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アート・文化
美術家・深堀隆介さん—本物と見まがう立体絵画を描く「金魚絵師」の想い
本物かと見まがうような立体作品を生み出す“金魚絵師”は、誰もが知る小さな魚に、どんな想いを抱いているのだろうか。 樹脂に閉じ込めた金魚が今にも動き出しそうに泳ぐ 自暴自棄になった時、目にとまった赤い金魚 深堀隆介さんは子 […] -
アート・文化
呉夏枝さん—在日コリアンとしてのアイデンティティから生まれた、静謐な世界
在日コリアンとしてのアイデンティティから生まれた、静謐な世界。 祖母、母、私、三世代の道のり。生地に残った記憶をたぐる テキスタイルアーティスト 呉 夏枝さん 織り、染織、刺繍もこなし、着物とチマチョゴリをつなぎ合わす […] -
ビッグイシューのご案内
ビッグイシュー日本版 12月1日発売 204号の紹介
12月1日発売のビッグイシュー日本版204号のご紹介です。 スペシャルインタビュー ティム・バートン監督 12月15日から公開のティム・バートン監督の新作『フランケンウィニー』は、不気味でチャーミングな白黒アニメです。子 […] -
経済・産業
中国、大都市で働く大卒集団「蟻族」の生活実態 [世界短信]
「蟻族」とは大都市の郊外に群居する大卒の若者たちのことで、高学歴でありながら低賃金のために劣悪な環境で暮らしている。昨年9月に『蟻族』という本が出版され、社会から一気に注目されるようになった。同書は研究者が北京郊外で聞き […] -
アート・文化
「ゴミニケーション」で広がる制作—アートユニット「淀川テクニック」
河川敷のゴミや漂流物が魚になって息を吹き返す。屋外の展示は、出会いもハプニングもすべてがアート。 淀川は遊び場。曲がったものを組み合わせるおもしろさ 魚型自転車にシャチホコのキックボード。すべての組み合わせが廃棄物 「こ […] -
気候・自然
オーストラリア、年間95基を動かすウラン輸出。先住民の〝神聖な泉〟を汚染
1月14日、15日の両日にわたり パシフィコ横浜で開催された脱原発世界会議。海外約30ヵ国からの100人を含め、延べ約1万1500人が参加。ネット中継を視聴した数は全世界で約10万人にのぼった。 69を数えたブース。脱原 […] -
原発ウォッチ!
大飯原発再稼働、本当の理由 [原発ウォッチ!]
(2012年7月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 195号より) 6月17日、野田佳彦総理大臣は大飯原発3、4号機の運転再開を宣言した。これに先立ち、7000を超える人々が首相官邸前に集まり再稼働の判断 […] -
平和・協同
モザンビーク、2014年までの地雷撤去目標 [世界短信]
アフリカ南部に位置するモザンビーク共和国は、世界で最も地雷汚染の深刻な国の一つだ。モザンビーク政府は、同国の対人地雷と不発地雷を09年3月までに一斉撤去するとしていたが、その目標を5年先に延ばした。世界的な支援金の不足と […] -
アート・文化
7トンの塩で描く、生命の森。インスタレーション作家 山本基さん
(2011年9月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 175号より) 7トンの塩で描く、生命の森 緻密な迷路や網の目の模様を塩で描く。気が遠くなるような作品づくりの裏には、生と死を見つめる強く優しいまなざし […] -
原発ウォッチ!
原発廃止の「ゼロシナリオ」を目指して [原発ウォッチ!]
(2012年8月1日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 196号より) 「さようなら原発1000万人アクション」が呼びかけた10万人集会が7月16日、東京代々木公園で行われた。主催者の予想を超えて、17万人の人 […] -
経済・産業
西アフリカ農家、オーガニック製品へシフト [世界短信]
FAO(国際連合食糧農業機関)が、西アフリカ諸国の農家がオーガニックの製品を輸出するのを応援する240万ドル(約2億4千万円)規模の取り組みを始めた。ブルキナファソ、カメルーン、ガーナ、セネガル、シエラレオネの5000の […] -
食・農
ドイツ、市民菜園から食料援助 [世界短信]
ドイツ国内には、約600のターフェル(Tafel/ドイツ語で「食卓」の意)と呼ばれるフードバンクが存在する。スーパーや食堂などから、まだ状態のいい食品を譲り受けて生活困窮者に配るNPOだ。 最近、ブランデンブルク州などの […] -
気候・自然
中国、南京の歴史保護区でとまらない都市開発 [世界短信]
中国、南京の歴史保護区でとまらない都市開発 三国志で有名な呉の孫権が都を置いた南京は、史跡が多く、中でも老城南(ラオチェンナン)という地域は南京の歴史文化発祥地とされ、2500年前の城跡など多数の遺跡が集中し、南京の伝統 […] -
原発ウォッチ!
