女性地位向上など、社会を見据えた音楽活動を早くから行ってきた米歌手アリシア・キーズが10月に7作目のアルバム『アリシア』をリリースしました。


特集:感染症と共生する未来

「感染症の教科書を閉じる時がきた」と、ヒトが宣言をした時もありました。ペニシリンの開発、ポリオワクチンの成功、天然痘根絶の達成を目前にした1969 年のことです。しかし新型コロナ感染症が世界を揺るがす今、 私たちは感染症との切っても切れない関係に直面し苦悩しています。

世界の50ヵ国以上で感染症対策に取り組んできた、山本太郎さん(長崎大学熱帯医学研究所教授)は、人類と感染症の歴史を振り返り「文明は感染症の『ゆりかご』だった」と言います。文明がなければ、ヒトが直面する多くの感染症は定着しなかったと。

歴史家の磯田道史さん(国際日本文化研究センター准教授)は、「古来、感染症のパンデミックは数十年に一度という高い頻度で日本を襲ってきた」と、日本史における感染症流行を追っています。
歴史の中でヒトは感染症とどう折り合いをつけようとしてきたのか。その歴史に学びながら、感染症との未来をどのようにつくればよいのかを考えたい。

国際:ネットで閲覧禁止の記事が読める「検閲のない図書館」

近年、多くの国で政府に都合の悪い報道が“フェイク・ニュース”と呼ばれ、反体制派のウェブサイトがブロックされたり、ジャーナリストが殺害されるケースが相次いでいます。世界で報道規制や検閲の風潮が強まる中、「国境なき記者団」は、国内で閲覧できなくなった記事や文書を公開できる「検閲のない図書館」を人気コンピューターゲームの中に設立しました。

ワンダフルライフ:肩の力が抜けた“無名の緑”を愛す「路上園芸」

民家や商店の軒先で、路地にはみ出さんばかりの勢いで繁茂する緑。そんな「路上園芸」を10年にわたって観察し続けてきた村田あやこさん。町を散策しながら、その魅力を語ってもらいました。

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ビッグイシュー日本版395号


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