アンプティサッカー 失望と不安に塞ぐ気持ちをサッカーが変えてくれた

「ビッグイシュー日本版」291号から、読みどころをピックアップいたします。

今回は、手足に切断所外を持つ人が行う「アンプティサッカー(切断しょうがい者サッカー)」について紹介します。医療用の松葉杖でコートを駆けまわながら、普通のサッカーと同じようにジャンピングボレーなどのアクロバティックなプレーもあるエキサイティングなスポーツです。

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片足でもこれだけのプレーができるというのを見せたい

アンプティサッカーは、80年代に米国の負傷兵がリハビリの一環として始めた松葉杖サッカーが起源としてあり、7人制でオフサイドがないこと以外は基本的にサッカーと同じルールです。

もともとは、リハビリのためのスポーツでしたが、一般のフットサルコートでプレイをしていると、他の人達が思わず「あれ、すごくない?」と足を止めてしまうほど、見る人に対して強いな印象を与えます。

「好奇な視線も今は気にならなくなりました。むしろ、片足でもこれだけのプレーができるというのを見せたいし、それが誰かの勇気や希望につながれば」

このように、アンプティサッカー日本代表の富岡忠幸さんは話します。この記事を見て、初めてアンプティサッカーを知り、動画も見てみましたが、片足ということは全く関係なく、普通のサッカーと変わらずエキサイティングなプレーでした。

こちらは、JAFA 日本アンプティサッカー協会によるPVで、アンプティサッカーをプレイしている姿は本当にかっこよくとても見応えのありますので、ぜひ一度ごらんになってください。

最新号では他にも

・スペシャルインタビュー 「チェブラーシカ」中村誠監督
・特集 軍事化する日本――軍学共同、武器輸出に対抗する市民たち
・今月の人 ストリート誌の記事がきっかけで、27年ぶりに妹と再会―ドイツ『ヘンペル』誌販売者、ヨルグ・ワーケンチン

などなど、多彩な投稿が掲載されています。ぜひ、路上にてお買い求めください!

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