怪しい東電値上げ、送電部門売却に踏み切れ
福島第一原発では大きなトラブルは報告されていないが、小さなトラブルが多発している。そんな中で、夏を直前にして行っている工事がある。冷凍機の設置だ。気温の高い夏場の冷却不足を懸念してのことだ。冷却不足には注水を増やせばよさ […] -
アート・文化
映像作家・音楽家 高木正勝さん「着地って跳ぶことよりも難しいし、その年齢も人それぞれでいいと思う」
映像と音楽を自在に組み合わせてつくる独自の世界。この秋は初のピアノソロコンサートに挑む。 遺したいもの。アーティストとしての着地に向けて作品をつくる すべてを越え共感できる普遍性、世界で10人のクリエーターに 非常に現代 […] -
被災地から
「除染作業」で人は再び住めるのか? [被災地から]
大型の重機が、人影のない水田や畑で音を立てて動き、汚染された土を詰め込んだ黒い大型のバッグ「フレキシブルコンテナバッグ」(フレコンバッグ)が次々と並んでいく。周囲では、白い防護服、顔にはプラスチックの全面マスクを着けた作 […] -
アート・文化
中田秀人監督「小さなものでいいから、何年も人の記憶に残る作品をつくりたい」
人間を好きになってしまった電信柱の恋を描く『電信柱エレミの恋』。 映像に映る造形物すべてを手作りで制作した、45分全編ストップモーションアニメ。 渾身のストップモーションアニメ。毎日12時間、8年かけた制作 完成した時、 […] -
原発ウォッチ!
明るみに出てきた原子力ムラの実態 [原発ウォッチ!]
(2012年6月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 193号より) 原子力ムラの実態が明るみに出てきた。ムラ社会の風通しがよくなる好機が訪れたといえよう。5月24日に、毎日新聞が「4/24勉強会用【取扱注 […] -
被災地から
「日本国政府による犯罪だと痛感」—脱原発世界会議、海外ゲストが見たフクシマ [被災地から]
世界各国の脱原発、核廃絶運動に関心のある人、NPO、専門家など約1万1500人が参加した「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」が1月14、15の両日、パシフィコ横浜で開催された。 このイベントに先立って、ドイツ、 […] -
教育
マラウイ、自由もたらす風車 [世界短信]
マラウイのマシタラに住むウィリアム・カムクワンバは、貧困のため14歳で学校に通うことができなくなったが、地元の図書館に通っては、独学で科学の勉強を続けていた。そして、そこでエネルギーに関する書物に出合い、風によって、水を […] -
被災地から
分断され、追い詰められ、孤立化する福島のお母さんたち [被災地から]
2011年12月12日、都内で 「2011 東日本大震災を受けて 福島原発事故後の人権を考える」が 国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」によって開催された。福島県内の母親が置かれている厳しい状況と、人権侵害の現状が伝 […] -
被災地から
視覚障害者向けの「しゃべる線量計」を開発 [被災地から]
東京電力の福島第一原発事故に伴う放射性物質の拡散に悩む福島県で、測定した放射線量を音声で案内する線量計「しゃべる線量計」が開発された。 「しゃべる線量計」視覚障害者や高齢者も使える放射線測定器開発! 12月9日には、開発 […] -
ビッグイシューのご案内
貧乏ゆすりがとまりません…。どうしたらいいでしょう?[ホームレス人生相談]
(THE BIG ISSUE JAPAN 75号より) -
アート・文化
ビッグイシュー日本版 11月15日発売 203号の紹介
11月15日発売のビッグイシュー日本版203号のご紹介です。 スペシャルインタビュー ダニエル・クレイグ 12月1日に公開が始まる『007 スカイフォール』。ダニエル・クレイグにとって、3回目のボンド役となりました。「だ […] -
貧困・ホームレス
試練の連続を経て、ようやくたどり着いた幸せ [販売者ストーリー]
渋谷の東急プラザ前にあるロータリーで、プロペラのついた帽子をかぶった男性を見かけたら、その人が下谷芳男さん(59歳)だ。多彩なファッションの若者が行き交う渋谷でも一際目につく帽子を指さし、くすくす笑う女子高生たちがいる。 […] -
原発ウォッチ!
猛暑。節電、融通で乗り切る [原発ウォッチ!]
(2012年6月1日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第192号より) 5月5日に北海道にある泊原子力発電所3号機が定期検査に入り、日本中の原発がすべて止まった。多くの人たちが待ちわびていた時がきた。お祝いを […] -
貧困・ホームレス
晩年はどこかの国の片田舎で畑を耕し、のんびりと自給自足の生活をしてみたいね。 [販売者ストーリー]
ボールを追いかけているうちに仲間たちとの輪ができて、気持ちも前向きになってきた 「この左耳のピアス? 若くして亡くなった恋人との思い出がつまった宝物なんだ。だから、生きている限り、ずっと外さないつもり」 そう言って人なつ […] -
ビッグイシューのご案内
干渉しすぎる母親に困っています[ホームレス人生相談]
(THE BIG ISSUE JAPAN 74号より) -
原発ウォッチ!
原発事故から26年目のチェルノブイリ [原発ウォッチ!]
(2012年5月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第191号より) チェルノブイリ原発事故から26年目の4月26日が過ぎた。原子力の専門家のほとんどが、放射能が日本まで飛んでくることを否定したが、実際に […] -
気候・自然
飯島博さん「壊すんじゃない、世の中を溶かす勇気を持つ」(4/4)
このようなアサザプロジェクトを動かしてきた、アサザ基金を、飯島さんは、中心のないネットワークだと言いきる。 「組織がない、中心がないっていうのは、無力だということです。強力なリーダーがいなくてしっかりした組織もない。中心 […]