9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』535号、表紙&スペシャルインタビューは「松たか子」、特集は「どこでも発電!ペロブスカイト太陽電池」です。
(リレーインタビュー 私の分岐点)ナンタケットバスケット作家 八代 江津子さん
30代の頃に夫と子ども2人を連れて米国に移住した八代江津子さん。慣れない米国生活に奮闘するなかで、米国東部のナンタケット島に伝わる籐編みと鯨油(げいゆ)用の樽を作る技術が融合した籠バッグ「ナンタケットバスケット」に出会い一目惚れします。ナンタケットバスケットについて詳しく調べるうちに自分でも作ってみたいと思うようになったものの、その技術は一子相伝。しかし八代さんはあきらめず、「この人に弟子入りしたい」と思った職人のもとに通い続けます。そして5年が経った頃、ようやく弟子入りの目途が立ったものの、八代さんに新たな試練が……。さまざまな苦労を乗り越えた八代さんが語る、ナンタケットバスケットの魅力とは?

(スペシャルインタビュー)松たか子
俳優、歌手、声優と幅広いジャンルにわたって、つねに新鮮で高い表現力を見せ続けてくれる松たか子さん。この9月25日からは主演を務めた映画『ナギダイアリー』が全国公開されます。撮影地の岡山県奈義町のこと、役に込めた思いなどを聞きました。

(特集)どこでも発電!ペロブスカイト太陽電池
新たなエネルギーとして世界中から注目を集めている、日本発「ペロブスカイト太陽電池」。フィルムなどの上にペロブスカイト結晶構造をもつ化合物を塗布した太陽電池で、主要材料は国内で調達可能。発電効率もシリコン太陽電池と遜色がありません。「薄く軽くて曲げられ、曇りの日や朝夕の弱光でも発電可能。どこにでも設置できる」のが特徴です。
本誌523号特集(2026・3・15)では、ペロブスカイト太陽電池の開発者、宮坂力さん(桐蔭横浜大学特任教授)に、ペロブスカイト太陽電池の誕生の経緯やその可能性について取材し、その際、課題は材料の「鉛」や大面積への塗布などだと聞きました。
今回登場する若宮淳志さん(京都大学化学研究所教授)の研究グループは、製品化に必要な「大面積での塗布技術」の開発や、鉛を使用しない「スズ系ペロブスカイト太陽電池」の開発を進めています。
若宮さんは「世の中の役に立つ研究をしたい」と思い、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた研究を始めることに決め、2018年には京都大学の支援を受けて、大学時代の同級生だった加藤尚哉さんとともに、スタートアップ企業(株式会社エネコートテクノロジーズ/加藤さんは代表取締役)を創業しました。ペロブスカイト太陽電池の社会実装は目前です。若宮さん、加藤さんのお二人に話を聞きました。

(国際)豪華絢爛なクルーズ船の裏側。知られざる“外国人労働者搾取の縮図”
巨大な船体に客室やレストラン、劇場やカジノなどの複合施設を備え、国から国へと航行しながらリゾートや寄港地での観光サービスを提供する、富裕層向けのクルーズ旅行。船内で働く人々が置かれた劣悪な労働環境について、ドイツのストリートペーパー『ヒンツ&クンツ』誌が独自の調査を行いました。

(連載)すでに多くの異文化を内包する社会。受け入れるレッスンとしてのマンガ
トミヤマユキコさんの「マンガを通して社会問題を考える」エッセイ第6弾。今回は、食や街歩きを通して多文化共生を考えるマンガを紹介します。

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