こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部です。現在路上で発売中の「ビッグイシュー日本版」280号から、読みどころをピックアップいたします。
今回は、女優としてだけではなく映画監督としても活躍し始めているアンジェリーナ・ジョリーへのスペシャルインタビューを紹介します。
映画全体に関与できる監督の方が性に合っている
ボスニア戦争中の大量強姦事件を扱った「最愛の大地」を映画監督としてもデビューし、二作目を公開したジョリーは監督業についてこのように話します。
女優は演じる人物の正確を知り、映画全体の雰囲気はつかむけど、関与しない部分もかなりある。だから、私は監督の方が性に合ってる。でもこれほど大規模な映画を制作できるとは夢にも思わなかった
人道支援家としても活動をしているジェリーだからこそ、監督として映画全体に関わかることで、多くのことを世界に訴えているのでしょう。
映画ではお説教をしない 結論は見る人に委ねたい
「不屈の男 アンブロークン」は、第二次世界大戦の米国の英雄ルイス(ルイ)・ザンペリーニを主人公にした映画です。
ザンペリーニは太平洋戦争で爆撃手として任務につくが、飛行機が海に墜落しため、47日間漂流した後に、日本軍に救出されるが捕虜となり壮絶な虐待を受けます。
戦後、ザンペリーニは、キリスト教福音派に改宗し、自分が生き残ったことには、より深い意味とより大きな目的があると確信します。ただ、今回の映画は、ザンペリーニが帰国するところで終わってしまいます。そのことについて、ジョリーはこのように語ります。
この人の人生について読むと、奇跡という可能性を排除することは不可能に思えるの。飛行機に594も穴が空いたけてど、そのうちの一つとして彼や燃料タンクに当たらなかった・・・そんなことがいくつも起きている。でも私達にとって重要だったのは、映画ではお説教をしないということ。結論は見る人に委ねたい
この映画のレビューで実際に多様な意見がありますが、ザンペリーニの人生から様々なことを感じられるでしょう。
「不屈の男 アンブロークン」は先日公開されたばかりですので、ぜひご覧ください。
また、他にもUNHCRの大使としての活動など、ジェリーの素晴らしい様々な取り組みに関するインタビューもありますので、ぜひ路上で手にとって読んでみてください。
最新号では他にも
リレーインタビュー:山中伸弥教授
特集:異なる色世界
原発ウォッチ:いま撤退こそ合理的。破綻避けられない「再処理」事業
などなど、多彩なコンテンツが掲載されています。ぜひ、路上にてお買い求めください!
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ビッグイシューについて
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。