1月1日発売のビッグイシュー日本版278号の紹介です。
申年最初の号、特集は「笑うゴリラに学ぶ」!
ゴリラにならって、笑いに満ちた1年になりますように。
スペシャルインタビュー ショーン・ペン
オスカーを2度受賞し、監督としても評価の高いショーン・ペンが、映画『ザ・ガンマン』で50代にしてアクションヒーローを演じました。日頃から政治や社会的な問題に深くかかわってきたペン。活動家として、また映画界に身を置く立場について語りました。
(監督インタビュー)『神様なんかくそくらえ』ジョシュア・サフディ監督
10代の少女の実体験をベースに、ニューヨークの路上で暮らす若者たちの姿を生々しく描き、2014年の東京国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞。来日したジョシュア・サフディ監督に、演者として起用した若者ホームレスたちのこと、映画の見どころを聞きました。
『神様なんかくそくらえ』
新宿シネマカリテほか全国順次公開中
(c2014, Hardstyle, LLC. All Rights Reserved.)
特集 笑うゴリラに学ぶ
動物と人間の間に社会的な連続性があると考えた日本の霊長類学は、そのアイディアで世界を牽引してきました。人間の進化や家族の起源を研究する山極寿一さんはニホンザルの研究の後、ゴリラに注目。その群れにホームステイし、ゴリラの社会のルールを学びました。
たとえば、ニホンザルは家族をつくらない完全な序列社会で、食べ物も分け合いません。ゴリラは単雄複雌の家族をつくり優劣の意識がなく、食べ物は分け合い、群れの仲間と一緒に食べます。笑い、遊び、喧嘩になりそうな時は対面して顔を突き合わせる「覗き込み行動」で問題を解決します。そして、人間は家族と共同体を両立させ生きのびてきましたが、今課題を抱えています。
サル、ゴリラ、人間の三者を俯瞰する山極さんに「ゴリラ社会の研究からみえる人間社会」についてロングインタビュー。また、謎に包まれていたニシゴリラの研究をする安藤智恵子さんと岩田有史さんに、現地での研究の日々を聞きました。
国際 海岸に、路上に、あふれる難民。EUの入り口、ギリシャのレスボス島から
EUの難民問題は、各地のストリートペーパーも独自取材をしています。昨年10月のノルウェー『Erlik Norge』誌による、ギリシャのレスボス島のレポートを紹介。12月に入り、危険度が増した冬のエーゲ海を越えて、今も日々1000人超の難民が島に上陸しています。
リレーインタビュー 室伏広治さん
04年アテネオリンピック金メダル、11年世界選手権金メダルなど、ハンマー投げ選手として輝かしい実績を残してきた室伏広治さん。人生の分岐点となったのは、15歳の時。「親元を離れ、千葉の成田高校に入学し、“陸上道”に突き進む第一歩を踏んだこと」だったと言います。そこで教わった、単なるスポーツではない“道”としてのハンマー投げとは?
この他にも、「ホームレス人生相談」やオンラインでは掲載していない各種連載などもりだくさんです。
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