-
公正・包摂
ホームレス問題の政策議論の場にホームレス当事者が参画/ワシントンD.C.の例
ワシントンD.C.(コロンビア特別区)のホームレス支援団体ミリアムズ・キッチン*1では、「公正を求める市民連合*2」の創設メンバーらが机を囲んでいる。この街のホームレス支援サービスーーとその問題点ーーを身をもって経験して […] -
貧困・ホームレス
20年に及んだホームレス生活から脱出した女性にインタビュー
オーストラリア中をさまよい、20年にわたるホームレス生活を経験した一人の女性。そんな彼女が念願の住居を手にし、路上生活の厳しさ、現在のあふれる喜びを語った。 -
貧困・ホームレス
販売者はどんなものを食べている? 5人の食事日記が語ること
日常的にまともな食事が期待できない状態を指す「食料不安」の問題が、米国では深刻な広がりを見せている。では、ストリート誌販売者はどんな食生活を送っているのだろう? 米オクラホマシティのストリート誌『カーブサイド […] -
貧困・ホームレス
統計のトリック–ホームレス状態とカウントされない人たちが増加しているフィンランド
フィンランドでは、ホームレス状態にある人の数が年々減少している。だが、統計が必ずしもすべての現実を捉えているわけではない。ポジティブに見えるニュースに影を落とす今後の懸念点について、フィンランドのストリートペーパー『Is […] -
貧困・ホームレス
真夏の酷暑から販売者を守るために行っていること
「ビッグイシュー」の路上販売は、「ホームレス状態、連絡先・保証人・履歴書なしでも、誰でもすぐに始められる仕事」として、イギリスではじまりました。雑誌を仕入れて路上で対面販売する形をとることで、仕事を求めるホー […] -
気候・自然
路上生活者が熱中症で死亡する確率は家のある人の12倍ー凍死対策と同等の暑さ対策を
英国の新しい研究によると、ホームレス状態にある43歳の健康状態は、住まいのある85歳の健康状態に相当するという。ホームレス状態の人によくある症状は、心臓疾患、呼吸器系の問題、臓器障害、傷口からの感染症などだ。さらに昨今は […] -
貧困・ホームレス
英国で深刻化する貧困。“ホームレス問題は政治的選択” 人々の意識を変えていく必要性
2023年1月にジョセフ・ラウントリー財団が発表した英国貧困報告書「UK Poverty 2024 *1」に指摘されているとおり、英国の貧困問題は悪化の一途をたどっている。2021/22年度、困窮状態にある人 […] -
まちづくり
ハワイ先住民の文化を大切にしたホームレス対策「カウハレ」と住宅デベロッパーたちの工夫
リゾート先として人気のハワイだが、実はホームレス状態にある人の割合が全米トップレベルにある。そんなハワイで最近、この危機に立ち向かおうとするムーブメントが広がりつつある。ワシントンD.C.のストリートペーパー『ストリート […] -
貧困・ホームレス
「ファンクショナル・ゼロ」とは、コミュニティとしてホームレス問題をどれだけ実質的に解消しうるかを測る指標
「ファンクショナル・ゼロ」とは、必要な人に住まいや支援を実質的にどのくらい行き渡らせられるかを測る指標である。関係する組織がバラバラに動くのではなく、互いに連携し、地域密着型の支援を行うことがポイントとなる。 […] -
貧困・ホームレス
フィンランドのホームレス人口が減少している理由ーーハウジング・ファーストで高い費用対効果
EU諸国の中で唯一、ホームレス状態にある人の数を減少させている国フィンランド。長期的ホームレスを解消する国家プログラムを率い(2008-2012年)、フィンランド最大の住宅支援NGO「Y財団」のCEOを9年間務め(201 […] -
貧困・ホームレス
家のない人の数が過去最大になってしまった英国の現状
英政府の発表によると、簡易宿泊所(宿舎、ホステル、B&Bなど)で生活している人の数が、1998年の統計開始以来、最大に達した*1。2023年3月の統計で、10万4,510世帯(13万1千人の子どもを含む)が、簡易 […] -
イベントレポート
「屋根がない状態だけがホームレスなのか?」/関西日英協会出張講義レポート
有限会社ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や貧困問題、ビッグイシューの活動への理解を深めるため、企業や学校、各種団体から依頼を受け、講義をさせていただくことがあります。今回の行き先は、関西日英協会(以下、同協会)。1 […] -
貧困・ホームレス
人口8,400万のドイツで、約7万8千人の成人女性がホームレス状態。必要な支援とは
昔は、“ホームレス”というと、世捨て人のような風貌をイメージしたものだが、昨今のホームレスの人たちの中には、パッと見て困窮しているとわかりづらい人も多い。下記に紹介する2人の女性もそうだ。ドイツ・シュトゥットガルトの女性 […] -
公正・包摂
精神疾患や薬物依存症者の強制入院にまつわる賛否両論
米国では、ホームレス当事者を含めた市民の健康や治安への懸念の高まりを受け、この1年ほどでホームレス問題への新しい方針を発表する都市が出てきている。その中に「民事的収容(civil commitment)」を提案するものが […] -
平和・協同
ビッグイシュー販売者はどのようにビッグイシューを知るのか?
