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貧困・ホームレス
岡山でビッグイシューが買える拠点「安楽亭」は、あたたかい食事を楽しめるみんなの居場所
通常はホームレスの人たちが路上販売している雑誌『ビッグイシュー日本版』ですが、ショップやカフェなど人の集まる場所で、ビッグイシューを販売していただく「委託販売制度」があります。 今回は岡山でこの委託販売制度を利用している […] -
貧困・ホームレス
100万人が空き缶・空き瓶回収で生活の足しにしているドイツの現状
自転車で大量の空き缶集めをしている人を見たことがある人も多いだろう。日本では空き缶収集がメインだが、ドイツの都市部では、ペットボトルやガラス瓶のデポジット制度*1があるため、それらの資源を集める人たちが多い。労力がかかる […] -
貧困・ホームレス
生活困窮者の髪を無料でカット。美容師プロボノ集団「バーバー・エンゼルス」
貧乏でも孤独でも、髪は伸びる。そして、ボサボサになってしまった髪のせいで、さらに人と接する機会が失われてしまうことは、ホームレスの人々によくある話だ。そんな散髪代を工面できない人たちのために、無料で散髪サービスを提供する […] -
貧困・ホームレス
自治体による「合同葬儀」の必要性ー貧困や孤独で葬儀ができない市民が増えている
考えたくないことだが、毎日の生活でもギリギリなところへ、親族の訃報があったら…。日本では生活困窮などで葬儀費用が支払えない場合に「葬祭扶助制度」が利用できることがある。多くの場合はいわゆる「直葬」のかたちがと […] -
貧困・ホームレス
ホームレス状態の女性を200人雇用し、他社の作業を代行/豪ビッグイシューの取り組み
ビッグイシューの販売者は男性がほとんどだが、ホームレス状態にある女性がいないわけではない。オーストラリアでは、ホームレス人口の42%は女性だとされ、子連れも少なくない。つまり、女性がホームレス状態となっても可視化されにく […] -
貧困・ホームレス
夫がカルトに入信し自分と子を虐待。そしてがんの再発…ナッシュビル、『コントリビューター』販売者ヴィッキー
「私がこうして路上に立つのは、家族を養うため」とヴィッキーは言った。彼女は現在、母親と二人の子どもと一緒にトレーラーハウスで暮らしながら、イースト・ナッシュビルにあるスーパーマーケット「クローガー」の前で『コントリビュー […] -
貧困・ホームレス
「身体を洗うことは人間の尊厳」。10年のホームレス生活を経て、無料シャワー付きバス走らせる(ドイツ)
元路上生活者のドミニク・ブローは自身が身体を洗えず苦しんだ経験から、友人たちと約2200万円を調達し、シャワー付きのバスを開発した。現在、ハンブルク市内をほぼ毎日走らせ、行政に代わって誰でも利用しやすい衛生施 […] -
貧困・ホームレス
「無料低額診療」を知っていますか? お金がなくても病院での治療をあきらめる必要はありません
経済的困難がある人でも、無料または低額で必要な医療が受けられる「無料低額診療事業」。同事業の周知に尽力する社会医療法人同仁会・耳原総合病院(大阪府堺市)の田端志郎理事長に話を聞いた。 -
貧困・ホームレス
“安心感を得るため”に路上生活者を襲撃する弱者たちー安全確保に必要な施策を考える
路上に座る女性の前で、2人の男が立ち止まった。「今夜どこで寝るの?」と尋ね、隣に座って何か耳打ちする。女性が動じることなく無視していると、捨てゼリフを吐いて去っていった。「ああいう輩は相手にしない方がいいんで […] -
貧困・ホームレス
路上生活者だけでなく「ホームレスを生みだす構造的問題」を可視化するプロジェクト『Faces of Homelessness』
「ホームレス問題」と聞くと、路上生活者があたりをウロウロすることと捉える人が多いが、そこが問題なのではない。路上生活者が生まれる構造上の問題こそが「ホームレス問題」の本丸である。米国の写真家ジェフリーA・ウォ […] -
貧困・ホームレス
“家賃が払えないなら家に住めない”は人権侵害/「ハウジング・ナラティブ・ラボ」の主張
安全な住まいを得られない人々のストーリー、そして人々をホームレス状態に追い込むシステムの不備を正確なデータで指摘する、を目的に、2021年12月に米国で創設された組織が「ハウジング・ナラティブ・ラボ(Hous […] -
貧困・ホームレス
ウクライナ国内のホームレス支援団体はいま
ロシア軍のウクライナ侵攻以来、おびただしい数の人々が国外に避難、住まいを失う人たちが続出している。周辺国もかつてない規模の避難民のケアに必死だが、戦地に残っている人たちはどんな状況にあるのだろうか。人道危機の […] -
貧困・ホームレス
生活困窮者に水道代を助成するベストな方法とは?米国の経済学准教授が研究中
蛇口をひねれば水が出る。当然のことのように思いがちだが、米国には水道代の支払いに苦しむ人が何百万といる。世帯収入が下位20%の層では手取り収入の12.4%が水道料金の支払いに充てられていることが2019年の調査で明らかと […] -
貧困・ホームレス
税理士の集まるオンライン新年会で、ビッグイシューが販売者と共に講義
ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関だけでなく市民団体などに対しても講義をさせていただくことがあります。今回は、1月に開催された税理士の任意団体「大阪税経新人会」のオンライン新年会に […] -
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「家を失う前にSOSを」コロナ禍3年目の炊き出し現場から/TENOHASI 事務局長 清野賢司さんに聞く
長引く「コロナ禍」とそれに伴う経済の停滞で、困窮する人が減少する兆しが見えません。東京の炊き出し現場では、毎回400人を超える人が列を作っており、年代・性別を問わず人数が増え続けています。 -
貧困・ホームレス
ドイツでも起こっている、路上生活者への襲撃
