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健康・衛生
全米初の違法薬物の合法的注射施設、シアトルで開設か。ハームリダクション運動家のシロ・マーフィーに聞く
カナダやヨーロッパ、オーストラリアに既に開設されている合法的薬物注射施設が、ついにアメリカでもシアトルに開設されそうな気配です。しかも、そのプロジェクトを推進しているのが、薬物常用者のスタッフが51%を占める非営利団体ピ […] -
貧困・ホームレス
家を手に入れて鍵を持っている男の記事を見た。それが俺に希望をもたらした。
ホームレス支援をやっていると、「ホームレスって好きでやっている人もいるんでしょ?」という質問をされることがあります。外で寝るということは常に危険と隣り合わせ。警官や警備員に追い払われることもありますし、夏は熱中症、冬は凍 […] -
貧困・ホームレス
「歩道で寝ていて健康になれるわけがない」。健康とホームレス状態
全米ホームレス保健医療評議会は、30年にわたり、米国全土でホームレス状態を経験している人たちに総合的な保健医療サービスを提供してきた。創立者のジョン・ロジアが引退を前に、ホームレスの人たちを対象にした保険医療サービス提供 […] -
受刑者支援・加害者理解
米国、無期懲役の元教え子を訪問し続ける教師
今回お届けするのは、殺人罪を犯し無期懲役になった元教え子を、20年以上にわたって訪問し続ける、メアリー・バウアーズ氏の記事。米国オレゴン州のストリート誌「Street Roots」が取材しました。 記事中で「鋼の強さをも […] -
原発ウォッチ!
米国は再処理工場の建設を断念。 六ヶ所での再処理中止を呼びかける米国専門家
余剰プルトニウムの利用難航 日本48トン、米国62トン 広島市で行われた「被爆71周年原水爆禁止世界大会国際会議」 原水爆禁止世界大会(原水禁主催)が8月4〜6日に広島で開催された。多くの分科会に加えて国際会議も行われた […] -
ジェンダー
ノースカロライナ州「トイレ法」が引き金に。オバマ政権、トランスジェンダーの生徒の権利に関し、全米の学校に警告を発する
トランスジェンダーの子ども達の権利について、オバマ政権が公立学校に「指導」を発したという記事を紹介する。 スペアチェンジニュース‐USA -
健康・衛生
娯楽目的の大麻は合法化、違法薬物所持はソーシャルワーカーへ:米国シアトルの薬物問題への新たな取り組み
アメリカの貧困拡大とともに増える薬物依存と犯罪。刑務所では収容しきれなくなっているほどです。そこで、警察や検事、ソーシャルワーカーが連携し、薬物常用者が薬物依存に至った根本的な問題の解決に着手しはじめたのです。 依存症の […] -
貧困・ホームレス
その成功率は従来型支援の3倍!!住まいは人権であり、人は誰しも安全な住まいで暮らす権利がある。「ハウジングファースト」という、新しいホームレス支援の形とは。
「ハウジング・ファーストモデル」はNPO Pathways to Housingのサム・ツェンベリスが提唱・推進した新しいホームレス支援の形です。従来型のステップアップ的支援(まず施設や病院に入ってもらい、段階を踏んでア […] -
健康・衛生
ドラゴン(薬物依存)と闘う人々:薬物の過剰摂取で年間何百人もが亡くなる米国・マサチューセッツ州の取り組み
ヘロインやアヘンの過剰摂取で毎年何百人もが亡くなる中、社会の様々な分野で人々が立ち上がった。元依存症者のトラビス・“フェザーホーク”・スナイダーに、3年に及ぶ依存症との闘いについて聞いた。また、ボストンをはじめマサチュー […] -
貧困・ホームレス
【連載第16回 米国・路上から】ホームレスに扮するセレブ 岩田 太郎
著名で裕福なNFLフットボール選手2人がホームレスに扮し、路上生活者の体験を味わうドキュメンタリーが、スポーツ専門局ESPNで放映され、話題になっている。 セントルイス・ラムズのディフェンシブエンドを務めるウィリアム・ヘ […] -
