親世代の人たちに、わかってもらえない

130人生相談

親世代の人たちに、わかってもらえない

20歳で結婚し、小3と4歳の子どもがいます。子どもの手がかからなくなり、最近パート勤めやボランティアを始めたのですが、そこで出会う50歳前後の自分の親世代の人たちからは、「家庭や子育てをほったらかしにしている」と言われることがたびたびあって、とても居心地が悪い。私はしっかりやっているつもりなのに、どうやったら、わかってもらえるでしょうか。
(32歳/パート主婦)

結婚もしてない私に家庭や子育てのことは、とても難しいなぁ。「今どきの若い子は」なんて言われたら、そりゃ嫌でしょうねぇ。でも年のいったものから見たら、全部経験してきたことやから、若い人を見ると何かが欠けて頼りなく思えてしまうことがあるんです。

私にも「ちゃんと食べてるか」「元気にしているか」って、気にかけていた若い子がいましてね。若い子って言うても、50歳前後の大人ですよ。ところが、私がよかれと意見したことを、悪口ととらえて、まるっきり手のひらを返したような態度になってしまって。それまでは手すり足すり、三日にあげず来てくれてたのに、道で会っても挨拶もしてこない。

そりゃ、仲よくするのはええことやけどね、世代の差というのは、そう簡単には埋まるもんじゃないなって、つくづく思ってたところなんです。70歳過ぎの私からしたら50歳の人に、そしてその50歳の人も30代にひと言、言いたいことがある。世の中って、そんなもんですわ。

ましてや職場やボランティア先だったら、たとえ波長が合っても、学生時代の友達みたいな感覚を求めるのは、難しいですね。年上の人には、敬意を払ってつき合えばいいと思いますよ。そしたら相手もあなたに入りこんでこない。ご本人は気づいてないけれど、第三者から指摘されるということは、どこか調和できていないところがあるんでしょうね。

えらい飛び飛びになりましたけれど、今どきって子どもに勉強ばっかり頭にたたき込むのではなしに、運動もし、子ども同士の遊びもして、バランスよく社会性を身につけることが大事なんちゃいますの。もし許されるんだったら、お母さんの職場やボランティア先に、子どもを一緒に連れて行ってあげてください。文句を言う他人さんも、なごむんと違いますか。親がやっていることを子どもに見せるよい機会にもなるからね。

(大阪/Mさん)