2023年4月15日発売のビッグイシュー日本版453号の紹介です。
表紙は「エディ・レッドメイン」、特集は「わたしの隣人、人権はどこに」です。
リレーインタビュー 私の分岐点:ドキュメンタリー監督 大島新さん
フジテレビを経て1999年フリーとなり、数多くの番組を演出・プロデュース。2009年に映像制作会社ネツゲンを設立し、現在はドキュメンタリー映画の監督やプロデュースを手掛ける大島新さん。人生の分岐点は新卒で入社したフジテレビを四年半で辞めたこと。テレビ局の社員として経験を積んでいた大島さんが会社を辞める大きなきっかけになった、椅子から立ち上がれないほどの衝撃映画とは?
スペシャルインタビュー:エディ・レッドメイン
舞台劇から俳優としてのキャリアを築き、映像作品へのオファーが絶えないエディ・レッドメイン。スティーブン・ホーキング博士、世界で初めて性別適合手術を受けたとされる画家、多くの患者を殺害した連続殺人犯など、実在する人物を演じることも多い。彼がこれまでの出演作を振り返りながら、俳優と役をめぐる葛藤や課題を語りました。
特集:わたしの隣人、人権はどこに
さまざまな国から生きのびるため日本に逃れ、私たちの隣で暮らす外国の人たちは今、どのように生活しているのでしょうか。政治的に不安定な母国へ帰国できないなどの事情を抱えていても、日本政府から滞在許可がおりないため、入管施設に“収容されている人”は124人(2021年末)、一時的に身柄の拘束を解かれた“仮放免者”は5910人(2021)となっています。仮放免中は就労できず、健康保険がないので病気になれば医療費は全額負担、生活保護も受けられません。さらに、コロナ禍の影響で支え合っていた仲間からの支援も継続困難になり、外国人支援の市民団体の活動だけが頼りになっているといいます。そこで、そんな隣人を支援する大澤優真さん(北関東医療相談会/つくろい東京ファンド)と、新島彩子さん(難民支援協会)に、現場の状況について聞きました。また、国際人権法を研究する藤田早苗さん(英国・エセックス大学)に「国際人権法からみた日本の入管収容問題」について聞きました。
国際:オーストラリア。シニア世代のLGBTQI +が集う特別な舞踏会
同性愛が1997年まで違法とされていたオーストラリアで、シニア世代のLGBTQI +の人々に向けた舞踏会が年に一度、開催されています。かつては公に集まることの許されなかったコミュニティが集い、特別なひと時を楽しむ「カミング・バック・アウト・ボール」について、企画主催者のトリスタン・ミーチャムが語りました。
国際:ドイツ。2025年から「子ども基礎保障」導入へ
世界第4位のGDPを誇るドイツで、未来を担う存在である子どもたちの5人に1人が貧困に近い状態で育っているといいます。そのため、2025年から従来の自動手当を拡大した「子ども基礎保障」の導入が検討されています。ドイツにおける支援のあり方について、ドイツ在住のジャーナリスト、見市知さんが検証します。
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https://www.bigissue.jp/2022/09/24354/
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ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)