貧困・ホームレス
ホームレス増加で非常事態宣言、ハワイ、ポートランド、ロサンゼルスで。
2015年の秋、アメリカの三つの都市でホームレス増加による非常事態宣言が相次いで発令されました。特に南の楽園ハワイでの非常事態宣言は世界の人々に衝撃を与え、ニュースでも多く採り上げられました。摩天楼の影に、そして楽園に、 […] -
貧困・ホームレス
【連載第15回 米国・路上から】たとえ「ろくでなし」でも 岩田 太郎
金持ちや教授の息子が、ホームレスに「身を落とす」こともある。 2013年12月に77歳で病死したアル・ゴールドシュタイン氏は、過激路線を追求して競合誌に勝ち、1970年代と80年代に売り上げ部数を伸ばしたポルノ雑誌『スク […] -
貧困・ホームレス
【連載第14回 米国・路上から】米上院で働くホームレス 岩田 太郎
米上院は、議事堂の食堂で床掃除をして働く下請け労働者が生活していけるだけの給料を支払っていない。 黒人掃除夫チャールズ・グラデンさん(63)の週給は360ドル(約4万3千円)であり、月給換算ではドル高の現在でさえ17万2 […] -
貧困・ホームレス
【連載第13回 米国・路上から】出自で決まる生活再建力 岩田 太郎
今までに、米国のさまざまなところを旅し、ハワイ・ノースカロライナ・オレゴン・イリノイなど、各地に住んだ。そうした体験から、ホームレスの人々にも「ご当地気質」があることがわかってきた。 現在居住するイリノイでは、ホームレス […] -
貧困・ホームレス
【連載第12回】車中泊さえ禁止するロスの条例 岩田 太郎
そのホームレスの芸術家は2011年のある日、自分の「家」である車の中で雨宿りをしていた。 そこへ住民の通報で警官が現れ、運転席に座っているだけでも、「車を住居とすべからず」とする条例に違反するとして逮捕し、車も没収した。 […] -
貧困・ホームレス
【連載第11回】勤勉な物乞い青年、その未来を考えた 岩田 太郎
「ホームレスです。ご援助を!」 そう訴える手書きの看板を持ち、その白人の青年は筆者の住む街の大通りの角に立つ。気温が零下20℃近くまで下がっても、30℃を超える暑い日でも、彼は何時間でも立つ。 健康そうな20代後半から3 […] -
アート・文化
世界的ベストセラーとなった『モリー先生との火曜日』の著者ミッチ・アルボムが語る、その作品とホームレス支援を繋ぐもの
ミッチ・アルボムはアメリカのベストセラー作家、およびジャーナリスト、ミュージシャン。作品の売り上げは世界で3500万部以上。97年に発表した自伝的小説『Tuesdays with Morrie』(邦題:『モリー先生との火 […] -
貧困・ホームレス
【連載第10回】金利の差は貧富の差 岩田 太郎
中西部のセントルイス大都市圏へ出張した。昨年、白人警官による丸腰の黒人少年射殺事件や抗議の暴動が起こった貧困地域のファーガソン市を含むエリアだ。 目的は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を実行する12の地区連銀の […] -
貧困・ホームレス
【連載第9回】ホームレスにされるハワイ人 岩田 太郎
自分の国にいながら、主権も土地も失い、その存在が「違法占拠者」にされたホームレス先住民、それが「楽園」ハワイの現実だ。 サモア系の元力士KONISHIKI氏の出身地、オアフ島南西部の人口4万人のワイアナエ地区は、低所得の […] -
貧困・ホームレス
【連載第8回】「ホームレスデー」に考えた 岩田 太郎
筆者の住む街には毎年2月上旬、恒例の「ホームレスデー」がある。 元ホームレスの男性が始めたイベントで、人々が市役所近くのダウンタウン一帯で、寒空の下、段ボール製の「仮設住宅」に一泊しながら、道行く人に募金を呼びかける。 […] -
