「黒人歴史月間」に知っておきたい、黒人差別の歴史や抗議活動

アメリカで2月に制定されている、「黒人歴史月間」。
ただ黒人だからという理由だけで殺されたり、暴力や差別を受けたりという困難な歴史を克服・貢献してきた黒人の人々を称える28日間だ。
ビッグイシュー・オンラインで、これまでに紹介してきた黒人差別や歴史・アクション関する記事を一部紹介する。

不平等の考察

→黒人差別に関するデモは、突発的に起こっているわけではない。警察による人種差別的な取り締まりや暴力、そして長年にわたる社会的・経済的格差が原因という考察。

→米国の警察官が黒人にあからさまに暴力的なのは、警察組織の体質や社会的格差が根本的な問題であるとの考察。

→2014年のマイケル・ブラウン射殺事件を機に、警察による暴力と人種差別に立ち向かう活動を始めたデレー・マッケッソン氏からのメッセージ。

→ヒップホップ系ロックグループのトッププレイヤーが集結したロックバンド「プロフェッツ・オブ・レイジ」が行っていたホームレス支援活動などについてのインタビュー。

→黒人文化と差別の歴史がわかる映画の紹介。

アクション・活躍

→近年、アスリートによる人種差別や社会問題への抗議が増加。競技会場や式典での政治的デモやプロパガンダを禁止してきたIOCに批判の声も。

→黒人の人が食料システムの所有者やリーダーとなり、歴史的な差別や資源配分の不均等を是正することを目指した活動について。

→圧倒的不利な状況下でもあきらめずに活動してきた黒人女性たちの活躍の歴史について。

→黒人作家として初めてブッカー賞※を受賞したベルナルディン・エヴァリスト氏へのインタビュー。(※英語で書かれた小説の中で特に優れた作品に贈られる、世界的に権威のある文学賞の一つ)。


「自分には関係ない」と思っていたも、あからさまに差別的・排他的な人間がリーダーになると、国や行政、企業も追随しがちだ。
どんな人も人種差別のおぞましさについて歴史から学び、差別に反対する必要がある。

サムネイル::melitas/iStockphoto