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貧困・ホームレス
“食料不安”が忍び寄る – 人口の7.6%が空腹を満たせないアメリカの現実。子どもへの影響もこの10年で3倍に
驚くべきことに、アメリカのような先進国に住む人々でも、十分な量の食料をいつも手に入れられるわけではないらしい。事実、米国農務省(USDA)の試算では、4,200万人ものアメリカ人が食料不安(food insecurity […] -
健康・衛生
記録的な寒波到来で直面するリスク:火事か凍死かー北米で増えるテントシティの実情
“火事で死ぬリスクと凍え死ぬリスク ”ー テント暮らしをしている路上生活者たちが直面する究極の選択について、カナダ(ブリティッシュコロンビア州)のストリート誌『Megaphone』の記事を紹介する。 -
ジェンダー
女性の路上生活者も激増している米ポートランド、男性より苛酷なこととは
米オレゴン州マルトノマ郡(*)で2017年に行われたホームレス人口統計調査によると、1,355人の成人女性がホームレス状態と特定され、全ホームレス人口の36%を占めるに至った。これは2015年度の1,161名より16%増 […] -
INSPニュース
路上脱出支援の日米比較!? ポートランドの『Street Roots』と『ビッグイシュー日本』
ホームレスの自立支援を目的とした雑誌販売といえば日本では『ビッグイシュー日本版』のみ。しかし、海外に目を向けると、国ごとや都市ごとなど数多くのストリートペーパーが発行されており、その数は34ヶ国100誌以上にものぼる(* […] -
アート・文化
「路上生活になっても持ち歩く大切なもの」と「ホームレス人生すごろく」を展示 – ポートランド美術館の挑戦
社会的な問題に挑む美術館が増えている。昨秋、オンライン編集部スタッフが訪れた米オレゴン州ポートランドでも、この街を代表するアートスポット「ポートランド美術館(*)」にて興味深い展示が行われていたのでご紹介したい。*189 […] -
貧困・ホームレス
米国の人気の街・ポートランドで深刻化しているホームレス問題の実態
米オレゴン州ポートランドは、環境に優しい街づくりが行われ(公園、橋、自転車専用道路などの整備)、リベラルな街として知られる。ファーマーズ・マーケットなど健康的な食生活が送りやすく、都会でありながら自然に近い暮らしができる […] -
アート・文化
「白い自転車」の意味を知っていますか?-自転車事故現場に置かれる「ゴーストバイク」の世界的ムーブメント
米国の自転車事故による負傷者数は年間4万5千人から5万人、2016年は840名の死亡者を出した(*1)。そんな中、亡くなった現場に「ゴーストバイク」が設置されるムーブメントが広がっている。事故に遭った自転車を […] -
ジェンダー
10年で約25万人もの少女が結婚を強いられている!?-アメリカにおける「児童婚」の実態
日本では女性は16歳から結婚できる年齢とされているが、民法改正案でそれを18歳に引き上げる案が盛り込まれている。これは「18歳以下の結婚」が国際的に見ると「児童婚」にあたるとされているからであろう。下記に「Inter P […] -
アート・文化
死刑囚の選ぶ「最後の食事」とは?-写真家ヘンリー・ハーグリーブスの作品から毎週死刑が執行されているアメリカの死刑制度を考える
人生最後の食事を選ぶとしたら、どんなメニューにするだろうか? ありがちなステーキとベイクドポテト? それとも今まで一度も食べたことのないもの? 世界的に有名な写真家ヘンリー・ハーグリーブスは、シリーズ作品「ア・イヤー・オ […] -
公正・包摂
移民の人権を守る「聖域都市」は米国精神の体現。連邦政府と闘い、非正規滞在者を平等、公正に扱う
トランプ政権の発足以来、米国では非正規滞在者の取り締まりが強化され、逮捕数が増加している。しかし、米国のいくつかの都市は連邦政府の圧力に負けず、移民の人権を守る「聖域都市」として闘い続けている。 -
