空き家は自由空間だ!国内外の空き家活用事例をご紹介

こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部のイケダです。現在路上で発売中のビッグイシュー日本版249号から、読みどころをピックアップしてお届けします。

空き家は自由空間だ!国内外の空き家活用事例

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本日ご紹介するのは、特集「空き家は自由空間」。現在日本の空き家率は13.5%、その総数は820万戸に達しています。249号では、クリエイティブな空き家活用事例が多数紹介されています。

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冒頭で紹介されているのは「尾道空き家再生プロジェクト」の取り組み。代表の豊田雅子さんのインタビューが掲載されています。

彼らの活動の特徴は、なんといっても空き物件を自分たちの手で再生していること。

これまでの活動で、空き家バンクの成約は約75軒に至り、NPO独自の再生物件も15軒以上にのぼる。なかでも重視してきたのが、空き家再生にかかわるさまざまなプロセスをイベントやワークショップとして行い、興味のある人が誰でも参加できるようにしてきたことだ。

再生物件はウェブサイトにも掲載されています。いずれも信じられないくらいすばらしい物件で、すぐにでも住んでみたくなる衝動に駆られます。

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紙面では、ドイツ・ライプツィヒの「ハウスハルテン」という空き家プロジェクトも紹介されています。

発端はドイツ統一。統一後、多くの人々が旧西ドイツに移住し、旧東ドイツには大量の空き家が発生しました。「ハウスハルテン」は、こうした空き家のオーナーと、安く家に住みたいアーティストや若者をマッチングさせ、都市を活性化させる取り組みです。

「家守の家」では、間借り人は家賃を払う必要がなく、共益管理費とハウスハルテンへの会費を月々支払う。シュヴェルツェルさんは、7人の「家守」たちで合計375ユーロ(約5万2千円)を支払っている。使用契約には通常5年前後の機嫌が設けられており、空き家となっている住居の「合間使用(Zwischennutzung)」というコンセプとだ。空き家を使用する彼らがいることで、空き家居住が不法侵入者の犯罪の温床になったり、荒らされたりすることを防ぐ、まさに「家を守る」役割を果たしている仕組みになっている。

特集では他にも女性のための安価なシェアハウス「乙女ハウス」、株式会社ビルススタジオ代表の塩田大成さんへのインタビューが掲載されています。空き家問題に関心がある方は必読の一冊となっております。

249号では他にも、ニコール・キッドマンさんへのインタビュー、持田香織さんのインタビュー、東田直樹さんの「自閉症の僕が生きていく風景」、ホームレス人生相談などなどのコンテンツが掲載されております。ぜひ路上にてお買い求めください!

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