12月1日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は宮本亞門さん、特集は「クラウドファンディング、その先へ」

2020年12月1日発売のビッグイシュー日本版396号の紹介です。

表紙は「宮本亞門」、特集は「クラウドファンディング、その先へ」です。

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リレーインタビュー。私の分岐点:作家 村田沙耶香さん

2003年「授乳」で群像新人文学賞(優秀作)を受賞し、デビュー。その後、芥川賞を受賞した『コンビニ人間』が海外でも話題になるなど、国内外から注目を集め続ける村田沙耶香さん。「子どもの頃からお話を作ることが大好き」と語る村田さんですが、一度、執筆をやめた時期があったと言います。果たして、その出来事とは?

スペシャルインタビュー:宮本亞門さん

世界を股にかけ、数々の舞台作品を演出。その傍ら、社会問題にも積極的に取り組んできた宮本亞門さん。犬や猫の殺処分ゼロを目指す活動、前立腺がんの経験、コロナ禍で仕事仲間を喪う中、改めて見いだしたミュージカルの魅力を語ります。

特集:クラウドファンディング、その先へ

これまで、どれぐらい多くの人が“先立つもの”がないことで、自分のアイディアをあきらめてきたことでしょうか。「クラウドファンディング」は、そんなあなたの夢や問題解決のための新しいアイディアを実現する方法です。

インターネット上でプロジェクトを発表し、不特定多数の人からお金を集めるクラウドファンディングは「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた言葉。“担保”が必要な金融機関に対し、アイディアのおもしろさ、意外さが社会に波紋を広げ、お金を呼びます。

日本の市場では、14年度約200億円から、18年には約2044億円と10倍以上に拡大しました。今、クラウドファンディングは、どのようにお金を循環させる仕組みをつくっているのでしょうか? 「READYFOR」の米良はるかさんと徳永健人さん、「コングラント」の佐藤正隆さん、「GoodMorning」の酒向萌実さんにそれぞれの取り組みを聞きました。
クラウドファンディングの今と、その先に見える未来とは?

国際:キプロス島、南北の紛争・分断を乗り越える光

東地中海に浮かび、面積は日本の四国の半分ほど。島国・キプロスは欧州の人気観光地として栄える一方で、約50年前に起きたギリシャ系住民とトルコ系住民の激しい対立により南北2つの地域に分断されたままです。しかし近年、双方の若い世代によって結成された「行方不明者調査委員会」が思いがけない歩み寄りを見せています。

国内:「ファクトチェック」情報の真偽を検証“言ったもの勝ち” に歯止めを

新型コロナウイルスや米国大統領選についても真偽不明な情報が日々飛び交います。そんな情報をウォッチして検証、根拠とともに結果を公表するファクトチェックに取り組む楊井人文さん(ファクトチェック・イニシアティブ事務局長、「InFact」共同編集長)。前回の登場(323号)から3年、「ファクトチェックの現在」を聞きました。

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ビッグイシュー日本版396号