食・農
気候変動の問題と人種問題、根底は絡み合っているのに分けて考えてしまうのはトランプ陣営の思うツボ/活動家ナオミ・クライン(後編)
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公正・包摂
トランプブランドの背後にある勢力と政権のあり方を分析、米国が陥るやもしれない悲惨な未来を語る-著名ジャーナリスト/活動家ナオミ・クライン(前編)
カナダ人のジャーナリスト・作家のナオミ・クラインが、これまでの作品と違い、たった数ヶ月で書き上げた最新作を発表した。ドナルド・トランプが大統領選に勝利して以来、米国を苦しめている混沌を和らげる方法について明晰かつ深い洞察 […] -
アート・文化
アーシュラ・K・ル=グウィンが小説家の卵にメッセージ「あきらめないでほしい。書きつづけるかどうかは自分が決めること」
2018年1月23日のアーシュラ・K・ル=グウィン死去のニュースを受け、『ビッグイシュー日本版』250号のスペシャル・インタビューより記事を転載します。ー 米国の作家アーシュラ・K・ル=グウィン(以下、ル=グウ […] -
公正・包摂
デトロイトの芸大生が考案した「寝袋にもなるコート」。ホームレス女性に仕事を提供する「エンパワーメント・プラン」がスゴイ
2013年に財政破綻した自動車の街デトロイト。一人の大学生のアイディアから生まれた防寒コートが、女性たちに仕事の場を提供し、ホームレス状態から抜け出すチャンスを作っている。 -
健康・衛生
ハームリダクションー違法薬物注射の常習者のための「合法的薬物注射施設」の効果
「ハームリダクション」って聞いたことありますか? 日本語に訳すのがとても難しいのですが、敢えて日本語に置き換えるなら、「実害軽減措置」でしょうか。薬物使用などの分野で生まれた考え方ではあるものの、すべての依存症、そして精 […] -
アート・文化
「米国の黒人は親戚の6割がホームレス状態なのに空き家は路上生活者よりも多い」!?「プロフェッツ・オブ・レイジ」インタビュー後編
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アート・文化
「ホームレス問題は自然発生するのではなく、犯罪的非情さから生まれる」-米ロック・バンド「プロフェッツ・オブ・レイジ(Prophets of Rage)」インタビュー(前編)
「ホームレス問題はもはや戦争犯罪」強い口調でそう言い張るのは、活動休止中のロックバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(以下RATM)」のギタリスト、トム・モレロだ。2016年の米大統領選に合わせるかたちで、アメリカ […] -
アート・文化
銃乱射事件に使われた銃を模して”銃のぬいぐるみ”を縫い続ける女性アーティスト
米国で銃がらみの暴力事件が頻発していることに思い悩んだナタリー・バクスターは、抗議の手段として縫い針を選択した。布で銃のレプリカを作ることで銃規制の議論が深まることを期待する。 -
公正・包摂
トランプ政権による移民政策についてのレポート。国境で逮捕される子どもたちの数、約15万3千人
米トランプ政権がメキシコ国境からの移民取締りを強化する一連の大統領令を発令した。税関・国境警備局が逮捕する不法移民のうち、約半数は中米からの家族連れや同伴者のいない子どもたちという現状にあって、この大統領令の影響を強く受 […] -
アート・文化
「司法制度の欠陥、階級、権力、貧困、教育の機会等の有無は不当な有罪判決に影響」…「殺人者への道」の人気弁護士2人が語る(後編)
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アート・文化
Netflix大ヒット犯罪ドキュメンタリー「殺人者への道」の人気弁護士2人が語る(前編)
