2019年12月15日発売のビッグイシュー日本版373号の紹介です。
表紙は「水曜日のカンパネラ(コムアイ)」、特集は「忙中閑あり」。
リレーインタビュー:ダンサー 辻本知彦さん
2007年、シルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性ダンサーとして初めて起用。その後『マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー』への参加や、米津玄師「Flamingo」MVをはじめ、振付師としても活躍を続ける辻本知彦さん。人生初めての分岐点は、高校時代、バスケットボール部で挫折を経験したことだと言います。その時、新しいジャンルで「圧倒的な努力をする」と決意した辻本さんの思いとは?
スペシャルインタビュー:水曜日のカンパネラ コムアイ
音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、次々と話題作を発表してきたコムアイ。「他人とのかかわりが好き」と語る彼女が、ビッグイシューとの出合いや、音楽、社会への思いを語ります。
特集:忙中閑あり――10編のエッセイ
年の暮れともなれば、無意識に「忙しい、忙しい」と、つい、口にしてしまう人も多いでしょう。そこで「忙中閑あり」です。
「忙」という字は“心を亡くす”と書き、「閑」には“のどか・静か”の意味があります。忙しい中にある、静謐のひとときを見つけ出せたら、「忙」もまた楽し。そして本当の「閑」は「忙」の中にあるのかもしれません。
そこで、10人のお忙しいあの方に、それぞれの「忙中閑」の過ごし方をお聞きしました。あなたの「忙中閑あり」はどのようなものでしょうか?
国際:デンマーク「タバコ同様、ギャンブル広告は禁止されるべき」
充実した社会福祉制度で知られるデンマーク。近年、高利息の消費者金融の借金返済に苦しむ人が増え、その原因のひとつはギャンブル障害だとみられます。
デンマークの政治家セーレン・ゲイド氏は「莫大な借金や依存のリスクをもつギャンブルは、タバコと同様に広告を禁止すべき」と語ります。
観る、2019年の映画:見えないもの、公共と時代、女性へのリスペクト描く
北海道・札幌を代表する映画館「シアターキノ」代表の中島洋さんから、今年も「2019年のおすすめ映画」を紹介するエッセイが届きました。今年、映画から何が、どう見えたのか? 『バーニング』『ROMA/ローマ』『真実』を筆頭に、注目のラインナップをご紹介します。
ワンダフルライフ:“黒門のサグラダファミリア”道草アパートメント
なにわっ子の胃袋を支え続けて200年。全長約580m、約150店舗が並ぶ大阪の黒門市場から東に200mほど行くと、原色のグラフィティに彩られた築65年のユーモラスな建物「道草アパートメント」が顔をのぞかせます。大家のかなた狼さんに“黒門のサグラダファミリア”とも評される、アパートの物語を尋ねました。