貧困・ホームレス
【連載第7回】元ホームレスとごみ屋敷 岩田 太郎
家を失うトラウマは、ホームレスになった人を、一生苦しめる。 また、強制退去させられるのではないか。路上生活者になって、子どもの親権を再び失ってしまうのではないか。いつ、またすべてを失うのか。 最近、米国で注目されているの […] -
貧困・ホームレス
【連載第6回 米国・路上から】帰還兵の抑えられない憤り 岩田 太郎
その男の名は、「ポール」というらしい。 背丈は185cmあたり、ぼさぼさの白髪、後頭部が禿げた60代くらいの白人で、片目がない。義眼をしていないので、その眼は黒くくぼんだままだ。 筆者行きつけのカフェで、いつもiPadと […] -
貧困・ホームレス
【連載第5回】福祉を否定する福祉制度 岩田 太郎
オハイオ州コロンバスに住むキンバリー・トンプソンさんは43歳のシングルマザーだ。時給1200円ほどの製品箱詰めの仕事に就き、15歳の娘と、トレーラーを改造した家で暮らしていた。 2013年5月、キンバリーさんは子宮全摘手 […] -
貧困・ホームレス
【連載第4回】飢える者を食べさせるという「犯罪」岩田 太郎
「米フロリダ州南部フォートローダーデール海浜公園で、ホームレスに食事を配っていた90歳の慈善活動家、アーノルド・アボットさんが、警察に連行された」 飢える者を食べさせることが犯罪化されたと報じる、この2013年11月8日 […] -
貧困・ホームレス
【連載第3回】厳冬に備える 岩田 太郎
ここ米国イリノイ州は冬の厳しいところだ。毎冬、零下20℃くらいまで気温が下がり、雪が1メートル近く積もることがある。 京都市出身で「底冷え」に慣れている筆者だが、次元の違う寒さには参ってしまう。 ただでさえ厳冬の地なのだ […] -
貧困・ホームレス
【連載第2回】クリスマスの天使(岩田太郎)
(2014年12月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第252号より転載)クリスマスの天使 路上生活者と、寝る場所のある人の間には深くて渡れない淵が存在する。だが、その淵に橋を架ける人は存在する。 これは […] -
貧困・ホームレス
【連載第1回】危機に強い社会を作るには:エボラ危機とホームレス(岩田太郎)
(2014年12月1日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第252号より転載)エボラ危機とホームレス米国内でエボラ出血熱の感染が疑われる人を強制隔離することが、人権侵害かどうかをめぐり、議論が続いている。路上生 […] -
貧困・ホームレス
社会的養護の課題。年齢制限を過ぎ、ホームレスとなる若者たち。当事者が自らの経験を語った
米国では、社会的養護(保護者のない児童や、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し、公的責任で社会的に養護を行うこと)制度のもと保護された若者が21歳になるとの対象から外される。だが、彼らが自立へと移行するた […] -
ビッグイシューのご案内
米国の労働者の3人に1人が「フードスタンプ」を受給。その数、5000万人
『ビッグイシュー日本版』226号より、オンライン編集部が気になった「読みどころ」をピックアップいたします。 米国で進行する「フードスタンプ」 特に目を引かれたのは、堤未果さんが登場する連続スペシャル企画で紹介されている、 […] -
貧困・ホームレス
米国・ホームレスの若者の声。100万人以上の子どもがホームレス状態を経験(1/2)
(Street Sense- USA 2013年7月15日版より、著者・アンジェラ・ハービー) ホームレスの若者の声 子供の頃にホームレス状態を経験したことのあるアメリカ大学生たちが、ホームレスの現状を変えるため米国首都 […]