2022年9月15日発売のビッグイシュー日本版439号の紹介です。
表紙は「ミューズ」、特集は「コロナ禍、医療崩壊と再生」です。

リレーインタビュー 私の分岐点:柳美里さん
2019年『Tokyo Ueno Station(JR上野駅公園口)』が全米図書賞を受賞するなど、世界的な活躍を続ける作家の柳美里さん。人生の分岐点となったのは2011年3月11日の東日本大震災。福島に通うようになった柳さんが移住を決意した、そのわけとは?
スペシャルインタビュー:ミューズ マット・ベラミー
英国を代表するロックバンドとして不動の人気を集め続けるミューズ。ボーカルのマット・ベラミーは、故郷の英国を離れたまま、コロナ禍で長期にわたり米国に滞在。2021年1月6日、米国連邦議会議事堂が2000人以上もの群衆によって襲撃された際には、ロサンゼルスの自宅で騒動の行方を見守っていました。折りしも9枚目のアルバム作りに取りかかったところで、この滞在経験が最新アルバムに結びつき、後のビッグイシューとのコラボレーションにもつながったと語ります。
特集:コロナ禍、医療崩壊と再生
新型コロナに感染、重症化しても治療を受けられない。2020年コロナ禍の発生以来、私たちは医療崩壊の現実にくり返し直面、実感してきました。その大きな原因は「医師不足」と「公立・公的病院の不足」であるといいます。
病院勤務医の約4割の人は過労死ラインを超え勤務しています。日本の人口あたりの医師数をOECD平均のレベルにするには10万人以上の増員が必要となっています。また、コロナ禍で最も多くの病床を確保してきた公立・公的病院は、日本ではわずか20%しかありません(ドイツやフランスは50%以上)。なのに、公立・公的病院の統廃合、独立行政法人化(実質的には民営化)が進められようとしています。
医療再生の道を探るため、ジャーナリストの和田秀子さんによる医療崩壊の現場取材レポートを紹介。植山直人さん(「全国医師ユニオン」代表)に「医師の不足と“超”長時間労働」について、本田宏さん(NPO法人「医療制度研究会」副理事長)に「日本の医療、再公営化の必要性」について聞きました。
国際:ロシア、草原を再生し気候変動に抗う、自然保護区の挑戦
かつては草原が広がっていたというシベリアでは、永久凍土が解け始め、大量の二酸化炭素が発生、温暖化の進行を促進しています。この地で保護区を管理するジモフ親子は「さまざまな種類の草食動物を増やす」という意外な方法で、問題の解決に取り組んでいます。
ビッグイシュー・アイ:フードバンク関西、コロナ禍で子育て世代の直接依頼が増加
コロナ禍の2年半、20年にわたって“食支援”を続けてきた「フードバンク関西」の活動にはどのような変化があったのでしょうか。また物価高騰が暮らしを直撃している今、どのような声が届いているのか。代表理事の中島眞紀さんに話を聞きました。

『ビッグイシュー日本版』439号
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**新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急企画第10弾**

2022年6月8日(水)~2022年8月31日(水)まで受付。
販売者からの購入が難しい方は、ぜひご検討ください。
https://www.bigissue.jp/2022/06/23648/
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ビッグイシューについて

ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)