「ビッグイシュー日本版」281号から、読みどころをピックアップいたします。
今回は、10年前から若者ホームレスを支援する団体「センターポイント」の後継者として、ホームレス問題の解決に自ら尽力している英国のウィリアム王子へのスペシャルインタビューを紹介します。
自らホームレスとして、センターポイントの支援を受けて、今はジャーナリズムを学んでいるソフィア・キュシーのインタビューで、10年以上のホームレス問題解決に向けた取組へのの思いを語ります。
幼いころにホームレスの人達との出会いが衝撃的だった
–長年にわたりセンターポイントを何度も方目されていますが、王子にとって若者のホームレス問題がそれほど重要なのはなぜでしょう?
母親がセンターポインのの後継者になった時にホームレスの人たちと会い、彼らbの格闘する姿を見て大きな衝撃を受けたんだ。彼らは野宿したり、人の家を転々として暮らしていたり、僕達の多くがあって当然だと思っている基本的な快適さを得られずにいた。それが幼い僕にはあまりに衝撃的だったから、ずっと頭の片隅に残っていたんだ。
–王子はホームレスを経験した若者たちとたくさん合われていますが、その中でもずっと心に残っている話などは有りますか?
長い間ずっと僕の心に残っていた人を挙げるとすれば、センターポイントで出会った自分以外の家族の人を殺されてしまったエリスとリアの少年のことかな。人の話をききなが
ホームレス問題は必ず克服できる 問題解決の鍵は早期介入だ
–野宿は大変でしたか? ホームレスの現状を感じられましたか?
いや、十分に感じることはできなかった。僕は一晩でも野宿をすることが重要だと思って体験したけど、それでホームレスについて知ったようなふりをすることはとてもできない。なぜなた体験の言えた後に僕は家に帰って快適なベッドで寝ることができるからね。でも、毎晩野宿をしなけらばならないとしたら、どれだけ孤独だろうということや、どれだけ危険な状態に晒されているかということを感じることはできたよ。
–若者のホームレス問題について、状況はよくなっていると感じますか?
(前略)ここ数年、問題は更に深刻化しているけど、支援するサービスの幅も大きく広がりを見せている。僕はホームレスをなくすことは可能だと信じているよ。その上で鍵となるのは早期介入だ。できるだけ早い段階で彼らの問題に介入できれば、自分の将来を自分で立て直す能力を彼らに伝えることができる。
他にも、ホームレス体験で感じたこと、これまでのセンターポイントでの活動で印象的だったことなど、ホームレス問題解決に向けた思いを強く感じられるインタビューになっています。ぜひ路上で手にとって読んでみてください。
また、最新号では他にも
・特集 「春への扉」
・ワンダフルライフ 「2畳大学」学長 梅山晃佑さん
・リレーインタビュー 俳優 辰巳琢郎さん
・国際 ダイビング・リゾートへ、パラオの海洋保護計画
などなど、多彩なコンテンツが掲載されています。ぜひ、路上にてお買い求めください!
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