2021年9月、土曜日の朝6時過ぎ。ハンブルク市のとあるホテルのフロント係として働くアレクサンドラ・キュヒラー(29歳)は、早番の仕事に出ようと職場に向かって歩いていた。すると前方で、2人の男が何かに火をつけ […] -
貧困・ホームレス
「住まいは人権」。”ハウジングファースト”型住宅支援を実現するために必要なこと/稲葉剛&木津英昭-「ハウジングファースト型シェルター実践交流会」より
コロナ禍により、収入が激減し住まいを失う人が急増している。本来、生活保護制度はそのような人々にとってのセーフティーネットとなるはずのものだ。しかし、住まいのない生活困窮者に集団生活の施設への入所を誘導する自治体も多くある […] -
貧困・ホームレス
困窮者の居宅支援の課題と新たな取り組み「ハウジングファースト」/TENOHASI代表理事・清野賢司さん
仕事を失い、寮を追い出されるか家賃を払えなくなり住むところを失った人や、路上生活者が生活保護を申請した場合、多くの場合は窓口で「無料低額宿泊所」を紹介される。これは強制ではないが、「他に宿泊できる場所はない」と案内される […] -
貧困・ホームレス
超富裕層イーロン・マスクが寄付すれば世界の飢餓はなくなるか? 格差社会の是正に必要なものとは
2021年10月31日、電気自動車企業テスラ社のCEOで世界を代表する実業家イーロン・マスクが、自身の財産のうち60億米ドル(約6800億円)を飢餓救済に寄付してもよい、と冗談まじりのツイートをした*1。ただし、そのお金 […] -
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コロナ禍で試行した支援のかたち―給付金・ワクチン接種支援について
2020年、新型コロナウイルスと緊急事態宣言による経済的な影響への対策として、一人につき10万円の特別定額給付金が給付された。給付世帯の99.4%に支給されたが、そもそも「住民基本台帳に記録がない」人は案内が […] -
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ホームレス当事者から見たビッグイシューの活動の意味
2003年から「有限会社ビッグイシュー日本」は路上での雑誌販売の仕事をつくり、2007年からは「NPO法人ビッグイシュー基金」が、住まいや健康面などでホームレス当事者を支える活動を行っている。 当事者にとっては、それらの […] -
貧困・ホームレス
日本の「ホームレス問題」、これまでとこれから/「ビッグイシュー日本版」創刊18周年記念配信に雨宮処凛氏・稲葉剛が登壇
2021年9月11日、ビッグイシュー日本は18周年、NPO法人ビッグイシュー基金は14周年を迎えた。コロナ禍という厳しい社会情勢を踏まえ、「あらためて語る ホームレス問題」と題したオンラインイベントの様子を報告する。 -
貧困・ホームレス
困窮者が相談したその日のうちに、個室入居を支援-永井悠大さん(認定NPO法人Homedoor)
生活に困窮し、いったん路上に出てしまうと、住所のない人が次の住まいや仕事を得るハードルはとても上がってしまう。また、生活保護は申請から決定まで2週間〜1ヶ月ほどかかるため、困窮者の中にはその間に生活費が底をついてしまう人 […] -
貧困・ホームレス
1万件以上の「電話相談」から見える困窮者の現状と生活保護制度のいま(弁護士・小久保哲郎さん)
コロナ禍により、これまでになく広い範囲の人が生活困窮に陥っていることは、誰の想像にも明らかだ。しかし困窮者の増加ぶりと比べると、生活保護の利用者は増えていない。その理由について、1万件以上の電話相談で見えた傾 […] -
貧困・ホームレス
報道されなくても「ホームレス襲撃」は起こっている/桃山学院高校へ出張講義
ビッグイシュー基金・ビッグイシュー日本では、教育機関や各種団体などに出張して講義をさせていただくことがあります。今回はスタディツアーなどの事業を手掛けるリディラバさんからのお声がけでご縁をいただき、大阪市の桃 […] -
貧困・ホームレス
データ活用でホームレス問題を解決!米ベーカーズフィールド市の取り組み
「ホームレスはいなくなれ」と考える人は、2種類に分けられる。路上生活者が自分の目の前からいなくなりさえすればいいと考える人と、望まぬ路上生活者には住まいを提供すべきと考える人だ。後者の視点で、本気の取り組みを […] -
貧困・ホームレス
困窮者にはまず住まいの確保を。「おうちプロジェクト」とは
大阪の市民団体「釜ヶ崎講座」(大阪)は2021年8月7日、シンポジウム〈コロナ禍の中での生活困窮者への支援活動をめぐって〉を開催。 このレポートでは、シンポジウムで行われた事例発表から、「認定NPO法人ビッグイシュー基金 […] -
貧困・ホームレス
10人に1人が「燃料の貧困」状態にある英国。公営住宅こそ省エネ性能建築にすべき
住宅のエネルギー効率でみると、英国は欧州で最低レベルにある。各住宅の断熱性能が低いため、暖房に大きく依存している。環境への大きな負荷がかかるのはもちろん、個人の光熱費負担もばかにならない。また英国では、約116万世帯が公 […] -
貧困・ホームレス
数字で見る困窮のいま…「貸付」が1兆円を超えている/BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」その3
コロナ禍で、公的制度にはどのような動きがあったのだろうか。 6月19日に行われたオンラインイベント<BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」>には、困窮者支援活 […] -
貧困・ホームレス
東京の困窮者支援、コロナ禍の影響とは/BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」その2
2021年6月19日に行われたオンラインイベント<BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」>には、困窮者支援活動に最前線で取り組む小林大悟さん(「新型コロナ・住まいとくらし緊 […]