10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』368号、スペシャルインタビュー&裏表紙は「デヴィッド・リンチ」、表紙・特集は「“大麻(アサ)”再発見」

2019年10月1日発売のビッグイシュー日本版368号の紹介です。

スペシャルインタビュー&裏表紙は「デヴィッド・リンチ」、表紙・特集は「“大麻(アサ)”再発見」です。

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スペシャルインタビュー:デヴィッド・リンチ

1991年、日本でもブームを巻き起こし、人気海外ドラマの先駆けとなった『ツイン・ピークス』。奇才デヴィッド・リンチの魅惑的な世界観に虜となったファンは、今でもあの時の衝撃を忘れられないでしょう。自称、外出嫌いのリンチにとって“ホーム”とは何かを尋ねました。

特集:“大麻(アサ)”再発見

“薬物問題”だけが注目される「大麻(アサ)」は、1万2千年前の中央アジアで農作物として栽培化され、日本でも約1万年前の縄文時代早期の鳥浜貝塚(福井県)で麻縄が出土。日常的には下駄の鼻緒の芯縄、漁網、畳糸、ロープなどに使われ、戦前の栽培面積は1万~2万ヘクタールもありましたが、2015年には6ヘクタールと激減。その背景には戦後米国占領下の「大麻取締法」や、生活様式の変化、化学繊維の台頭がありました。

一方、世界で「大麻」は農作物として再発見され、繊維などの「産業用」をはじめ「医療用」「嗜好用」などで“グリーンラッシュ”が興っています。

無毒大麻「とちぎしろ」を開発した栃木県で、篠﨑茂雄さん(県立博物館)とアサ専業農家の大森芳紀さんに「大麻栽培の歴史と今」、また赤星栄志さん(日本大学生物資源科学部研究員)に「大麻の国内外での歴史と可能性」を聞きました。伝統的な「麻の葉模様」、世界の医療用大麻の動きも取り上げました。
今、植物資源としての「大麻」の可能性を考えたい。

国際:パレスチナ。13歳のジャーナリスト、占領下の実情をSNSで発信

イスラエル占領下にあるパレスチナの地区では、12歳以上の子どもが逮捕の対象となり、投石行為などで逮捕・尋問を受ける未成年者が後を絶ちません。兵士の急襲や検問所封鎖は日常生活にも支障をきたしています。
こうした実情をスマホで撮影し、フェイスブックで発信し続けるのが13歳のジャーナリスト、ジャンナ・ジハードです。米国オレゴン州のストリート紙『ストリート・ルーツ』の取材に応じました。

ワンダフルライフ:たどり着いた「フリーランス僧侶」という生き方

鎌倉や京都のお寺を手伝いながら、巡礼ツアーや瞑想ワークショップを行い、独自のスタイルを模索する真言宗僧侶の神田英昭さん。マンションの一室に開いた六畳一間のお寺は、ホームページも看板もありません。神田さんが「フリーランス僧侶」になるまでの道のりとは……。

ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理

今回のお悩み相談は、62歳主婦の方から。「『終活』の話題が家族や友達の間でも普通に話されるようになりました。大切なことですが、気持ちが沈んでしまいます」。これに販売者さんは「いつも心の中で祈っていること」や、自身の“終活”についての考えを披露。枝元さんからは、思わず元気が出てきてしまいそうな「すき焼き」レシピをご紹介します!

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