ビッグイシューの出張講義でスタッフが販売のしくみを解説すると、参加者から「しくみはわかったけれど、そもそもビッグイシューの販売者はどのようにビッグイシューの存在を知るのですか?」と聞かれることがあります。そこで今回は、販 […] -
公正・包摂
選挙活動がビッグイシュー販売者に与える影響
街角で雑誌販売をするビッグイシュー販売者は、人通りが見込める場所に立つことが多い。そのため、その場所は、選挙時には選挙活動にも使われることもよくある。選挙期間になると、ビッグイシューを応援してくださる方の中に […] -
ジェンダー
育児や介護で離職したあげく、家庭内暴力で家を追い出される高齢女性たち
オーストリアで家を失う恐れが急速に高まっているのが「55歳以上の女性」だ。いったいどんな事情があって、高齢女性がホームレス状態に至るのか。『ビッグイシュー・オーストラリア』が、3人の女性の住まいを失うまでの経緯を聞いた。 -
貧困・ホームレス
毎日20人以上が路上で亡くなる米国の真の悲劇
米国では毎日少なくとも20人が、路上やテント、車中など、ホームレス状態で亡くなっている*1。ストリートペーパーの国際的ネットワーク「INSP(International Network of Street Papers) […] -
貧困・ホームレス
ホームレスの人を減らし続けているフィンランドの本気-まず住まいを提供する「ハウジングファースト」施策の成功
ヨーロッパでは、多くの都市でビルの入り口にホームレスが寝そべっている光景が街並みの一部になっている。だがフィンランドの首都ヘルシンキでは、街中や駅周辺から港の近くへと足を延ばしても、特にホームレスらしき人は見当たらない。 […] -
貧困・ホームレス
「2030年までにホームレス問題解消」に取り組むドイツ政府:住宅・都市開発・建設相クララ・ゲイウィッツにインタビュー
2021年12月に発足したドイツのショルツ政権は「2030年までのホームレス問題解消」を掲げている。その具体策として、毎年40万戸の住宅建設を打ち出している*1住宅・都市開発・建設相クララ・ゲイウィッツに、『ヒンツ&クン […] -
イベントレポート
父親の病気、職場の人間関係、リーマンショック、東日本大震災…Tさんがホームレスになってしまった理由
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関や企業などで講義をさせていただくことがあります。今回の講義はある一部上場企業でSDGsを担当する部署の社員さんたち。研修プログラム「道端留学」の一環で、 […] -
アート・文化
ホームレス高齢女性のリアルに迫るドキュメンタリー映画『アンダーカバー』
住まいに大きな不安を抱える高齢女性たちに迫ったドキュメンタリー映画『アンダーカバー(Under Cover)』が、2022年10月からオーストラリア国内で上映されている。豪スウィンバーン工科大学アーバントランジションセン […] -
アート・文化
『ドクター・フー』『セックス・エデュケーション』で評判の俳優ンクーティ・ガトワ、住所不定の下積み時代を語る
英国のポップカルチャーに多大な影響を与えてきた国民的長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』。主人公ドクター役の14代目に、初の黒人俳優ンクーティ・ガトワ(29歳)が抜擢された。温かい人柄にユーモアと熱意をあわせ持つガト […] -
イベントレポート
ホームレス問題は、社会のどこが包摂的でないかを教えてくれる/オンライン・スタディツアーにビッグイシューと販売者が登壇
ビッグイシュー日本では、企業の研修などで、ホームレス問題や取り組みへの理解を深める講義をさせていただくことがあります。今回はマルイグループユニオン(※1)と株式会社Ridilover(以下リディラバ ※2)の企画による、 […] -
平和・協同
岡山でビッグイシューが買える拠点「安楽亭」は、あたたかい食事を楽しめるみんなの居場所
通常はホームレスの人たちが路上販売している雑誌『ビッグイシュー日本版』ですが、ショップやカフェなど人の集まる場所で、ビッグイシューを販売していただく「委託販売制度」があります。今回は岡山でこの委託販売制度を利用している拠 […] -
公正・包摂
生活困窮者の髪を無料でカット。美容師プロボノ集団「バーバー・エンゼルス」
貧乏でも孤独でも、髪は伸びる。そして、ボサボサになってしまった髪のせいで、さらに人と接する機会が失われてしまうことは、ホームレスの人々によくある話だ。そんな散髪代を工面できない人たちのために、無料で散髪サービスを提供する […] -
ジェンダー
ホームレス状態の女性を200人雇用し、他社の作業を代行/豪ビッグイシューの取り組み
ビッグイシューの販売者は男性がほとんどだが、ホームレス状態にある女性がいないわけではない。オーストラリアでは、ホームレス人口の42%は女性だとされ、子連れも少なくない。つまり、女性がホームレス状態となっても可視化されにく […] -
健康・衛生
「身体を洗うことは人間の尊厳」。10年のホームレス生活を経て、無料シャワー付きバス走らせる(ドイツ)
元路上生活者のドミニク・ブローは自身が身体を洗えず苦しんだ経験から、友人たちと約2200万円を調達し、シャワー付きのバスを開発した。現在、ハンブルク市内をほぼ毎日走らせ、行政に代わって誰でも利用しやすい衛生施 […] -
貧困・ホームレス
“安心感を得るため”に路上生活者を襲撃する弱者たちー安全確保に必要な施策を考える
路上に座る女性の前で、2人の男が立ち止まった。「今夜どこで寝るの?」と尋ね、隣に座って何か耳打ちする。女性が動じることなく無視していると、捨てゼリフを吐いて去っていった。「ああいう輩は相手にしない方がいいんで […] -
イベントレポート
税理士の集まるオンライン新年会で、ビッグイシューが販売者と共に講義
ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関だけでなく市民団体などに対しても講義をさせていただくことがあります。今回は、1月に開催された税理士の任意団体「大阪税経新人会」のオンライン新年会に […]