1日10km以上歩くこともある路上生活者・濱田さんが、KEENの靴を履いてみたらこうなった

 「ホームレスの人」というと、道端などでじっとしているイメージが強いかもしれません。

しかし実際には、食べものを調達するにも、稼ぐにも、公共交通機関を極力使わず、とにかく歩いて移動しています。

一日の歩行距離が10km以上になる日も

例えば梅田歩道橋上の販売者、濱田さんは、平日は8時~18時、それ以外は10時~17時に立ちっぱなしである以外に1日2~3時間は歩くそう。さらに街歩きクラブ「歩こう会」の主催者として、これまでに114回、読者を引率して様々な街を歩いてきました。

参加してくださる方々に楽しんでもらおうと、濱田さんは念入りな下見をするため、1日の歩行距離が10kmを超える日もしばしば。
2018年6月以降からの総歩数はなんと約1,500万歩とのことで、とにかく足を使って毎日を生きています。

参考)
・路上生活者が “路上清掃ウォーキング”イベントを企画・実行。100回以上「歩こう会」を開催する大阪・梅田の販売者の想い

ビッグイシュー販売者がガイドする「歩こう会」、100回開催。大阪、淀屋橋・北浜周辺のレトロな建物を巡って街歩き

自分で買える靴だと2カ月で履き潰してしまう

そのため、靴の消耗が尋常ではないそうで、自分の経済状況と相談してなんとか買える3000円程度の靴だと、2か月でダメになってしまい、結局1年で6足は買い替えが必要になるんだそう。

1a20ec257cfee40d7e60d5b5d49329e8_m

(イメージ写真 :photo-ac)

そんな濱田さんにとって、フットウェアブランドKEEN JAPANはまさに”渡りに船”な存在。
2008年、KEEN JAPANの当時の社員がビッグイシューの活動に興味を持たことがきっかけで、以来ずっとビッグイシュー販売者のためにKEENの靴のプレゼントや、イベントでのチャリティ出店など、ビッグイシューをまさに足元で支えてきた会社なのです。



KEENの靴の”底力”・・・「1年経っても全く問題ない」

そんな濱田さんに、KEENの靴について聞いてみると

「とにかく頑丈やね!今履いてる靴は 1年以上前にいただいたものなんですけど、履いていても片足のかかとが少し擦れてきただけで、破れてもないし、穴もあかないです。」

hamada

「路上で生活しているということもあり、靴を脱ぐタイミングが少なく、1日平均18時間以上は靴を履いているんですけど、ハイカットの靴をいただいたおかげで足首も守られているので足を痛めることがないです。デザインもカッコよくて気に入っています、ハイ」

と、白い歯を見せて嬉しそうに話しました。

イベントのご案内:次回「歩こう会」は堺市の大仙公園付近

ビッグイシュー販売者である濱田さんによる「歩こう会」では、月に1回程度、読者やボランティアとともに街を歩く。
次回は2月24日、115回目の開催。
詳細・お申し込みは下記より。
https://bigissue.or.jp/event/353/


関連記事

331_01s

・随筆家 山本 ふみこさんのエッセイ「てくてく みんな道の上で聞いてきた」
・mürren編集者の若菜 晃子さん「街と山のあいだ。楽しむアンテナを磨く」
・『歩き旅.com』運営者の石原 淳さん「人間、ザック1個で生きていける」
・イラストレーターの関本紀美子さんのイラストエッセイ「ひと駅分のお散歩スケッチ」
ぜひ路上でお買い求めください。
https://www.bigissue.jp/backnumber/331/