2024年8月1日発売のビッグイシュー日本版484号の紹介です。
表紙は「エミリア・クラーク」、特集は「日本の若者は人権マイノリティ」です。
リレーインタビュー 私の分岐点:陸上競技選手 辻 沙絵さん
生まれつき右ひじから先がないまま、小5でハンドボールを始め、高校時代には全国大会ベスト8に。日本体育大学へ進学後、陸上競技・短距離に転向し、初出場した2015年世界選手権では100mで6位入賞。16年のリオパラリンピックでは400mで銅メダルを獲得した辻さん。大学でコーチからパラリンピックへの出場を提案されたものの、迷いがあったという辻さんが、世界選手権で衝撃を受けた光景とは?
スペシャルインタビュー:エミリア・クラーク
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』『世界一キライなあなたに』など、人気作への出演で知られる、英国の俳優エミリア・クラーク。過去に二度、くも膜下出血によって倒れ、俳優生命を絶たれそうになった絶望と孤独、同じような経験をした人々の支援活動に取り組む、今の思いを語ります。
特集:日本の若者は人権マイノリティ
子どもの自殺者数は、2022年、23年の各年、500人を超え過去最多となりました。なぜ日本の子どもや若者たちの生きづらさが進んでいるのでしょうか?
2015年に「日本若者協議会」を立ち上げ、若者の声を政治に反映させたいと政策提言などを行ってきた、室橋祐貴さん(日本若者協議会代表理事)は「生きづらさの根底には、“人権問題”がある。日本の学校は子どもの権利を理解せず、尊重していないために、子どもの発達に大きな弊害が出ているのではないか」と言います。
この背景には「戦後日本が目指した民主化教育が1969年に管理教育へとシフトした経緯があり、それと真逆に、欧米では70年代以降、子どもや若者の人権を守る民主化が進んだ」と室橋さん。その結果、子どもと若者の人権教育や政治参加についての認識や施策には大きな差が生まれてしまいました。今や「日本社会はジェンダーや多様性、テクノロジーなど変化の激しい時代に追いつけず、衰退の一途をたどっているのではないか」と語る室橋さんに話を聞きました。
国際:45ヵ国に広がる、障害者の移動を支援する「ロール・モビリティ」
車椅子ユーザーをはじめ、“アクセスのしやすさ”という課題に直面する障害者たちが、 街のさまざまな場所についてみずから評価・投稿を行い、情報をシェアできる地図アプリ「ロ ール・モビリティ」。創設者の一人ジョー・フォスターが、アプリの開発にかける思いを語りました。
監督インタビュー:『流麻溝十五号(りゅうまこうじゅうごごう)』 周(ゼロ)美玲(チョウ)監督
台湾では1949~89年まで戒厳令が布かれ、恐怖政治が行われた歴史があります。「自由」を口にすると収監されたその時代の女性政治犯を扱った映画『流麻溝十五号』が公開中です。台湾でもタブー視されてきた史実を浮かび上がらせた周美玲監督にインタビュー。
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https://www.bigissue.jp/2022/09/24354/
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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)