去年の今頃、ウィスコンシン州以外でマニトワック郡を話題にする人はほとんどいなかった。ところが、映画・ドラマ配信サイト「Netflix」で本格犯罪ドキュメンタリー「殺人者への道」(原題:Making a Murderer) […] -
平和・協同
災害で家を失った当時18歳の女子。いま、「恩送り」にホームレス状態の人々へ配る「バックパックセット路上配布プロジェクト」を立ち上げた
12年前、超大型ハリケーン・アイバンがフロリダを襲い、18歳のジェシカ・サーモンドの自宅や近隣を破壊した。家を失った彼女は複数の仕事を掛け持ちしながら、車での生活を余儀なくされた。見ず知らずの人々の親切に大いに助けられた […] -
平和・協同
米国、毎年200万人以上の若者がホームレス状態に。飼い主がおらず保護される動物とホームレスの若者を有益につなぐ活動
フィラデルフィアにあるNPO団体Hand2Pawは、ホームレスの若者と保護動物を双方に有益な方法でつなぐ活動をしている。若者に自らの価値を認め職業訓練技能を習得するチャンスを与えつつ、飼い主のいない動物たちには相応のケア […] -
アート・文化
ハリウッドの大物俳優たちに愛され、100本以上の映画に出演してきた元ホームレスの男「ラジオマン」
1990年のある日、「ラジオマン」は世界貿易センタービルの近くを足を引きずりながら歩いていた。すると向こうから、茶色の紙袋に入った酒瓶をらっぱ飲みしてるホームレス風の男が歩いてきた。「俺はそいつに近づいて行ったんだ。ラジ […] -
まちづくり
小さな住まいがホームレスに希望と安心をもたらす:シアトルのトランジショナル・ハウジング・プロジェクト
2016年の夏、ワシントン州キング郡の民主党副党首オマハ・スタンバーグ氏がとあるオンライン討論に加わり、大きな論争を巻き起こした。それというのも、「シアトル市内のホームレスを島に送って生活させる」という提言に関する討論だ […] -
貧困・ホームレス
車社会の街で、車から『コントリビューター』誌を購入してもらうスタイルを生んだ販売者、がん治療をしながら販売を続ける
ミシシッピ川の支流の一つ、カンバーランド川に面したテネシー州ナッシュビルは、古くからの交通の要衝だ。数多くの偉大なミュージシャンを輩出したカントリーミュージックの本場でもある。 そんな街で7年前、カーティスは初めて車のド […] -
貧困・ホームレス
「アップタウンはひどいことになっていた」米国『スピークアップ』誌販売者が目撃した、シャーロットの街の抗議デモ
エドワード・スモールズは、ノースカロライナ州シャーロットのアップタウンで、ストリート誌『スピークアップ』の販売をしている。そのため、9月20日に起きた警官によるキース・ラモント・スコット射殺事件に対し、21日に勃発した抗 […] -
アート・文化
米国で公開禁止 映画『コマンダンテ』—フィデル・カストロとオリバー・ストーン
2016年11月26日のキューバ革命の最高司令官だったフィデル・カストロ氏が死去したニュースを受け、2013/03/21の記事を再編集して公開します。 ドキュメンタリー映画 米国で公開禁止の『コマンダンテ』 アメリカから […] -
貧困・ホームレス
思いきって参加した就労移行支援プログラム。フルタイムの仕事を得て、今では新人販売者のメンターに-米国、『ストリート・ワイズ』元販売者 ドン・スミス
ビッグイシューオンライン編集部より。11月1日発売の297号から、毎号各地のビッグイシュー・ストリートペーパーの販売者を紹介している「今月の人」を転載します。 時をさかのぼること1995年、シカゴ生まれのドン・スミスは […] -
アート・文化
アメリカ、ホームレスになったことを周囲に隠して仕事を続けようとする「普通の人」たちを追った映画『Something You Can Call Home(家と呼べるもの)』
イギリス人監督による、アメリカのノースカロライナ州でホームレス状態となりながらも、そのことを仕事仲間や家族・知人に隠して仕事を続けようとしている人たちの現実を追ったドキュメンタリーです。彼女がアメリカとイギリスのホームレ […]