ビッグイシュー・オンライン10周年、10年でよく読まれた記事TOP5

2022年9月11日、雑誌『ビッグイシュー日本版』は創刊19周年、NPO法人「ビッグイシュー基金」は設立15周年を迎えました。

そして、ビッグイシューを知っていただくチャネルを増やそうと始まったウェブメディア『ビッグイシュー・オンライン』も2022年9月で10周年を迎えました。
「ほぼ2日に1回」のペースで記事を出し続けて来れたのも、読者をはじめ多くのみなさまのご協力、参加のおかげです。心より感謝しお礼を申しあげます。


今回は、この10年間でこのメディアで最も読まれた記事トップ5をご紹介します。

第5位
『ビッグイシューを敵視する人々の主張/誤解と思い込みによる攻撃例とその反論』

かつて「ビッグイシューは貧困ビジネスだ!」「ホームレスの人たちから搾取している!」などとビッグイシューを敵視するアカウントが存在し、ビッグイシューのアカウントに対して執拗にデマも含めた自説を主張してきたことを受け、反論をまとめた記事です。(該当のアカウントはすでに削除されています)
「こんなにひどい中傷を受けているのか」と多くの人の注目を集め、他のウェブメディアでも取り上げていただき、応援してくださるサポーターが増えるきっかけの一つとなりました。
https://bigissue-online.jp/archives/1074407968/

第4位
灘中学の生徒に「格差社会と自己責任論」について、ビッグイシューが出張講義

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ビッグイシューでは、ホームレス問題や事業への理解を深めるため、様々な学校や団体などに出張講義をしています。日本有数の進学校である灘中学への出張講義もそのひとつ。
そこでの出張講義の内容と、生徒さんの反応をまとめた記事が長く読まれており、この記事をきっかけに新たな出張講義のご依頼も多くいただいています。ありがとうございます。
https://bigissue-online.jp/archives/1074408606/

第3位
HIVとAIDSの違いは?エイズでも子供は産めるの?どんな症状?治療費は?本田美和子さんにイチから聞いてみた

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『ビッグイシュー日本版』132号(2009年12月1日発売)の特集記事からの転載。
12月1日の世界エイズデーに合わせて企画された記事でしたが、年間通してよく読まれており、2018年から2019年にかけてもっともよく読まれていました。
ビッグイシュー本誌の記事は、「時間が経っても色あせにくい」を体現している記事です。
https://bigissue-online.jp/archives/1014747501/

第2位
「生活保護」は、働いていても、若くても、持ち家があっても、車があっても申請可能です

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日弁連が生活保護の申請についてのパンフレット「あなたも使える生活保護」を出版したことを受け、その内容をビッグイシュー・オンラインでも紹介させていただいた記事です。
生活保護受給者をバッシングする風潮を受けて、必要な方が制度の利用をためらってしまわないよう後押しする内容です。
当事者の方にも、そうでない方にも知っていただきたい内容になっており、長く読まれている記事の一つです。

今ではかなり浸透してきた「相対的貧困」というキーワードについて解説した記事です。ヤフーニュースに取り上げられたことでアクセスが集まりました。
「日本に貧困層がそんなにたくさんいるなんて実感がない」という人にも、わかりやすく解説した記事となっています。
貧困問題は一部の当事者の問題ではなく、社会全体の問題であることを、折に触れ伝えていけたらと思っています。

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なお、ビッグイシュー・オンラインは翻訳記事も多数取り扱っています。
月々500円からの翻訳費のカンパをしてくださる「オンライン・サポーター」のおかげでオンライン版の運営を続けることができています。ご参加を引き続きお待ちしております。
https://bigissue-online.jp/archives/onlinesupporter/

ビッグイシュー・オンライン10周年記念イベントをオンライン配信

ビッグイシュー・オンラインの運営にかかわるスタッフたちが、このメディアのなりたちや運営について話すイベントを2022年9月13日11時半ー12時半に開催予定です。
お時間の都合が合う方はご視聴ください。